梅一輪(1) 飛鳥のおんだ祭

普段は静かな神社ですが
今日は朝からにぎやかです。


翁やら牛やら天狗やらが
青竹で片っ端から
人の尻をたたいてまわっています。


え～と？！なにかいいことあるみたいです。
が！幼児は泣いて逃げまわっています。

明日香村の
飛鳥坐神社（あすかにいますじんじゃ）の
「おんだ祭り」の日です。
奇祭として有名？！

石段を上れば
「力石」があります。

男は左手で
女は右手で持ち上げると
え～と？！なにかいいことあるみたいです。

昔！大昔ですね！
なんの予備知識もなく
この神社には裏から入りました。

新鮮でしたね！
驚きました！
なんという！数々の陰陽石！





社に鎮座している石もあります。



まだまだ！ありますよ。
江戸時代以前に集めているらしい。

やがて「おんだ祭り」が始まり
代かき！籾まき！田植え等
水稲栽培を忠実にこなしていきます。

神主が植えた苗は
松の葉でできていました。
後で参拝者に投げ与えていました。


拾えたら
え～と？！なにかいいことあるみたいです。

本日のメインイベント！？
奇祭の奇祭たる由縁の男女の和合？！

翁が先導して
天狗が花嫁（お多福）を連れてきました。


床（ゴザがそうです！）を敷いたのに
花嫁が恥ずかしがるばかりなので
神主から青竹を授かって
お多福の尻を思い切りたたきます！


花嫁はしぶしぶ！横になります。


なんか！しています。

翁が手伝って？！います。
過激なお手伝いです。

よく構成されています。

月日が流れたのか
天狗に元気がありません？！


すると！
なんと！今度は
お多福が青竹で天狗の尻をぶん殴ります！

元気が出ました！
天狗！頑張る！


翁も手伝う！

手伝わなくてもいいと思うのですが。
古来こういうことは！共同体？！
村落！皆兄弟！
手助けしあっていたのでしょうか。

いずれも 1 戦終わるたびに
どこかを念入りに拭いています。


拭いた紙を参拝者に投げています。

争奪戦です。

紙を得たら
え～と？！なにかいいことあるみたいです。

最後は
「ごくまき」と聞こえましたが
「穀まき」でしたかも。
2000 個！まいたそうですが
不幸を背負っている者には
いつの日も当たるはずもありません。

前にいた
やさしいパパとママに抱かれた
幸せを絵に描いたようなおぼっちゃまは
ふたつも取れたらしい！
お餅でしたか！？

え？！ひとつ！くれるの！？

いいの？！
あんがと！

キミのやさしさ！人の道！
一生忘れない！
おろろん！（感涙にむせんでいます！）


このブログ！
Ｒ－１８にしようかと思いましたが
あまりにも！あっけらかん！
老若男女！幼児からおばあさんまで
大いに笑って
一生懸命！拭いた紙を取り合ったりして、、、！

私が照れてどうします！
普通にエントリーしますので悪しからず。