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唐古・鍵遺跡 春を歩く [みんなで歩けばこわくない]

春の盛りの中
月例の寄せ集めの
仮面(名乗らなくてもいい)ハイキングは
奈良盆地の中ほど
田原本町(たわらもとちょう)を歩きます。

南の藤原京と
北の平城京を結ぶ官道は 3 本。
3 道は並行して
南北にまっすぐつづいていたそうな。

一番西側の下ツ道の中間あたりに
田原本町があります。

藤原京周辺や
平城京のまわりは
よく歩く機会があるのですが
中ごろはこの 10 年を経た月例ハイキングや
その前のハイキングでも
みなさんを案内したことがないような。



近鉄・田原本駅前の
碁盤の目のような古い街の中を
蛇腹折りに回ります。
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静かです。
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いにしえの(失礼!)大きな商家がたくさん。
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往時をしのばれます。

寺川を渡ります。
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私がよく寄る青果店に。

新鮮なフキ(蕗)を求めます。
タケノコ(筍)もほしいけど
これから歩かねばならないし。

あ!おじさん!ひとざる 12 個のりんご。
800 円は安いかも知れませんが
買うんですか!重いですよ。
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え!?
みなさんにひとつずつプレゼントですか!
いい人ですね。



唐古・鍵(からこ・かぎ)
考古学ミュージアムでお勉強。
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これからその唐古・鍵遺跡に行くのです。
予習といったところ。
たいてい!こんな場合にはなん人かは
学習拒否!待っているというのですが。
年齢も環境も大きく違っている人の
寄せ集めなら!当然なことでしょうけど。

今日のみなさんは全員入館。
エラいぞ!勉強家ばかリ。

再び寺川を渡り
町役場前の下ツ道を見つけ!北上します。
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鏡作(かがみつくり)神社へ。
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鏡鋳造の神!?
歴史がありますね。



唐古・鍵遺跡史跡公園に着きました。
楼閣が見えます。
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ここで出土した土器の絵の建てものを
復元(?)したもの。

しかし!土器の絵は写実的なもの?!
人間の頭脳は 2,000 年前でも今と
そう違いはないでしょうから
豊かな想像力で
描いたものかも知れませんよね。

とは思うものの!
屋根の端っこの唐草模様のようなものは
春日大社の歴史のある
吊り灯籠の屋根(?)の角に似ています。

ということは
昔から好まれていた意匠かも知れません。

唐古池を中心とした集落があったといいますが
この池!なん千年も前からあったのやら。
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大正時代ごろから
この池の修復で出土する遺物に
注目されてきたようですが。

ヘラブナでしょうか。
大きな魚の死骸に
アカミミガメがとりついています。
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おぞましい。
戦慄!やまず。
とりあえず!池にたくさん棲息する
アカミミガメは処分してください。

わ!ごめんなさい!
エラソーなことをいって。
なにかが飛んできました。(画像の上部)
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初めに
地名から唐古遺跡と呼んでいたようですが
隣接の鍵地区にもつづいている
広大な遺跡と分かり
唐古・鍵遺跡と命名されているようです。

遺構展示情報館で再度!お勉強しましょう。
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あんまり歩くことのないハイキングです。



道の駅「レスティ唐古・鍵」で
おばちゃんもおばちゃん化したおじさんも
最後の買いものします。

私も「からこラスク」等を買いましたが。
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どこが「からこ」なのかよく分かりませんが。

レンゲの花が咲いている道を
近鉄・石見駅に向けて帰ります。
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日本の原風景。
2,000 年の歴史には遠くおよびませんが
私の遠い原風景。
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