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幻のあんぺい ゲゲゲの生誕地 [食い意地]

南海・住吉大社駅の西から
南海本線に沿って
北に向けてアーケードがあります。
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粉浜(こはま)商店街。
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とても庶民的な店舗が連なっています。

「あんぺい」が売られています。
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幻の食べものなんていわれていますが。
大阪三大夏祭りのひとつ
大阪天満宮の
天神祭(本宮が 7 月 25 日)のころだけ
出現するからです。

メンドくさい製造工程だと聞きます。

材料はハモ(鱧)!
活けハモでないといけないとか。
ハモには小骨が無数にあるので
手作業で肉をかき取らねばなりません。

かまぼこ作りは短時間で
すり身にしなければならないそうですが
あんぺいのときには延々とすりつづけ
コシをなくして水に浮くようにするとか。

ここは福田蒲鉾店でしょうか。
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そういえば
笑福亭鶴二(当代)が修行した
師匠の笑福亭松鶴(6 代)の
家(現・寄席小屋 無学)はこの近く。

鶴二が入門したころには
師匠は家ではまったく飲まなくなっていて
奥さんの酒のアテ(肴)に
夏にはあんぺいを買いに行かされたと
いっていたことがありましたが。

この店かどうかは分かりません。

昔は蒲鉾(かまぼこ)を製造する店が
なん軒もありましたね。
今はどんどん減って行きます。

ここのあんぺいは玉子!キクラゲ!
青ノリ!白!とありました。

キクラゲと青ノリとを買いました。
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私のイメージのあんぺいとは違います。

あんぺいは丸くて白色だけ。
それにこんなにしっかりした
歯ごたえではなかったような。

これはこれでおいしいですが。

ん!?
京都や神戸の出身の人が
四角形のあんぺいを食べていたと
いっていたような。
記憶はたしかではありませんがね。



下手の考え休むに似たり。
ランチして忘れましょう。

粉浜駅近くの「一福」に入ります。
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なにも考えずに日替わりランチを注文。
今まであんまりはずれがなかったから。

今日はトンカツに野菜炒め。
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ちょこっとナスの田楽も。

ドリンクがついていて税込み 850 円。



万葉歌碑があります。
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住吉乃
粉濱之四時美
開藻不見
隠耳哉
戀度南   (997)

すみのえの こはまのしじみ あけもみず
こもりてのみや こひわたりなむ

私の手元の白文と少し漢字が違うのですが
そんな枝葉末節なことはさておいて
粉濱(こはま)の地名が
すでにあったのですね。

すごいですねぇ。

万葉歌碑の横に新しい碑があります。
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「水木しげる先生 生誕の地」!

「ゲゲゲの鬼太郎」の画伯は
鳥取県の境港の人ばかりと
思っていたのですが。



(天野慶之著/食物百話/)
(白文 万葉集/佐佐木信綱編/)参照
(敬称略)
コメント(2) 
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コメント 2

ドンゴロス

あんぺいは知りませんでした。手頃な価格でいいですね。食べてみたいです。
by ドンゴロス (2022-07-11 15:30) 

ほっ

こだわるようですが
あんぺいとは
半球で水に浮いている真っ白いもの!?
それしか知らなかったのですが。

かまぼこやさんが
練りわさびをどんとつけてくれました。

お立ち寄り Gracias.
by ほっ (2022-07-11 18:11) 

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