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紫式部を訪ねて 平安京のはずれ [みんなで歩けばこわくない]

京阪・出町柳駅を出て高野川を渡ります。
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水が多くて濁っています。
土もない橋の石組みのすき間に生きる
“ど根性松” には恵みの梅雨かも。

月例の寄せ集めハイキング。
あい変らず!みなさんお元気。
雨と雨の間を縫って歩きましょう。

平安京の一番北は一条大路。
さらにその北!つまり
京(みやこ)のはずれを
東から西へ歩きます。

下鴨神社の糺(ただす)の森へ。
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河合神社で美人になりたい人だけ
“鏡絵馬” を納めて
鴨長明の組み立て式住居を見ます。

雑太社(さわたしゃ)には
ラグビ(ラグビーの京都弁です)のボール!?
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御手洗池(みたらしいけ)では
「みたらし祭」
「足つけ神事」の準備をしていました。
今年も開催するようです。



賀茂川右岸をさかのぼります。
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北大路橋から西に。

雨水のタンクですよ。
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北大路商店街のものかな。
市や府が設置している訳ではありません。
補助金が出るのかどうか知りませんが。

明るい!?
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紫式部の墓所が明るい。
大きな樹木がみんな伐採されています。

並んでいるのは
閻魔(えんま)大王と友だちだった
小野篁(おののたかむら)の墓石。

時代の離れているふたりなのに。
いっしょに暮らしていたかのようです。

そもそもここがホントの墓所かどうか。
ここは狩猟場だった紫野。
紫の名にかけた
後づけのはなしができたといえば
叱られますか。

“大鏡” ゆかりの雲林院です。
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“うりんいん” と習いましたが
今は “うんりんいん” と
発音してもいいようです。

大鏡は藤原道長と
藤原家の中で道長の系統だけの栄華を
いいたいのでしょうけど。

大鏡の世界は
しゃべりたいことは山ほどあります。

定子と彰子の骨肉の争い。
清少納言と紫式部の鞘(さや)あて。
和泉式部の正直な淫乱。
蜻蛉(かげろふ)のうつうつ。
光があれば影があるうつし世。

「つぎ!右!左?どっち?!」

みんな歩き出してしまいました。
少しは聞いてよ。



船岡山にのぼります。

昔!このハイキングで
向こう側からのぼったことがあります。
みなさん!全然覚えていないそうです。
メンバーが替わっているのかも。

山には建勲神社があります。
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通称 “けんくんじんじゃ”!
“たけいさおじんじゃ” が本名です。
織田信長を祀っています。

ネジバナの咲く頂上でランチにします。
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船岡山は平安京の北の中心。
四神相応の玄武かも。
しかし!見晴らし悪し。
いつか五山の送り火を見にきた展望広場も
木が繁り過ぎてしまいました。
今年の送り火は見られるのかな。



千本通りに降りて南下。

千本ゑんま堂に紫式部がいました。
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そばに紫式部供養塔。
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閻魔大王と紫式部!
どこかでつながっていましたか。

釘抜(くぎぬき)地蔵に
たなばた笹飾りがひらひら。
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京の “たなばた” は 8 月ですね。

千本釈迦堂に “おかめ” さんがいます。
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奇跡的に雨にあたりませんね。
もう少し!頑張れ~!



花街・上七軒を行きます。
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疲れてきても
お年寄りたちは口数が減りませんね。

北野天満宮を東門から入って
南の一の鳥居に抜けましょう。

本殿前に “笹飾り” があります。
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笹飾りが今年は少ないような気はしますが。
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あ!本番の “たなばた” まで
まだ時間があるのかな。



「のど!かわきました!」

もう!ビールを飲むことを考えている
アルコール依存症(?)のお年寄りたち。

まだですよ!
大阪へ帰るまでがハイキングですよ!
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