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菜の花の里 アンテナのような須弥山 [町道!街道!眠り未だ足らず]

大阪メトロで南へ進み
大和川を越えると堺市。
北花田駅で降ります。

 川ひとすじ 菜たね十里の 宵月夜
 母が生まれし 国美しむ

与謝野晶子の歌。
川は大和川。
十里は誇張かも知れませんが
東西に流れる大和川の南北の
広大な農地が菜たね!すなわち
アブラナの花で埋まっていたようです。

北花田駅名の「花田」は
菜の花の田んぼのことでした。
他に花田のついた地名も
まわりにいくつかあるのか!
あったようです。

駅から東に歩けば
「五箇荘」の地名が散見されます。
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室町時代には荘園だったらしい。
5 か所の荘園があったのかどうか
まだ!レクチャーされていませんが。

阿坂墓地にあたれば
アンテナ(?)の立った
石の塔がありました。
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須弥象碑(しゅみぞうひ)だそうな。
宇宙空間の説明でしょうか。

虚空の中に風輪という世界があるとか。
その上に水輪!
さらにその上に金輪があるといいます。
金輪際(こんりんざい)の金輪。

これは金輪から上を表しているそうな。
すなわち人間もいる
「せんぶ(漢字むずかしい!)州」や
須弥山!天道まで。

アンテナのように見えたところが天道。
アンテナなんて失礼な表現ですみません。



光竜寺川に沿って南に進みます。

護岸のブロックに
薄紫色の花が咲いています。
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ずっとつづいています。

私の「まこと」のような薄い!もとい!
カミソリの刃も入らないような細い!
すきまに根をおろして。
吐息が出ます。

生きるということは大変です。
ひとごとのようにいいますが。



雨水をためるくぼみなのか!
水を抜かれた池なのか!
よそもんにはよく分からない船堂公園。
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大きな地蔵さんが街道を見ています。
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元享 3 年(1328)創建の
地蔵寺です。

正覚寺は布教活動に熱心のようです。
門前にフリーペーパー(?)
「正覚寺だより」がおいてありました。
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前述の阿坂墓地の須弥象碑のこと
この冊子の請け売りです。すみません。
細かい説明が書いてありました。

須弥象碑は正覚寺の
4 代前の住職が造ったのだそうな。



須牟地(すむち)曽根神社は
南花田村の産土神だとか。
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道標には「勝手大明神」とありますが。
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その道標がある道には
「長尾街道」の標識があります。
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東西に流れています。
日本書紀にいう「大津道」でしょうか。

並行して「竹内(たけのうち)」街道が
走っています。
どうして
官道を 2 本も整備したのでしょうか。



「ときはま線」とあります。
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南北に走る府道ですが。
ま!なんでも愛称をつけたがるもの。
それが浸透すればいいのですが。

北に歩いて北花田駅にもどりましょう。

クスノキの巨木がたくさんあるのは
華表(かひょう)神社。
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北花田(村か郷か知りませんが)の
総社だそうな。

女子高校生がひとり。
ずっと頭をさげています。

なにか畏怖の念が湧いて
本殿に近づけません。

野菜の無人販売がありました。
ほぼ 100 円!
間引いた人参を買って帰ります。
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