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能勢妙見山お火焚き祭 2022 [野道!山道!恋はけもの道!]

冬期休業中の「妙見の森ケーブル」が
今日(2022/02/11)は臨時営業しています。

紀元節や
建国記念日のためかどうか知りませんが
能勢妙見山の
「お火焚き祭」があることはたしかです。

ケーブルカーにだれも乗っていません。
途中にけっこういたハイカーは
みんな歩いて登っています。
なまけものはひとりだけ。はは。

ん!?
樹氷!霧氷?!
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桜(たぶん!エドヒガン)の枝が
太陽に照らされているのですね。
今日はあたたかい。
例年!よく見られる雪も
道の凍結もありません。

山は冬枯れ。
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今日は枯木の林を見て歩きましょうか。

枯野見(かれのみ)という
行楽があったそうな。
江戸の粋人な遊びだそうですから
今も生きていることばかどうか。

手元の俳句歳時記を見ても
2 冊とも「枯野」はあっても
「枯野見」は見あたりませんが。

では!
枯林見(かればやしみ)ということばを
つくりましょうか。

つづいて「妙見の森リフト」も臨時営業。
軟弱な精神のものはやっぱり乗りますね。

ん!?
リフトのイスの後ろの絵!
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カエルばかりと思っていたら
カブトブシもあるのですね。

リフトを降りて見降ろせば
ここの桜の枝も白い。
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ブナの林「北極星の森」に寄ります。

3 年前でしたか
台風 21 号に倒されたままの
ブナの大木があります。
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氷河期の生き残りなのか
標高 660m の
ブナにしてはあたたか過ぎる場所にある林。

そんな樹木も
地球温暖化で消えるさだめかも。



どん!どん!ドン!ドン!
ん!?
あれは「だんだんよくなる法華の太鼓」!
題目を唱えながら打つ
うちわ太鼓の音じゃないですか。

聞いていた能勢妙見山の予定では
10 時から建国祭 国祷会法要ですが。
境内にはだれもいません。
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10 時 40 分にお火焚き祭行列が
始まることになっていましたが
それより早く出発していました。
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ついて行きます。
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山頂に会場があります。
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信徒会館「星嶺」が正面に見える
いつもの場所です。
例年!寒風の吹きさらしに泣けるのですが
珍しくあたたかく手袋もいりません。

点火。
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風向きは猫の目のように変わります。
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どの場所の人にもありがたい煙がやってきます。

新型コロナウイルス禍のせいでしょうか
大根炊き等の接待はありませんね。



長い間閉ざされていたので
もう!なん年も歩いていない新滝道を
道が凍らないうちに下山してみます。
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リフトとケーブル!まとめて
乗車賃が節約できます。

下まで 1.8km です。
妙見山の登山道で最短コースです。
急坂が多いので
1 分 90m のスピードでころがり落ちれば
20 分です!楽勝のはずです。

廃屋があります。
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つぶれてしまった家が次々現れます。
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ケーブルカーのない大昔はこの道を
大勢の参詣者が登っていたので
接待の家も多くあったことでしょう。

道は沢沿いですが!沢に水がありません。
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揚水用でしょうか!ポンプも朽ちています。
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「枯林見(かればやしみ)」にはいいのですが。
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昨日の伏見稲荷で(拙ブログ 2022/02/11
美人(!)年増のたたり(?)で
痛めた足が泣き出しました。

りっぱな(!)石垣ですね。
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大きな家があったのかも。
つぶれた残がいさえないですが。

雄滝(おんたき)行場まで降りてきました。
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やれやれ。
足がもちましたね。

やさしい顔のお地蔵さまがいました。
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樹氷と思えた桜の木がある
妙見の森ケーブルの下の駅に着きました。
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42 分かかっているじゃないですか!
「20 分」はどこへ行ったのやら。
下りなのに 1 分 45m も歩いていません。
もう!山行はやめなければ。



「枯林見(かればやしみ)」も忘れて
舗道をとぼとぼ能勢電の駅まで帰ります。

こずえにひとつ残っているもの。
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カリンかな。

小川に青々としているのはクレソンかも。
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妙見口駅前の津ノ国屋で
おばちゃんの手づくりのような
千枚漬けと切り干し大根を買って帰ります。
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どちらも税込み 100 円。
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