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クリスマスパーティのたこ焼き [西田辺探検記]

「まゆげとね まゆげの間に シワ寄って
「だまってたはず なのにばれてた

短歌でしょう!短歌です。
本上まなみの若いころの歌。

ギリシアあたりで
「あんまりなじめないなあ」と思いながら
食事をしています。

黙って食べていても
傍(はた)から見ると
心を読まれていますか。

今年最初で最後にしたい
クリスマスパーティ。
そんな歌を思い出しながら
会場を見渡します。

みんなそんな顔をしていないから
今夜の料理は大丈夫なのかな。



またまた!ボランティアです。
場末の居酒屋の狂乱(?)パーティです。

厨房内ではいろいろあります。
どうかなと思うこともあります。
目をつぶらざるを得ませんか。

先日!世界の厨房を巡ったパティシェが
インドの有名スイーツ店の
厨房の不衛生を語っていましたが。

人任せではなにがどうなっているのか
恐ろしいことでもあります。

大正・昭和の文壇史に散見される
菊富士ホテルには
とても「潔癖症」がいたそうですが。

ちなみに菊富士ホテルは
その時代にはとても高級な
下宿屋(?)のようです。

竹久夢二のたくさんの作品が
生まれた場所と記憶していますが
谷崎潤一郎や尾崎士郎や宇野千代や
上げたらきりがないほど
文士や学者や芸能人が投宿していたとか。

そこに後に
ショーペンハウエルの著書の
翻訳者として著名になる人がいて
手紙なんかは
火箸でつまんで受け取り
消毒してから開封したほどの
異常な(?)潔癖症だったそうですが。

潔癖症でも食べなければなりません。
茶碗をていねいにふいてから
自分でごはんをよそわなければ
気がすまなかったようです。

ま!どんどん不信感が増せば
外食なんてできませんけどね。
最後には自給自足!
自分で蒔いたタネから育てたものしか
食べるものはありませんけどね。

そんなつまらんことを考えていては
パーティでは面白くありませんね。
もちろん!考えている人はいません。
たぶん!いません。



大阪人のパーティですから
今回もたこ焼きを出しました。

「こら!こら!」
火器の前でちゃらちゃらするんじゃねぇ!
blog1.jpg

小学 6 年の男の子が自分で女装(?)して
はしゃいでいます。
親の顔が見たい!
と思ったら
横でサンタクロースの格好でたこ焼きを
焼いていましたか。

かの女が高校生のときから知っていますが
立派な(?)ギャルママになっていました。

もう!卒業させてください。
こんなクリスマスパーティは。
十分!亀の甲にコケが生えて
隔世の感があります。
もう!かの女たちの時代です。



ああ!今回はきれいに焼けましたね。
blog2.jpg

ここはいつも会津屋方式(?)のたこ焼き。
粉を溶くだしに醤油を入れるので
焦げやすく!
シロートが焼くには難しいのですが。

昼間にスナックのおばちゃん!
いや!失礼!ママさんたちが
ボランティアで溶いていましたが
どうしても!醤油味にしたいのですね。

毎年 50 リッターだか
60 リッターだか大量に作っていますが
いつも最後になんリッターだか残るので
下水の口まで運んで捨てるときが
「たこ焼き」の私の出番です。



「たこ焼きは
「たこ焼き用の鉄板がないと作れない

と!池田満寿夫が書いていましたな。

もっともなはなし。

しかし!池田は
フライパンでたこ焼きを焼いてみたそうな。
ちゃんと!たこ焼きの味になるそうな。

試してみましょう。
残ったドゥ(dough)を
捨てる前にひとりで
「フライパンたこ焼き」を作るつもり。

作れませんでした。

今回は
あまりにも快調に焼きつづけられて
ドゥはまったく残っていませんでした。



「日当をくれ~!

調理には参加していませんが
なん日も前からの案内やら会場設営やら
拘束時間は相当なもの。

「お正月までに善処します」

たぶん 3 分もすればそんな約束!
ころりと忘れてしまう
便利な脳みそを持っている居酒屋です。

善処したためしがない!

アラフォー(around 40)の
フカ(のように飲む)おね~さん
2、3 人で両脇を固めて
そのあたりのウイスキーを
あおってやるからね!ホントにもう。



(本上まなみ著/ほんじょの虫干。/)
(羽根田武夫著/鬼の宿帳/)
(池田満寿夫著/男の手料理/)
なんか思い出しました
(敬称略)
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