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桃ケ池の桜 人を愁殺す 2020 [わが街・下駄ばきドドンパ]

新型コロナウイルスの感染拡大は
どこまで変化し!つづくのでしょう。

息がつまっている人!多数。

私はいい加減過ぎて
3 分考えて解決できなければ
すぐ投げ出してしまう性格。
なにごとも深く考えることはないのですが。

たぶん!発達障害なんでしょう。

でもね!
「なにかしろ」といえば!
なにもしないくせに
「なにもするな」といえば!
「なにかしたい」と騒ぐ人も
近隣に多いこと。

勝手なものです。
よくいえば世間は生真面目な人ばかり。



そんなときにも
こんなごみごみした
吹き溜まりのような街にも春たけなわ。

高速道路が屋根になっている
建てもののすき間に今年も桜が咲きました。
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涙が出ます。
条件の悪いところに植えられても
脱出できなければ!不平もいえません。

高速道路の下をたどれば
明るくなったところがあります。
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桜が咲いているのです。
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向こうに回って振り向けば
花吹雪が舞っています。
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わが家の庭の「桃ケ池」です。

池の周囲には私の部屋のように
乱雑に詰め込まれた建てものだらけ。
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ちなみに私は片づけができない
たぶん!発達障害を持っています。

遠くにばかり
花を求めてさまよっていますが
多くを望まなければ
近くにお花見のできるところがありますね。
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花に罪はありません。



「N 子ちゃん!死んだんだって?!」

唐突に
ある居酒屋の女将さんがいいました。

「N 子ちゃんって!?

「あんたが一番親しかったんやないの!」

「ああ!あの人かぁ!

親しいかどうか。
×十年前のはなし。
朝となく昼となく夜となく働きづめで
そのすき間に睡眠時間を削って
毎日のようにネオン街に沈没していたころ。

「思いやり」が成長していないので
ほとんどの人は名前さえ忘却していますが。

無理に思い起こせば
当時の女性はまず
私をアゴで使っていたおばちゃん三人組。
暇そうで!昼となく夜となく私を探していた
やせぎすの Y 子。
ランチにさそえば
「お肉!おにく!食べたい」とばかりいっていた
デカぱいの W 子。

ま!かの女らの容姿は
なんとなく!おぼろによみがえります。

みんな!あんまり
標準的な人じゃなかったような。
類は友を呼ぶから
私が普通ではなかったのかな。

N 子ちゃんねぇ!?
深夜!いつの間にか
ふたりきりになっていた人。
他の酔っ払いから見放された同士かな。

でも!強い印象がありません。
特にその肝心の夜は。

大和川(淀川だったかも)の堤。
道頓堀川のほとり。
どこかの百貨店の屋上。

そこになにをしに行ったのか
思い出せませんが!
今浮かぶのはそんなまぶしい昼間。

死んだと聞かされても
どうしたらいいの。

どのようにして出会って
なぜ疎遠になったのか!
まったく記憶にありませんから。



「桃ケ池でお花見をしたよね!」

「そうでしたか。

「うちの店のお花見の最中に」
「私がおいでとあんたに電話したら」
「N 子ちゃんを連れてきたんやないの」

「N 子ちゃん!いつも」
「チョーミニスカやったから」
「ござの上でひざが乱れた N 子ちゃんの」
「パンツを見たとか見ていないとかで」
「J じいさんと M じいさんが」
「殴り合いのけんかをしたじゃないの!」

「そうでしたか。

J と M は酔っぱらうと
いつもだれかともめていたので驚きもなく
個別のことは覚えていませんが。



このあたりでお花見をしたのかなぁ。
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N 子女史の赤いスカートが見えます。

桜花柳絮桃池春
  おうかりゅうじょ
  ももがいけのはる

昔日女児茜裙新
  せきじつのじょじ
  せんくんあらた

惆悵季帰留不得
  ちゅうちょうす
  ときはかえりて とどめざることを

鳥歌蝶舞愁殺人
  とりはうたい ちょうはまい
  ひとをしゅさつす

漢詩でも中国語でもありません。

漢字は読めず書けず覚えられず
これも発達障害でしょうけど
ときどき!漢字にあこがれて(?)
漢字を並べてみるだけです。



日が傾いてきました。
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桜花が!そして花吹雪が!
赤色を増しています。
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