福知山廃線敷 猪肉鹿肉の串かつ

ＪＲ宝塚線（福知山線）の
西宮名塩（にしのみやなじお）駅から
東に下ります。

谷底に名塩川が見えます。


その昔は渓流を探しては
ごはんを炊いていましたが。
なにが面白かったのでしょう。
今の自分には昔の自分が理解できませんね。

名塩川が流れ込む武庫川に降りれば
ＪＲ福知山線廃線敷に出ます。


北に向かって歩きます。

その昔！（拙ブログ 2014/05/09）
アラフォー（around 40）のおね～さんと
逆向きに歩きましたが。

おね～さん！絹を裂くような！もとい！
雑巾を破るような声をあげつづけたあたり。


もう少し！色っぽく対応しなさい。
色とりどりの毛虫が無数にいたからですが。
季節がずれると全然いませんね。

廃線になって 30 数年なのに
鉄道の遺物は相当残っています。


案外錆びてなくならないものですね。

上で家族 4 人が暮らせそうな大きな岩。
なんという名前か！失念しましたが。


川の相はたび重なる洪水で変貌しても
流されずにいます。

新 4 号（北山第一）トンネルを通ります。


懐中電灯を忘れてきました。

前日に入れておいたのに
なにを思ったのか！朝！急きょ
別のリュックサックをかついできたのです。

竹の小枝で壁をこすりながら抜けました。


ウツギの花はあるものの
他に特記するようなものはありません。


ところどころ！武庫川の崖（！）に突き出た
避難スペースは健在です。


枕木も多く残っています。

一番長い（414m）
4 号（北山第二）トンネルに入ります。


やっぱり！小枝で
壁をこすりながら歩いていたら！
なにかにつまづいた！

その昔！
小中学生たちをぞろぞろ連れていたとき
気づいたのですが
かれらはかなり暗いところでも
見えていましたね。

水晶体がきれいなんですね。

わが水晶体も心も中原中也流にいえば
「汚れちまった悲しみ」の中。
トンネルの中も明日も見えません。

明日はともかく！
つまづいて空をつかみ
つづいて濡れて汚れている壁に
手のひらと顔と胸を
こすりつけてしまいました。

ちっ！

たぶん！
泥田に落ちたようになっているでしょう。

気を取り直して進めば
案外！早く抜けられました。


あれ！？
右にあった武庫川が左にあります。
つまづいたあたりで
Ｕターンしてもどっていたのです。

再度！行きます。
途中！トンネル内の待避所かな！
へこんだところで小枝が空を切り
また！バタバタし！壁の感触を失い
小枝を振り回してあわてます。

そして！またもどってきていました。

たたりじゃ！
たたられています。

トンネルは抜けられないのに
腰を抜かしていたら
ファミリーがきたので
後ろを歩かせてもらいます。

初めてきたときにも
懐中電灯なしで歩いたのですが。
それから
相当な年月と老化が進んでいます。

無事にたたりから抜けられました。
ここからは
そんなに長いトンネルはないので
大丈夫でしょう。
ファミリーに丁重にお礼をいって
先に行きます。

上が用水路かな。


トンネルではないのですが
私たちはトンネルと勘定しています。

いた！


シャクガ（尺取虫）がさがっています。
1 匹だけですが
おね～さんに見せてあげたい。

5 号（溝滝尾）トンネルを抜ければ
第二武庫川橋梁。


おね～さんときたときには橋梁は危険で
横のキャットウオークを歩きましたが。


橋梁を渡り切ると
6 号（長尾山第一）トンネル。


あ！？


尺取虫じゃなく！ウツギの花びらが 1 輪。
クモの糸にぶらさがっています。

いろいろとなつかしい
7 号（長尾山第二）トンネル。


8 号（長尾山第三）トンネル。


橋梁を渡ってから左岸を歩いています。
右岸は西宮市！左岸は宝塚市。

その宝塚市側の
旧・武田尾駅前が見えてきました。


洪水の被害でみんななくなっていたのに
家が建ってきましたね。

きれいな店舗が新築されています。


畑熊商店。
焼（き）ボタン定食！


焼（き）ボタン！


アラフォーのおね～さんといただいた
“焼（き）ぼたん”ですか。
（拙ブログ 2014/05/10）

それは畑熊酒店さんではなかったですか？

「この場所にきてから」
「酒の販売をやめたので」
「畑熊商店にしました」そうな。

「ミックス串」をいただきます。


外 2 本が猪肉。
中 2 本が鹿肉。
税込み 600 円でした。
これでチューハイを飲みます。
酒飲みでもないのに（ホントーです）
しあわせ。

前の店舗の窓の下は武庫川でしたが
今はバーベキューテラスですね。

タグ：廃線