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雨の哲学の道 花いかだのさだめ [平安京有情]

京都の岡崎の琵琶湖疏水。
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桜花爛漫。
船が出て行きます。
「岡崎桜回廊十石舟めぐり」だとか。

毎年思うのですが
右岸の京都市動物園側の花は
薄いピンクなのに
左岸の花は白っぽい。

おなじソメイヨシノなんでしょうか。

霧雨を避けて琵琶湖疏水記念館で
しばらくお勉強(?)します。

「京のかがやき 疏水物語」を買います。
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京都市上下水道局が製造している
災害用備蓄飲料水にも使える水。
1 本 税込み 100 円。

雨はやみそうもないので
インクライン(傾斜鉄道)に出ます。
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満開を過ぎたのか花びらが雨に散ります。
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米!酒!醤油!炭などを積んだ
三十石船が濡れています。
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高低差の大きい上下の船溜まりの間は
台車に載せて移動させていたのですね。

降雨と新型コロナウイルスの感染拡大で
観光客は少ない。
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振り返り見降ろせば明るくなってきました。
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小やみになりそう。



南禅寺の三門。
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境内も桜の花びらがはらはら。
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法堂でしょうか。
読経のような大きな合唱が聞こえます。
あ!?
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敬虔(けいけん)な法要中。
失礼いたしました。



哲学の道をたどります。
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傘の上に濡れた花びらが積もります。
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ここにも純白な花が多い。
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ソメイヨシノではないのでしょうか。
それとも
ソメイヨシノの先祖のオオシマザクラの
性質が出ているのでしょうか。

西田幾多郎の歌碑。
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「人は人 吾はわれ也 とにかくに
「吾行く道を 吾は行くなり

歌人の歌ではないので評価はさておき
哲学者の西田や田辺元らが
散策した小径だったので
この琵琶湖疏水の分流沿いを
「哲学の道」と呼ぶことにしたらしい。

昭和 47 年(1972)に決めたとか。
案外新しい。
西田が亡くなってから四半世紀後のこと。

雨が強くなってきました。
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花いかだになる花びらが増えてきました。
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さだめでも!最後まで美しくあれ。



銀閣寺横から
大文字山(如意ヶ嶽)に登って
春の京都を
俯瞰(ふかん)してみようかときたものの
雨で簡単に戦意喪失して帰ります。

歩いて京阪の駅をめざすか
バスに乗ろうかと逡巡しながら
今出川通りを西に行けば
なんでしょう!この店舗は。
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「ぱんや 松(まつ)」でした。

格子のすき間からのぞいたら
「大文字」というものがあります。

山に登らなかったので!買ってみますか。
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税抜き 230 円。

ケーキではないとのこと。
パンですか。
「ブリオッシュ」でしょうか。

切ってみると
抹茶と甘い小豆が目立ちます。
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(敬称略)
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