SSブログ

雨の日本庭園 笑丸の松づくし [パパラッチ!ママえっち?]

大阪メトロ・谷町線の北の端の大日駅。
ささやかな用事も終わり!予定もなく。

ここまできたのですから
「ついでに」万博記念公園に行きますか。
大阪モノレールに乗ればすぐ行けます。

「ついでに」は慎むようにと
まだ可愛かった(ホントーです)幼いときに
祖母にさとされています。

「ついで墓参」は
特にいけないといわれました。

A さんの墓参に行って
ついでだからと
近くの B さんの墓にも参るのはよくないと。
あらためてきちんとまっすぐ
B さんに会いに行けと。

全然分かりませんでした。
今もよく分かりません。

しかし!今
皿を運ぶときには皿だけ。
茶碗は茶碗だけで持って行くような
習癖があります。

1 度にふたつもみっつも持たないので
効率を考えろと
臨時のパーティなんかで
指摘されたりしますが。



雨の日曜日。
3 週連続!雨の日曜日。
ついでに行きます。

万博記念公園の日本庭園の休憩所で
林家笑丸(えみまる)の
高座がありました。
blog81.jpg

伝統芸能のいくつかを披露しています。
後ろ向きの「紙切り」なんか珍しや。
blog82.jpg

今日のメイン(!)の技(!)は
「松づくし」だそうな。
blog83.jpg

私は見たことがないのですが
落語にあまり詳しくなさそうな
近隣のおばちゃんがいつかいっていたので
関西では著名な芸なんでしょうか。

芸者や舞妓が踊るお座敷芸かも知れません
blog84.jpg

歌に合わせて
どんどん松の扇子が増えて行きます。
blog85.jpg

扇子の数が 10 枚以上になりました。



日本庭園には
よく手入れされた黒松が多いので
「松づくし」の芸が映えるかも。
blog86.jpg

雨でなかったら
落語会も屋外で催行したのかな。

「遠見の松」が泣いています。
blog87.jpg

ツツジ(ミツバツツジの仲間?)の花は
きれいですが
向こうの桜(ソメイヨシノかな)は
ほとんど散っています。
blog88.jpg

「松の洲浜(すはま)」では
雨に濡れる色っぽいシダレザクラに
見る人もなく。
blog89.jpg

カイドウ(花海棠)があります。
blog90.jpg

先日!このブログで
蘇東坡が
「柳緑花紅 真面目」といった
花紅(はなはくれない)は
カイドウと書いたかも。

無責任な発言ですみません。
ま!日ごろの言動から
私がなにをいっても!だれも
ウソ八百と思っているでしょうけど。

盛唐の王維の詩「田園楽」に

桃紅複含宿雨
 ももはくれないにして
 また しゅくうをふくみ
柳緑更帯春煙
 やなぎはみどりにして
 さらにしゅんえんをおぶ

がありました。

中唐の崔護の詩「人面桃花」には

人面桃花相映紅
 じんめん とうか
 あいえいじて くれないなり

とあります。

ということは大陸では
緑は柳ですが
紅はカイドウではなく桃花かも知れません。

日本庭園を出て
国立民族学博物館の前に行くと
紅の花が咲いていました。
blog91.jpg

雨なんかに負けないあざやかな色です。
blog92.jpg

桃?花桃!?

「キクモモ(菊桃)」だそうな
他の桃の花はもう散っているのですが。



(石川忠久著/春の詩 100 選/)参照
(敬称略)
コメント(0) 
共通テーマ:芸能