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煮干し中華そば 横野堤にムラサキが咲く [食い逃げ未遂]

大阪メトロ(地下鉄)の
南巽駅をあがったところに
「中華そば 煮干しや」がありました。
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正午を過ぎました。
ランチをしたいのですが
残暑厳しい折!
選択肢があまりないので入ります。

客は若ものの男女ばかり。
みなさん!
熱いかけ汁のものを食べています。
冷たいものはないのでしょうか。

つけ麺(税込み 900 円)なら
多少は冷たいかも。

時間がかかりました。
後からきた人に先に提供され
どんどん食べているのに。
暑くても!熱いものを食べる店でしたか。

つけ汁は熱い。
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煮干しの味が口いっぱい。
「煮干しや」の看板に偽りなし。



西側に南北に走っている道は
昔の中高野街道かも知れません。
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この道沿いに
関西の町内によくある
お地蔵さまのお堂にしては
大きな建てものがあります。
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念仏堂とあります。

さらに西に行けば大きな寺院。
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円徳寺。
井原西鶴の
「椀久一世の物語」ゆかりの寺とあります。
どんな物語でしたやら。

西へ。
今日は西に向けてばかり歩きます。

平野川分水路を渡ります。
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大阪には
古い堀川やらクリークが多いのですが
これは昭和 33 年(1958)に造られた川。
新しい。
まっすぐです。

さらに西にへ行けば
建てものの中にきゅうくつそうに
標石がありました。
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横野堤やら
横野神社やらあった場所だそうな。

たしかに日本書紀の仁徳天皇のところに
「横野堤を築く」とありますが。
わが家にある日本書紀には
たったその 1 行だけです。

仁徳記には
上町台地や今はない河内湖周辺やらの
難波の逸話が多いのですが
大きく脚色して
はなしを盛りに盛っているような。

また!
万葉集の 1825 の詠み人知らずの歌に

紫之 根延横野之 春野庭 君乎懸管 鴬名雲
 むらさきの ねばふ よこのの はるのには
 きみをかけつつ うぐひすなくも

がありますが
この「横野」がここだというのですね。

植物のムラサキも春の野もウグイスも
全国にあるのですが
横野はここだけでしょうか。
不調法なものが思いつきの疑問をはさんで
けんかするのはやめましょう。

とぼとぼと北西に行けば田島神社。
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「眼鏡レンズ発祥之地」とあります。
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安政 4 年(1857)から
レンズ研磨をしていたそうな。



(日本書紀/宇治谷孟訳/)
(白文 万葉集/佐佐木信綱編/)参照
(敬称略)
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