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嵯峨野 常寂光寺 青もみじの中 [平安京有情]

嵯峨野の竹林。
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天候が悪いこともあるけど
昨年には佃煮をするほどいた
観光客がいません。

人力車の中で
幼女が降りたいらしく泣き叫んでいます。
イヌ(ダックスフンド)と
ママはすまし顔で乗っています。
イヌも乗れるんだ!?

  たれとなら 嵯峨野はうれし 竹落葉

野々宮神社のそばのJR山陰本線。
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トロッコ列車が通り過ぎます。
この付近はJRと並走しています。

右に落柿舎が見えます。
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遠くからですが
有智子(うちこ)内親王の墓に手を合わせます。
左の杉の木のあるあたり。

嵯峨天皇の皇女。
美人で聡明で薄命だった人。
賀茂祭(葵祭)の初代の斎皇女。

余談ですが
現在の葵祭には
一般から選ばれた
斎皇女(斎王)の代理の斎王代を立てますが。

大金持ちで家柄(!)がよい処女(!)で!
美人だった有智子内親王にちなんで
そこそこ美しい(!)といわれる人が
選ばれるとだれかがいっていました。
どんな基準を持って決めるんでしょうねぇ。

私は薄命そうな人がいいと思うのですが。

  さびてなほ 芭蕉去来の かるみより
  嘉智子(かちこ)有智子の 匂ひぞうれし



常寂光寺の門前の静寂。
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最近!いつきても
てんこ盛りの人に囲まれていましたが。

拝観しますよ。
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「起こすんじゃありません」
「蒸し暑くて!大変なんや」

  猫ぐにやり また死んだふり 朝ぐもり

青もみじの季節。
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寺院は山肌に建てられています。
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多宝塔あたりまでのぼれば
嵯峨野が一望できます。
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「女の碑」がありました。
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碑文は市川房枝の書。

  うつし世は 女に生まれて こけの坂
  嫁ぐも嫁がぬも 青もみぢの中

定家の山荘跡の石碑。
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藤原定家が
小倉百人一首を編集したのはこのあたり。
諸説があるそうですが。

あれ!?
気づくのが遅いのですが
常寂光寺が記憶のイメージと違うんですが。

このあたりの有名寺院はどれもこれも
××十年前に入山したきり。

祇王寺や臨川寺や二尊院や大河内山荘と
頭の中がごちゃまぜになっているのかも。

キキョウが乱れ咲いています。
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なんでもない花も古刹には似合います。

フタバアオイ!?
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あの盛りあがっているものはなんでしょう。

お~い!帰りますよ。
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「勝手に!どうぞ」



暑い。
常寂光寺の門前の「おぐら茶屋」で避暑。
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氷!
大好きな氷を!

「宇治金時」税込み 650 円。
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生き返ります。
ランチはこれでおしまい。
珍しく食欲がありません。
死期が近いようです。

静かに時間を使います。
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思考力ゼロ。
空っぽの頭の中には蝶々も飛びません。



嵐電の嵐山駅のホームの端っこ。
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「駅の足湯」にだれもいません。
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芋の子を洗うようにいた
観光客はどこへ行ったの。

入浴料(!)を 200 円払ったら
タオルをくれました。
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熱い!?
暑いときには水でもいいんじゃないの?!
冷泉にしたら。
よけいなおせっかいですが。



(敬称略)
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