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ウナギの頭ごはん 台風よけの稲 [七面鳥六目半ごはん]

ホテイアオイがつぎつぎに咲きます。
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わが家で 2 度!冬を越した株。

花はよく咲くのですが
あまりランナーを出さず!増えません。

昔はやたら子株!孫株を作るのですが
全然開花しなかった個体もありましたが。



台風で強風にあおられました。

折れた稲の葉を起こします。
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ペットボトルの田んぼ(!)ですが。
田んぼは小さく
遅れて田植えをしたので!成長悪し。

そこへ台風。
古代から稲作は台風との戦いだったのかも。

「台風よけ稲」があったそうな。

「九州八号」とか「瑞豊」とか。
どうして台風をよけるのかといえば
晩稲(おくて)種なんですね。
台風の季節を越えてから
穂を出させようとしたのですね。

冠水しても大丈夫なものには
「奥田穂」とかあったらしい。
文字通り「水くぐり」という種も
作出されたようです。

過去形でいうのは
現存しているものかどうか。

現在では米の味が重要になっているので
台風に強いだけでは営農できないのかも。
シロート考えですが。



あれ!?
こんな小さな稲なのに花が咲いています。
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台風に刺激されたのでしょうか。

この稲はいくつかの古代米を
ミックスしたものから芽生えたもの。

明日香村かどこかで買って
白米に混ぜて炊いていたのですが
今年の田植え(?)に
苗が得られなかったので
急きょ!まいたら発芽したものです。

どんな実がなるものやら。



台風は去ったものの長雨です。

深窓の家猫のように
濡れるのをきらい
外出をひかえていたら
食料がなくなってきました。

だいたい毎日!安売りスーパーに行きます。
スーパーがわが家の冷蔵庫です。
1 日でも行かなければ
たちまち干あがるのは必定です。

冷凍室に
「ウナギの頭」があるのを思い出しました。

しょんべん小路の吹きだまりにある居酒屋に
「ウナギの頭くらいくれても」
「バチはあたらないだろう」と
傲慢(ごうまん)で
品のないせりふをいってしまったのです。

酔っ払っているとはいえ
自分がイヤになりますね。

ホンキにしないように
翌日!でんわで「冗談だからね」と
あやまっておいたのですが
土用の丑の日にウナギを売って
その頭を残してくれていました。

悪いことをしましたね。



ウナギの頭!どうしましょう。
ウナギの焼き方は関西風ですから
焼いてから切り落としています。

だから!頭もかば焼きになっていて
味がついています。

大阪の土着の人は
焼き豆腐なんかと煮るらしいのですが。

稲の花が咲いたので記念(?)に
ごはんを炊きましょうか。

洗い米に
タマネギスープの顆粒を入れます。
どうしてタマネギスープかといえば
「だし」はそれしかなかったからです。

ウナギの頭を入れます。
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ホントに頭ですなぁ。
もう少し身をつけてくれてもいいのでは。

炊きあがりました。
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山椒とかの!かおりのものがないので
庭の!庭といってもプランターですが
ミツバを切って添えます。



ピーマンをちぎってごま油で炒めます。

ウナギの頭を加え
酒をばさ~!
砂糖と醤油をたらたら。
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一味唐辛子でもふりますか。

ああ!せめて!もう少し!
ウナギに身をつけておいてちょうだい。



(青木恵一郎著/さくもつ紳士録/)参照
(敬称略)
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