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コロナ疲れ 3 晴れた日にはタネをまこう [わが街・大阪ブギウギ]

人ごみを避けて大阪城公園にきました。

新型コロナウイルスの猛威の前に
インバウンド(訪日旅行)の陰はなく
さらに花の季節は終わった
桜(ソメイヨシノ)の林には
タンポポが咲いているだけ。
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日本古来のカンサイタンポポばかり。

その片隅に溜めておいた
シロバナタンポポの種子をまきます。
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数百粒あるとは思うのですが。
発芽率は悪いでしょうから
いくつ育ってくれるのやら。

×十年わが家にいた
シロバナタンポポの株も植えましょう。
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横にすごい形相(!)の
カシ(樫)のオヤジ(!)がいます。
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見守っていてくださいね。



森ノ宮駅のほうに降ります。

濃い赤色の木々。
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先月(拙ブログ 2020/03/23
白い花がこぼれるほど咲いていた
ベニバスモモの林。

ベニバ(紅葉)の通りですね。

暗い木の下から見あげると
赤い実がぽつりぽつり。
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長さは 15mm 強くらい。
重さは 1 円玉強ほど?!
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ベニバスモモ(紅葉李)!
スモモ(李)というのですから
食べられるのでしょうか。



JRと大阪メトロが交錯していて
にぎやかなはずの森ノ宮駅前は
正午過ぎなのに!なにやら寂しい。

ランチを提供していた店が
休業していたり
店内営業はやめて弁当販売をしていたり。

「森ノ宮応援酒場 菜蔵」の
500 円(税込み)ランチで妥協しましょう。
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ん?!
500 円のもの 2 種類!売り切れ!?
650 円のも!
まだ 12 時半じゃねぇの!

たくさん用意していないのかな。
そういえば他に客はいませんね。

チキン南蛮定食(700 円)でいいです!
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「宮崎チキン南蛮」なんて
壁に貼ってありますね。

なにが「宮崎」か知りませんが。
タルタルソースがおいしかったですよ。

でも!なんだか寂しい春。
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コロナ疲れ 2 珍味 山椒の花 [半煮え!生煮え!]

新型コロナウイルス感染拡大!
この街はさらに自粛ムードです。

ま!私は普段から
「自粛」みたいなものですけどね。

友人もいないし
仕事もないし
おカネもないし
体温もないし(平熱がとても低い!)
ま!これは関係はないですが
文化あふれる密集場所には行けない!
天国のような密閉空間にはお誘いがなく!
心とろける濃密接触会話もありませんがね。

「自粛」に慣れていても
それでもうっとうしい日々。

あ?!
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わが家の庭に
(貧乏家ではベランダともいいますが)
山椒の花が咲いています。

×十年前から毎年咲いていますが
たいてい昼間は出歩く日々ですので
勝手に咲いて勝手に散っています。

結実はありません。

山椒は雌雄異株!
ま!樹木自体に
性があるとも思えませんが
雌花だけつける個体と
雄花だけつける個体があるのでしょう。

したがって 1 本だけあるわが家の山椒は
雌雄どちらだとしても
結実は無理というものです。。

料理界のことばで
「鞍馬」といえば山椒のこと。
「有馬」ともいいますが。

有馬温泉で
「花は咲けども実はならない」といったら
「花を利用しなさい」と教えられました。

山椒の花は
実や葉より珍重されているそうな。

そんな少し前のことを思い出しました。

では!忙しいけど(ウソついてすみません)
摘みます。

摘みごろかどうか!分かりませんが。
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なん年か前までは木が小さかったので
冬の暇なときに
トゲをはさみで切っていたのですが
背丈以上にのびた今
放任せざるを得なくなり
とげは無数にあります。

このトゲの中に腕を差し込んで収穫。
時間がかかるわりには
収量は増えません。

脚立まで持ち出したものの
飽きたので終了。

重労働(?)の末!
得られたのは 70g ばかり。
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湯通ししたものの
これからどうすればいいのやら。
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ちりめんじゃこ(乾燥したしらすぼし)を炒めて
佃煮風にしたところへ
湯通しした山椒の花を混ぜましょう。
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上品な香り。
後から辛味がきます。
なかなかいいもんです。

