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ジャガトマは塩を食うねずみ [小市民ぼうちぎり]

ジャガイモの花が咲いています。

みんなが口々に
ジャガイモの栽培の知識を披露します。

ハイキングしていると
いかに農業少年少女だったかよく分ります。

大阪で定年を迎えた多くの人は
少なくとも
私のハイキングの誘いに応じるご年配の多くの方は
なにを好んでか
遠くから都会に出てきていたのですね。

ジャガイモ談義で
ハイキングが前に進まないので
私が理不尽に会話に割って入ります。

「ジャガイモの実をご存じ?!」

“ あ!知ってる!裏成りの白茄子(なす)みたい!”

さすが!長く生きているとなんでも知っていますね。

「ジャガトマは?!
「ポマトは!?」

みんな知りませんね。よっし!

ジャガイモにトマトを接ぎ木して育て
トマトを生産した後
ジャガイモを掘るんですよ。

みんな!感心して歩きだしました。

うそついてすみません。

“ どこに行けばジャガトマが見られるの?!”

う~ん!するどい質問!

こうなりゃ!口から出まかせついでに
「熊本県では普通に見られますよ」

“ うそよ~!私!熊本出身!”
“ 68 年生きてきたけど知らないよ~!”

はなしはこれでおしまいなんですが
おかしくって!
ひとりでハラの中で笑っていました。

笑林広記(明の笑府を改ざんしたものか?)の
「年を隠す」(松枝茂夫訳)の通りだったからです。

結婚契約書には 38 歳となっていた
新しく迎えた妻に
「ほんとはいくつか」と問えば
「45 です」と答えます。
「隠さずにいってくれ」といえば
「54 です」といい直しました。

それも怪しい!
ちょっと試してやれと
「塩甕(しおがめ)のふたをしてくる」
「ねずみに食われてしまうからな」といえば
新妻は笑いながら
「私は 68 まで生きてきたけど」
「ねずみが塩を食ったはなしは知りません」

30 歳もサバを読んでいたのですね。

熊本の女史も
「高校を出てすぐ大阪にきて 20 年」が
口ぐせだったのです。

そうなら!今 38 歳!?
まさかと思っていたのですが。
やっぱり!
ハイキング仲間の女性の中では
筆頭でしたか。

(敬称略)
(ああ!このブログ!関係者が見ないことを祈ります)
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