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カラス!なぜ鳴くの!? [手のひらを太陽に]

10 日に 1 度くらい
烏(からす)の群れの襲来はありますが
そのローテーションを破って
ここ 2、3 日!毎朝未明からやかましいのなんの!

ごんべさんがタネまきゃ
烏(からす)がほじくる!の
ハシボソカラスではなく
ハシブトカラスですので!いい声!?
いい声なのでコーラス(!)はやかましい!

あ!
あんなところへ!

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窓ガラス越しに撮っているときにはいいのですが
結構!用心深くて
窓外でカメラを構えたら
彼我の距離は相当あると思えるのに
いつも!すぐ!飛んで逃げます。
こちらは植木の影に隠れているつもりなんですがね。

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わが姉(!)なごんちゃん(清少納言)の
枕草子にはよく出ている鳥(とり)なんですが。

たとえば「にくきもの」のひとつに

  烏(からす)の集まりて飛び違ひ
  さめき鳴きたる

なんてありますから
平安時代でも
やっぱり烏(からす)の群れはうっとうしく
こどもが泣いていたようです。

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昔から「烏」は「からす」なんですね。

万葉集(3095)にも「からす」の歌がいくつか。

  朝がらす 早くな鳴きそ 吾背子(わがせこ)が
  朝明(あさげ)の容儀(すがた)見れば悲しも

これは佐佐木信綱編/新訓万葉集ですが
原文は

  朝烏 早勿鳴 吾背子之 旦開之容儀 見者悲毛

でしょうか。

「烏」の字はあり
やっぱり「からす」と読むようですね。

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枕草子に

  烏(からす)のいと近く
  かかと鳴くに

「あさましきもの」の 1 文にありますが。
平安時代にも烏(からす)は「かか」と鳴いています。
「かか」と鳴くから「からす」でしょうか。

ちなみに先ほどの「かか」は
必ずくると思っていた男がこない!
朝になって待ちくたびれてうとうとしていたら
烏(からす)の声に目が覚めた!というような
寂しいおはなし。

それは違うという人も。

中村浩著/動物名の由来/には
「からす」の語源は「黒し」とありますが
どうなんでしょう。

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あれ!?
その動物名の由来/に余談が。
「烏(からす)は地上に於いて交わる」と
甲子夜話(かっしやわ)から引用しています。

  烏(からす)だけは諸鳥と異なり
  メスは仰向き
  オスはうつむき交わる!

はは。
だれか!見たの?!
人間みたい?!知らんけど!あたしゃ。



交合といえば
わが家の前の桃ケ池の
股ケ池明神の大木に営巣しているから
騒いでいるのじゃないかという情報。

見に行きます。
暇ですからね。

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ときどき烏(からす)はなん羽か飛んできたり
どこかへ行ったり。

巣らしきものは見えませんが!
よく分りません。



(敬称略)
タグ:枕草子
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