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津山城 遊廓の思案橋 [猫も歩けば棒立ち]

岡山県北の中核市のJR津山駅まで
密漁・密猟(?)のお大尽が送ってくれましたが。

姫路に出て白鷺城に登城するか
岡山に出て烏城に遊ぶか考えます。

ひぇ~っ!

どちらも線路は先の豪雨で寸断しています。

シラサギ(白鷺)もカラス(烏)も保留して
とりあえず!
ツル(鶴)の津山城に行ってみますか。

吉井川に出ると
川向うに花月旅館が見えました。

とぼとぼ訪ねます。

大昔!
へそ曲がりの職人さんの
寄せ集めグループの
旅の引率を頼まれてやってきて
ここで鮎(あゆ)料理を食べたような。

あ!?
通り過ぎましょう。

今は尾羽打ち枯らして
鮎なんか食べられる体力はあっても
ないものがあります。はは。



北を向けば雲を背に津山城の
備中櫓(びっちゅうやぐら)が見えます。
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そうだ!
このあたりは遊廓のあったところ?!

なんにも面影が残っていませんね。
少なくとも
私の知識で分かるようなものはありません。

飲食業や風俗業の匂いさえも
感じられるものがひとつもありません。

あ!ひとつありますか。
「スタンド ひとみ」のくたびれた看板?!
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「ひとみ」ちゃんてどんな方でしょう。
かの女に聞いてみれば
100 年ばかりの町の歴史が分かりますかも。
いらっしゃいますかね。

しかし!今は日中なので当然ですが
夜になっても灯がともるとも思えない看板。

北に回れば寺院の門。
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たぶん!これだけは
遊廓時代からあった建造物。

お寺の前の橋。
blog54津山遊廓.jpg

お~!
blog55津山遊廓.jpg

思案橋じゃないですか。



鶴山公園(津山城跡)に回ります。

西東三鬼や尾上柴舟の出身地なので
句碑や歌碑は
さぞやたくさんあることでしょう。
料金所で聞けば!
あるそうです!いくつか。

「句碑のマップをいただけませんか。

「だれの碑ですか」

「すべてです。

どれかだれのか見たいものを指定したら
教えてくれるようですが。
指定するものが分からんじゃないですか。

ま!いい!マップなんて。
強いて見たくもないですから。

夏の日中!ビョーキになりそうな暑さ。
広大な石垣の中
観光客なんてだれもいませんね。
blog56鶴山公園.jpg

昔!連れていたおじさんたちが
ライオンに
おしっこをかけられたとかなんとか
騒いでいたあたり。
blog57鶴山公園.jpg

ライオンもなにもかも消えています。

そういえば風のうわさでは
あのときの職人さんたち
3 人は鬼籍に入っているらしい。
Nさん!Mさん!Sさん!?
いやKさんも!
お名前を失念しましたが
餅好きの人も讃岐なまりの人も、、、?!

ひぇ~っ!いったい
だれが生きているんだろ?!



上に!さらに上に。
blog58鶴山公園.jpg

これでもかというほど石垣があります。
blog59鶴山公園.jpg

耳をつんざくせみしぐれ!

ミンミンゼミやアブラゼミ!?
その他たくさんの種類のセミが
恋にもだえているようです。

人はいないけど
セミの他にはトカゲがいっぱい。

なにか食べものを見つけたようです。
blog60鶴山公園.jpg

炎天下でも命が燃えています。

備中櫓ですね。
blog61鶴山公園.jpg

城跡の石垣は国の史跡?!

そこへ復元とはいえ
新しく建ててもいいのでしょうか。

櫓はふしぎな!櫓らしくない建てもの。
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平和を感じました!私には。

見晴らしのいい窓で
命の駆け引きに遭遇。
blog63鶴山公園.jpg

網を張っていたクモが
今まさに獲物をキャッチしました。

小さな小さなクモです。
ジョロウグモではありません。

石垣を降りて行けば秘密の抜け穴?!
blog64鶴山公園.jpg

排水口かな。
顔を近づけると
かすかな涼しい風を感じます。
blog65鶴山公園.jpg



さて!
どうしてこの山里から脱出しましょう。

食欲もなく
洗面所の水を飲んだだけの午後。
思考は逃げ水のようにおぼろ。
それでも暑い!
暑さの感覚だけはまだ死なず
思案橋!渡れない。



(敬称略)
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