缶ビールを飲んだのに
ウイスキーを少しいただきます。
今日も働きもないのに。

残った山椒の花は冷凍保存しておきましょう。

これだけが今日の労働でした。

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コロナ疲れ 1 大和川の菜の花 [解語の枯れ尾花]

新型コロナウイルス感染防止対策とかで
あれも自粛!これも自粛!と叫ばれ
その度に心はあたふたしていたのですが
なんの改善も思いつかず!
ちっとも先が見えず!疲れてきました。

「コロナ」に侵される前に狂死するかも。
私の場合はせいぜい飢え死にかな。

ま!そのうちなんとかなるでしょう。



あてもなく大和川まできました。
人影は遠くに小さくみとめられるくらいで
ここには「コロナ」はいないような。はは。

先日!居酒屋のおばさん!いや!
美人ママが(拙ブログ 2020/04/10
N 子女史のことをいったので
なんとなく足が向いたのかも。

N 子ちゃんと聞けば
大和川のなにかが
なぜか重なるんですよね。

大和川の吾彦(あびこ)大橋から下流を見れば
黄色いじゅうたんがつづいています。
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菜の花の季節。

日本の河川の春。
どこの川に行っても
黄色い花が咲き乱れています。

こんな日本の河川敷の景色は
歴史的にはいつごろからなんですか。

橋の下に降りると花に埋まります。
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菜の花はかなり背丈がありますね。

河川敷の菜の花はセイヨウアブラナと
最初に教えられたのですが。

最近!
セイヨウカラシナですよ!といわれて
ま!そうなのかと!素直に納得。
どちらもアブラナ科ならいいじゃないの。



黄色の俳句を思い出します。

「山吹キイロひまわりキイロ
「たくわんキイロで生きるたのしさ

これ!俳句!?

ながめただけなら短歌のよう。
でも!短歌じゃありませんね。

作者が俳句だというから俳句なんです。

俳句には形があります。
決まりごとがあります。
日本語ですから文法があり
正しい表記法があります。

でも!それがすべて整っていても
人が感動するものかどうか。

基本から逸脱していても
人の琴線に触れる句もあります。

他人の句を評価する人がいますが
なにさま!?
傲慢(ごうまん)というものです。
けなすより前に
ひとりでも感動する句を
自分で詠んだらいかが!といいたくなります。

この句をいい句と思っている人が
多数いるといいます。

ちなみに私は感動はしませんが
いつまでも心の奥に残っている句です。

作者は風天です。
風天は渥美清の俳号。
かれの 45 歳のときの句。



上流を見ても黄色。
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黄色で風天の句は浮かんだものの
遠い日のこと!全然!思い出しませんね。
N 子ちゃんは赤色でしたからね。
赤・桃色系統のミニスカ!ブラウスが
多かったような。



(敬称略)
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松虫塚異変 たこ焼きのソース [わが街・下駄ばきドドンパ]

あれ!?
風景が違っているような。
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あれは松虫塚?!
こんなにさっぱりとしていましたか。

大阪市を南北に高台が走っています。
その上町台地に東西に交差する松虫通りに
わが家があるのですが。

わが家から少し西に行ったところなのに
前を通ることは少ないのです。

松虫塚があるから
松虫通りというのでしょうけど。

歩道をふさいでも残されている
由緒があるもの。
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伝説はいろいろ。

1 説には
後鳥羽上皇の官女だった松虫と鈴虫が
隠棲して庵を結んだところ。

明治のころまでは
松茸山があったという
伝承もある地ですから!そうかも。

でも!松虫と鈴虫は
法然の念仏に深く帰依し
法然院のある鹿ケ谷(ししがたに)の
安楽寺にも供養塔がありますがね。
拙ブログ 2010/07/26

その塚のそばに大きな木がありました。
このあたりのランドマークだったのですが。
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(2007/09)

夢だったのかな。

夢じゃない!
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大きな切り株!
短径は 1m に満たないかも知れませんが
長いところはゆうに 1m を越えています。

エノキ(榎)だったような。
樹齢は推定 800 年。

後鳥羽上皇がぬらりくらりと
政権にしがみついていたころに
芽生えたのでしょうか。



松虫塚から東にわが家に向かっていたら
なにかできています。
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「たこ焼 ソース」!?

