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6月の鴨の脚 [お命!いただきます]

6 月になりました。

山椒の若い実の季節です。
早く買えば高価なのに実入りが悪い。
少し待てばプリプリの大実が出てきます。

雑務に追われて
欲にとらわれて
油断していると!
あっという間に店頭から消えます。
ほんの短いまぼろし。

山中を徘徊していても
見つけたらすぐ買わねば
その季節に 2 度と邂逅はなく
後悔の念にしばらくさいなまれます。

そんな大げさなものでもないですね。

大きな山椒の実がありました。
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こごみ(クサソテツ)も
いっしょに並んでいました。

こごみは 4 月のものでは!関西では。

日本には
緯度も高度もさまざまな場所があり
夏まで葉を出しつづける株もあるので
暑くなっても
収穫できないこともないでしょうけど。

私が栽培してみたささやかな経験では
5 月の連休を過ぎたら望み薄でしたが。



こごみの頭のところを湯通しして
醤油と昆布茶のだし汁をくぐらせてから
ちらしずしにのせてみます。
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スーパーの 159 円のすしが
高級品になりました。

高級品といい切るには語弊がありますが
貧家の食卓には十分楽しい。



こごみの軸の部分も柔らかい。

やっぱり茹でて!
人参と刺し身こんにゃくと竹輪は
薄く切って湯通しして
みんな水にさらしてから
水切り籠でよく水を落とします。

好物の小口切りの青ネギといっしょに
味噌マヨネーズでいただきます。
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ジョッキに氷を詰めて
ビール(新ジャンルですが)を注いで
飲みます。



なにを思ったのか
たぶん!オトコの入れ知恵でしょうけど
あるおね~さんが
「鴨の脚(かものあし)」だったか
「雁足(がんそく)」だったかを
欲しいというから
奈良の室生寺だったか
京都の鞍馬だったかに
こごみを採りに行ったことがありました。

まだ!そんなに
市場に出ていない時代だったので。

「鴨の脚」「雁足」は
「こごみ」だと解釈して。

そのおね~さんが
ビールのオンザロックが好きでしたね。

もっとも!もうひとりいましたが
そんな飲み方の好きな女性は。

みんな!おばさんになっているでしょうね。
ちょっと怖い。
会いたくはありません。



あら!?
今思いついて(思いついたような気がして)
刺し身こんにゃくと竹輪を買いに走ったのですが
以前にも(拙ブログ 2016/05/09
おなじ料理と
おなじようなことを
このブログに書いていますね。

ほぼおなじとは。
気持ち悪い。

学習も進歩もない人生です。
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