嘘八百の店でランチ

南海・堺駅の南にある居酒屋が
ランチ営業していました。


ランチは 8 種類のおかずから
ふたつ選ぶ決まりのようです。


たい（鯛）の煮つけなんか
おいしそうです。
それに
ベーコンポテトチーズ春巻き！？
どんな味がするのでしょう。

ふたつももらっても
食べ切れなかったら！どうしましょう。

杞憂（！）に終わりましたね。


十分！食べられる量です。はは。

税込み 900 円。



「もぐら」！


あちこちに
「土竜」「もぐら」の文字がありますが。
この店の屋号は「居酒屋おやじ」のはず。

ああ！ここは
映画「嘘八百」の悪いヤツらが集う
居酒屋の「土竜」のロケ地でしたか。


主演は中井貴一と佐々木蔵之介でしたね。

価値のない骨董品もどきを
高額に売りさばく「贋作」専門集団。


それは過去現在
枚挙にいとまがないほど
存在しているようで
私が初めて知ったのは
松本清張の小説だったような。

名もない古墳から掘り出してきた器などを
あの手この手と加工して
大金をせしめる集団。

古墳の盗掘専門のものから
その道の権威者といわれるものまでの
悪のコングロマリット。
なにを信じていいのやら。

記憶がたしかなら
「火の路」に書いてあったような。



映画は 3 部まで作られているようですが
私は最初のものしか見ていません。

喜劇として！
ゆるく笑って見ればいいのでしょうけど
もっとアクが強くて
切実で！深刻な犯罪にしてもいいのでは。

大団円（！）も軽く感じました。

そういえば！
演技とも思えぬ
とぼけた味が好演に見えた坂田利夫が
3 作目は出演していないと
映画好きのおばさんが
「なんで！？」と
私にいっていたことがありましたね。

私が知る由もないでしょ。

「亡くなりました」

「ウソいうんじゃない！」

だまされませんか。



（敬称略）