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若尾文子の東京おにぎり娘 [活動写真]

大阪メトロの九条駅前に
「立喰うどん・そば 大和庵」があります。
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食べものの選択の中で
麺類は下位のほうなんですが
午後の 2 時過ぎたランチには妥協しますか。

表のメニューに
海苔でくるんだ「おにぎり」が
2 個で 200 円の写真があります。
そばもうどんも頼まずに
おにぎりだけでもいいのでしょうか。

ま!うどん屋でそんな注文をするほど
勇気(!)はありませんがね。

タヌキ(税込み 350 円)をもらいます。
大阪でいうタヌキはそばにあげのトッピング。

「あの!おにぎりも、、、。

なにもいわずに 1 個出されました。
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表には 2 個セットのようですが。
それに海苔でくるんでないし。

よく分かりませんが
それしかないようです。
100 円(税込み)なら
文句をいうこともないか。



アーケードの
商店街(ナインモール九条)に入ると
「駐輪禁止」と描いてあります。
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昔から通路の中央に駐輪する
商店街だと認識していたのですが
もともと禁止だったのですか!?
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この街の文化ではなかったのですか。



わぁ!若尾文子だ!
blog85若尾文子.jpg

たぶん!大映映画の「刺青」ですね。
きれいな女優さんです。
このとき 33 歳ごろ。

初めて見た若尾文子の作品は
「卍」だったと思うのですが。

岸田今日子と裸でなにかしていましたが
岸田の大きな唇だけが印象に残っています。

「刺青」も「卍」とおなじ
谷崎潤一郎の小説の映画化。
生きていたら
ノーベル文学賞をもらえたというこの作家の
作品はどれもこれも理解の外。
ただただ気持ちが悪い。

ちなみに
ノーベル賞を受賞した川端康成の小説も
気持ちが悪い。
だから!国語の成績は最低だったのですが。
ま!他の科目もよくはなかったのですがね。



映画館のシネ・ヌーヴォでは
「若尾文子映画祭」をしていました。
この時間帯には
「東京おにぎり娘」を上映です。

ふらふらと入館。
忙しいのに。(うそついてすみません)

「東京おにぎり娘」なら
谷崎流のマゾとか耽美とか変なフェチとか
私の分からない
ストーリィではないでしょうから。

新型コロナウイルス禍で
このはやらない(失礼!)コヤ(映画館)が
入場者数を半分にして
指定席制をとっていました。

いつもの最後列の右の端を買います。
意識はまったくなかったのですが
池波正太郎はいつもその席だったそうな。

あ!?
オラの席ないんですが?!

最後列は折りたたみイス!?
あのね!
やめてください!
補助いすを出すほどの入りでもないでしょ。

右端はずっと埋まっている?!
では!補助いすではない最後列の左端を。

ちなみに左端は渥美清の指定席だったとか。



「東京おにぎり娘」は
単純なストーリィで面白かったですよ。
キャメラも凝っていないので楽!見やすい。

はははと笑っておしまい。

1961 年公開の映画ですから
若尾文子は 30 歳前!きれいです。
あ!ずっときれいな人ですが。
20 歳代は可愛さも半端じゃないです。

もう共演者は
ほとんどの人が鬼籍に入っていますね。

父親役のはやらないテーラーは中村鴈治郎。
今の雁治郎の祖父かな。

この人が全編にわたって活躍。

舞台は新橋の烏森なのに
全部!大阪弁で通しましたね。
「大阪生まれの江戸っ子」だとか。
ははは。
なんでもありです。

真正・江戸っ子には少ない
とぼけた味を出しています。



時代は東京オリンピック
(第 18 回オリンピック)の少し前。
案外!昔から
おにぎり専門店があったのですね。

若尾文子が
(すみません!劇中の名前を忘れました)
結婚を決意した川口浩(同上)に
恋人がいました。
その人は父親が景気のいいときの
「昭和 16 年に外につくった娘」でした。
つまり!妹でした。

その「昭和 16 年」だけが
妙に頭に残った映画でした。



(敬称略)
タグ:池波正太郎
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