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三室戸寺はアジサイの季節 [みんなで歩けばこわくない]

京阪・宇治駅から歩きます。

月例の寄せ集めハイキング。
源氏物語の「宇治十帖」を歩きます。

宇治十帖の主役は “浮舟” だと思います。
浮舟のエロい(?)行状の解説を
あること!ないこと!ないこと!
ま!勝手にないことを脚色して
紫式部に成り代わって説明いたします。
だれも聞いていませんが。



まず!三室戸寺(みむろとじ)に寄ります。
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このハイキングは 10 年をゆうに越えますが
この寺院に案内したのは初めてのような。

福徳兎(ふくとくうさぎ)がいます。
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宇治市は
菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)の
住まいがあったか!
墓所というものがあるところ。
陵はありますけどね。
それは!明治政府の仕業?!怪しいもの。

菟道は兎道とも書くようです。
「うさぎのみち」ですね。
だから!うさぎ。知らんけど。

三室戸寺といえばアジサイ!
6 月は境内の谷を埋めて咲きます。
花園にもぐり!くだります。
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ちょうど花の満開にあたりました。
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撮っても!撮っても!花が現れます。
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キリがないような。
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みなさん!バラバラになり
熱心な(?)人はなかなか降りてきません。

熱心でない人は
この季節だけの記念品販売のブースで
“おばちゃん買い” をしています。
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大阪のおばちゃんは
すべての土産もの店をのぞいて
あれもこれも買いたがります。
それを私が勝手に
“おばちゃん買い” といっています。



雨模様です。

雨が降っても!風が吹いても!失恋しても
やってくる人がなん人もいたから
このハイキングも
ずっとつづけられましたが。

ま!失恋は関係ないかも。

そんな熱心な人のいく人かは
鬼籍に入ったり!
加齢や病気で社会からリタイアしたり。

最初から全部参加しているものは私たけ。
あたりまえといえば!あたりまえですが。

親が死んでも!
無収入になっても!失恋しても!毎月。
よくケガをしたり!罹病しなかったものです。

ま!失恋は関係ないかも。

小さな雨が降ってきました。

仏徳山の展望台の屋根つきのベンチで
眼下の宇治川!
その向こうの平等院鳳凰堂を見ながら
ランチをします。
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ここは山頂に近いのに屋根と便所があります。

6 月のハイキングとはいえ
いつもの月とおなじことなのに
計画するときに
なんだか!雨を考えて気が重くなります。



興聖寺(こうしょうじ)にくだります。
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宇治は宇治茶の里。

繊細な感覚のある許六(1656 ~ 1715)は

「茶の花の香(か)や冬枯(ふゆがれ)の興聖寺

と!詠みましたが。
がさつでは人後に落ちない性格の私は

「昼の蚊を 吹けば静まる 興聖寺

なんてね。
いや!

「昼の蚊を 手で押す暑さ 興聖寺

がいいかな。
たいして違いませんね。

興聖寺にまで降りましたが。
参拝はまたの機会にして
参道の琴坂をくだります。
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琴坂とは「言霊(ことだま)」が
聞こえるからだという説があります。
10 年前の私の説ですが。
他言は無用です!笑われますから。

「昼の蚊に 親の声する 興聖寺

「昼の蚊に 経を習わん 興聖寺



宇治にきたら
どうしても案内したくなるのが恵心院。

浮舟の私説もはなしたくなるところ。
だれも聞かないから
テキトーにはしょってしゃべりますがね。

蝋梅(ろうばい)の実が鈴生り!?
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水子地蔵の前には
アジサイの花手水がありました。
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いつも鳴っている玩具の風車の音も湿りがち。



小雨のうちに急ぎますよ。
朝霧橋を渡ります。
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中の島にウッティーがいっぱい。
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鵜飼(うがい)のウはウミウですが
人工繁殖しているのは日本でここだけです。

ここで生まれたウはみんなウッティー。
増えましたね。

でも!
新型コロナウイルス禍です。
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鵜飼船も出ていないようです。



平等院の門前をかすめて宇治橋へ。

ひとつだけ張り出しがあります。
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三の間です。
橋姫さまのお住まいだそうな。
豊臣秀吉が茶の水をくんだところ。

さらに古くは
浮舟が入水(じゅすい)したところ。

三の間があるのは上流側なんですよね。
飛び込んだら!
流されて橋脚にあたりませんかね。

私の新しい考察が始まります。
1 銭もならんことですが。

橋の上に
茶の木の垣根(!)があったのですが。
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全部取り払い!苗木を植えましたか。
相当くたびれていましたから。

でも!
昼夜を問わない
排気ガスと振動と高温と乾燥と照明に
茶の木が適している街路樹だとは
とても思えませんが。
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