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イタドリのマヨネーズ焼き [草のゆかり]

「いたどり」を食べる季節です。

わが主・なごんちゃん(清少納言)は

見るに異(こと)なることなきも
(見るとどってことないもんなんだけど)
文字に書きてことことしきもの。
(字に書くと仰々しいもん)

のひとつに「いたどり」を上げていますね。

さらに「いたどり」だけは添え書きも。

いたどりはましてよねぇ。
虎の杖と書くんだってさ。
杖なしでも平気って顔してんのに。
(以上!訳は橋本治著/桃尻語訳枕草子より)

幼少期にだれでも
食べ遊びの経験のあるいたどり(虎杖)の若芽。

「すかんぽ」とかなんとか!
やたら方言の多い植物ですよね。

それをザックからはみ出させて歩いていたら
「おいしいのがあるよ!」と声がかかりました。

吉野山の町並みの中。

え!?
そんなに味が違うのですか!

太ければいいと思っていたのですが。

いい株を畑で育てたものが
「おいしい」のだそうです。

ついに
いたどりさえ畑で栽培する時代になりましたか。

採集した葉っぱばかり大きくて茎の細いものは捨てて
推薦品を買ってきましたが。
blogいたどり.jpg

これだけで 100 円!
私の感覚では高価なんですが
他の山菜に比較すれば安いかも。

いたどりを湯通しして切り
茹でた筍とジャガイモ!
ホタルイカといっしょに器に入れ
カレー粉を少し
チーズをパラパラ振って
マヨネーズでおおって
トースターで焼いてみました。
blogいたどりマヨ.jpg

香りづけ程度に醤油を振って食べます。
いたどりの強い酸味は感じません。
おいしくて
ブランデーの水割り大タンブラー 1 杯と
麦めしが丼鉢 2 杯!
のどの奥へすっ飛んで行きました。

しかし!野生と畑育ちとの区別は
私にはつきません。
勉強が足りませぬ。

ん!?
中田幸平著/野の民俗によると
各地で
うまいいたどりと
まずいいたどりの名前をつかい分けているそうです。

(敬称略)
タグ:枕草子
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