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もちピザ 伝統の円形のもち [お命!いただきます]

毎年!年の初めに思い出し
結論のない愚考のままで終わりますが。

19 世紀の「嬉遊笑覧」にある
「烹雑とは今の雑煮餅のこと也」
のことですが。

雑煮という料理と
烹雑(ほうぞう)という料理の
名前が入れ替わったらしい
ふしぎな歴史があるようです。



私には先祖が稲と里芋を持って
日本列島にやってきたという
幻想が消えません。

その稲はもち米だったのじゃないかと。

それが気候・風土の関係で
生育とか生産量とか
日本人の味覚の問題とかで
うるち米に置き換わったような。

粘りを消すらしいアミロースを含む品種が
増えたのじゃないかと
思いつきでいっていますので
他言は無用に存じます。

ま!現代のインディカ米が
パサパサしているのはなんだ!?
といわれれば
この説はおかしいような気もしますが。

にもかかわらず!こりもせず
大昔はうるち米から
1 度もち米にもどして(?)から
もちをついていたという
これまた!幻想に支配されます。

茨城県にはふかふかの弾力を持った
「まわたもち」というものがあるそうな。

うるち米で作るのだとか。

うるち米を蒸してから水に浸けて
アク(たぶん!アミロース)を抜いて
もう一度蒸すのだそうな。

ただ!あんまりつきやすくはなく
もち米の 3 倍以上の時間をかけて
ついているようです。

うるち米の
アミロースを水浸して抜いてから
作るもちは各地にあったともいいます。
今も残っているのでしょうか。

大阪のご老体たちが好きな
うるち米で作った「うるもち」などは
比較的新しい DNA がなせるワザか
それとも先祖返りか!また悩むところ。

ま!稲が
原産国の南から直接伝搬したという説は
今は否定されているようですが。



一方!里芋は先祖を祝うときには
欠かせないものとして残り
その丸い断面と
日本の望月(もちづき)等の
信仰(?)が結びついて
雑煮の原形があるのでは。

したがって!
大根でも人参でも丸い断面を用い
雑煮のもちも丸くなければならないような。

切りもちを雑煮に使う地方は
文化が新しいのでは。



丸い餅がありました。
blogもちシート1.jpg

もちのシートですがね。

フライパンをあたためてから
オリーブ油を敷き
もちシートをおき
ケチャップを塗り
冷蔵庫にあるものをのせます。

スライスベーコン!ちくわ!
カマンベールチーズ!味つけメンマ!
うどん用の煮た油揚げ!ミニトマト!
レモン弥平コショウ(拙ブログ 2021/10/12)と
椎茸昆布醤油を振り
上にとろけるチーズをかぶせ
ふたをして加熱しました。
blogもちシート2.jpg

丸いもちです。
由緒正しい円形です。



正月というのに
ウイスキーも焼酎も泡盛も切れています。

死んだと~ちゃんが
「ゴーセ―」といっていた
「合成清酒」はありますがね。
これがすっきりとのど越しがいいと
愛用していましたが。
たぶん!
安価(現在 1.8L 税抜き 499 円)だから
飲んでいただけの事由かも。

燗(かん)をしても
いいのかどうか知りませんが
寒いので電子レンジで加熱して飲みます。

一献!また一献!
もう!稲やもちの考察なんか
どうでもよくなりました。

親不孝も忘れて
世間から 1 週間遅れの
楽しい正月です。



(喜多村均庭著/嬉遊笑覧/
    長谷川強・他校訂/)(均は竹冠)
(農文協編/わが家の自慢料理1/)参照
(敬称略)
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