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紫のジャガイモの酢漬け [いも!たこ!なんきん!]

梅雨の終わりの雨なしの暴風に数日吹きさらされて
わが家の畑(プランターともいいますが)の
ジャガイモの茎がきりきり舞いさせられて
ネジ切られて!枯れてしまいました。

収穫です。

昨年やってきた品種名の知らない紫色のじゃがいも。
blog紫1.jpg

「うちの畑のクズイモの方がまだ大きい!」
と評してくれたお大尽。
ありがと。

この程度でも
ラムネの玉大のタネイモから
毎日手塩にかけて育てたいとおしいイモ。
あなたのところのクズのイモより!
ただ大きいだけの大味なイモより!
おいしいに決まっています。

愛情は
向こうに見えるあべのハルカスよりも大きいのだ!



さっそく!食べてみましょう。

レシピを「いも百珍」で調べてみますか。

あ!?
「いも百珍」は江戸時代の書ですよね。
その当時
庶民にジャガイモという食材が普及していたのでしょうか。

「いも百珍」の芋は
甘藷(さつまいも)!里芋!山の芋!だけだったような記憶。

ということは探さなくてもいいですか。

藤村棟太郎著/
いも一切料理法/明治 39 年(1906 年)発行/を
参考にしますか。



「いも一切料理法」に「醋漬(すづけ)」なるレシピが。

スライスして塩をして 20 分ばかり置け!とか。
次に清水で洗い!よく塩出しせよ!です。
水を切って砂糖酢に 1 時間。

「其の味大に佳美」(そのあじはひおほいにかび)とか!

できました。
紫のジャガイモの酢漬け。
blog紫2.jpg

外皮は黒紫色なんですが
中はほんのり紫色がついているだけ。

しかし!どこが「佳美」?!

まったく!まずいのですが!私の舌には。
私は修業が足りないのでしょう。



(敬称略)
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