苔玉の駅 オカワカメを食べる秋

大阪府は南部のお大尽と
水間鉄道の貝塚駅で落ち合い
終点の水間観音駅まで乗りました。


駅構内に無数にぶらぶらしているのは
苔玉（こけだま）！？


特大のもあります。


駅の正面にも大玉が。


いつから苔玉の駅になったのでしょう。
管理が結構大変なはず。
緑色を保つにはね。



水間観音（水間寺）に
参拝してから歩きます。


「なんでしょうか？


「泉州特産の繊維関係の工場の跡では」

「これは？


「跨道橋じゃないんですか」

「相撲場！？こんなへんぴなところに！


「貝塚市に」
「牛神を祀（まつ）る行事が」
「いくつかの地区に残っています」
「そのとき相撲をとるのじゃないですか」

「だれがです？

「そりゃ人がでしょう！」
「牛じゃないでしょう」



なんか頼りないこと。

「今日のハイキングの目的地は？

「そんな義務的な縛りはあきまへん」

あきまへんといわれてもね、、、。

「秋の空気を存分に吸ったらいいの！」
「ぼくなんか」
「だんじり（山車？地車？）の会合を」
「すっぽかしてきてるんやから」

いろいろと大変ですね。
すみませんね！忙しいのに。



ああ！
小さな昆虫がぶんぶん！


雲霞の如く！といえば大げさですが
とにかくたくさんの小虫！

大阪市の場末の某居酒屋の
営業時間外の厨房のようです。

居酒屋の昆虫はコバエですが。
この花に飛び交う虫も
そのコバエに似ています。

「ツルムラサキですか？

「似ているけど違います」

畑の持ち主のおじさんが
答えてくれました。

「オカワカメです」


オカワカメ！？
丘和布！漢字で書けば。

「もう収穫は終わり」
「色が悪くなっているけど」
「よかったら摘んで帰って」


では！甘えて！遠慮なく。



生でかじってみます。

青臭くて！私の舌には苦い。

もっとも！ジャガイモが
ときどき苦く感じる舌ですので
平均的な味かどうか。

湯通ししてきざむとぬめりが出ます。
だからオカワカメというのかも。

ぬめり同士！納豆に混ぜますか。


まずくはないですね。

ワカメなら酢のもの！
ホントのワカメと混ぜて
二杯酢で和えました。


ごまを振ってごまかします。

素朴に
魚肉ソーセージと炒めたらどうでしょう。


だし醤油で調味。

苦味は
消えたのか！慣れたのか！
感じなくなりました。