イートインがあります。

棚にウスターソースが並んでいます。
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いろんなソースを提供しているから
屋号が「ソース」ですか。

関西は
ウスターソースのメーカーが
ひしめいていますからね。

といっても!棚を見渡して
私が知っているのは
「ひし梅」だけでしたが。

たこ焼きをいただきましょう。
6 個税込み 360 円。
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「おすすめ」のソースをお願いしたら
上みっつに「キンモン」
下には「タカワ」をかけてくれました。

評論するほど
ウスターソースもたこ焼きにも
接していませんが
おいしかったですよ。
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250円のカレー 西成のディープスポット [食い逃げ未遂]

知る人ぞ知る南海・汐見橋線。
知っていても
乗車した経験はない人が多いはず。
都会の中の過疎地(失礼!)線。

その西天下茶屋駅前の周囲は
小さな家(失礼!)がひしめいていて
通路や道路が迷路のようで
侵入者を拒否しているかのようです。

でも!さすが!大阪です。
商店街にはアーケードが設置されています。
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その商店街がこれまた迷路のよう。
いくつかの商店会が
複雑にくっついているようです。

右に延びているのは銀座商店街。
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左からぶつかっているのは
西天商店会と書いてあります。

ん?!
「銀座」のほうにさがっている看板灯に
「喫茶 マル屋」!
「西天」には「喫茶 マルヤ」とあります。

つまりこの角店は喫茶店。
「まるや」でしょうけど
この屋号の違いはなんでしょう。

こういうと
どちらでもいいではないか!
小さな人間だ!といわれたりしますが
屋号とか人名とかには
こだわりと誇りがありませんか。

ほんのわずかな違いでも
コンピュータは別ものと判断しますよ。

とても古そう!いや!歴史がありそう。

一瞬!もう営業していないのかと
錯覚してしまうほど!
静寂感が包んでいます。

メニューが出ていました。
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肉うどん 250 円。
160 円コーヒー。
カレーライス 250 円。

この描写!ただものではありませんな。
絵心がないとこうはいかないかも。

このメニューのボードの下にさげている
たなばたの笹飾りの短冊みたいなものは!?
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これもメニュー!
短冊(!)の中には変色して
破れて文字がよく読み取れないものも。

恐いもの見たさと
安価なことに魅かれて
その「マル屋」か「マルヤ」に入ります。

入り口でころびそうになりました。
骨董品の!いや
建てつけの悪いドアじゃないですか。

店内は半世紀前の喫茶店といったところ。

入店しても
主人らしい老人がなにもいいません。

とりあえず!なにかいおう。

「カレー!ください。

こちらをみつめているだけで
なにも答えません。
あせりますね。

ええい!もうひと声!
「肉うどんもお願い。

でも!黙ったまま。

「カレーと肉うどんね!

私が復唱すると
「ひとりならふたりがけ」
やっと!老店主(たぶん!)は
ひとこと!しゃべりました。

他に客がいる訳でもないのに
狭いところに座れと!?

足音もなくカレーを運んできました。
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ぼそりと「500 円」

100 円玉を 5 個出すと
黙ったまま受け取って行きました。

カレーを食べ終えると
肉うどんを持ってきました。
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やっぱりなにもしゃべりません。

近所のおばちゃんらしい人が
コーヒーを飲みにきました。

「あのアキエさんはあかんわ」

と!おばちゃんがいうと

「気楽なもんやな!花見したそうやで」

と答えて!しばらく話しています。

普通の会話でもできるんや。

でも!そんなに
しゃべりたいことはないようです。

それにしても
異次元の世界に迷い込んだような気分。

私が異国の怪しい人に見えたのかも。
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