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天得院に桔梗が咲いています [解語の枯れ尾花]

昔は
キキョウ(桔梗)を
「朝貌(あさがお)の花」といっていたと
聞いたような。

「キキョウ」に「桔梗」の漢字を当て始めたのは
室町時代だとだれかがいっていませんでしたか。

あれ!?
なごんちゃん(清少納言)は
キキョウはキキョウと書いています。
アサガオ(朝顔)と混同してはいません。

枕草子に
  草の花は撫子(中略)
  女郎花 桔梗 朝顔 苅萱 菊 壺すみれ

はっきり
「桔梗」と「朝顔」と並べて
区別して書いていますね。

なごんちゃんは
10 世紀から11 世紀の初めの人ですから
平安時代中期には
キキョウとアサガオは違う花だったのでしょう。

浅学の徒には
現存している枕草子が
鎌倉や室町時代の書写なら「桔梗」の字があっても
不思議じゃないというリクツにもなりますが。

京都の東福寺の塔頭(たっちゅう)の
天得院(てんとくいん)に
桔梗の季節がきましたね。

拝観料 500 円と交換に
桔梗の絵のうちわをくださいました。
blog1.jpg

庭一面に桔梗があります。
blog2.jpg

この田植えみたいな展示に
暗愚の無風流の私には
違和感があったのですが
これはスギゴケがあるからかも。
スギゴケが見事ですからね。
blog3.jpg

全く!スギゴケが主役に見える日でした。
blog4.jpg

あ!?
桔梗は宿根草ですよね。
昔!私のいいかげんな栽培では
すぐ!ネマトーダ(線虫)にやられました。

この庭の桔梗も
なん年もの間に
衰弱した株があったことでしょう。

それを抜いてもその後には
新しい根を植えても
まず!うまくいかないでしょう。

すると古い場所は避けて植え
他の株もまた避けて植えていけば
必然的にぽつぽつと
株が散らばっていったものかも。

間違っていたらごめんなさい。
タグ:枕草子
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