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平城宮跡は芦刈り 和合地蔵尊に泣け [南都有情]

ガンガンとうるさい!
寒風にちぎれそうに
揺れているものがあります。
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平城宮跡歴史公園の朱雀門です。
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門越しに北に目をやれば
近鉄電車が過ぎる向こうに
復元工事中の大極殿院南門が現れています。
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工事用の素屋根が東に移動したのかな。
つづいてあの位置に
東楼の復元工事をするのかも。

朱雀門の前から東を見れば
山焼きの終わった若草山があります。
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このラインが二条大路跡らしい。
大変幅員のある大きな道。

壬生門の跡。
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朱雀門の東に並んでいたのですね。

近鉄線を越えたあたりも
広大な平城宮跡歴史公園ですが
芦刈りが行われています。
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東院庭園が変。
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水が抜かれています。
池の庭なのに。
ほころび始めている梅が寂しそう。

公園から東に出れば
カラタチの垣根がつづいています。
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法華寺ですね。

寺の前の道に
同衾(どうきん)しているような
お地蔵さまが。
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和合地蔵尊!?
男同士なんですか?!
男と女の閨房(けいぼう)でしょうか!?



これ!いつごろから
ここにあるのでしょうか。
「和合」といえば思い出しました。

遠く江戸時代の
増穂残口(ますほざんこう 1655 ~ 1742)が
いっているそうな。

「互いに融(とろ)けし
「下紐(したひぼ)の契(ちぎ)り
「いかで真実(まめやか)ならざらん

「夫婦和合」が大切というのです。

それは「陰陽交合(みょうとまじわり)」で
さらに「神人合体の夫婦(めおと)」になり
五穀豊穣!間違いなし。

この「夫婦」は
「恋慕の情」に基づく男女で
衣食住のための結びつきやら
封建時代の中の
「家職大事」だけの結婚ではないと
説いているとか。

「家職大事」の縁組で
「恋慕の情」が湧けばいいのでしょうがね。
ま!ないものねだり!あきらめましょう。

「あきらめて あきらめて 嫁ぐといえば
「声もなく 声もなく うなづいた人

コロムビア・ローズ(2 代)が
歌っていたとは!知る人もなし。
この和合とは関係ない歌ですね!すみません。

ま!初めからあきらめて結婚すれば
長つづき間違いなし!知らんけど。



北へとり海龍王寺を過ぎて
つきあたりがコナベ古墳。
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東にウワナベ古墳。
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この古墳の横を通ればなぜか涙が出ます。
普段は毫も思わない親不孝や
不義理の数々が浮かんできます。
心のひだの中に
こんなススキの原風景があるのかも。

こんなに立派な古墳ばかりなのに
どの天皇の陵にも
比定されていないですね。
ま!どの陵の治定にも
問題あり!でしょうか。

自分の心の問題のほうを先に心配しなさい!
と!いわれそうですがね。



奈良産と思われる野菜を買って帰ります。
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全部で税込み 455 円。
重い!
安いと思ってさげているのですが
はたしてどうだったのやら。



(敬称略)
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