奈良で静かな朝食 石子詰悲しや

南北にアーケードがつづく
もちいどのセンター街。


朝です。
静かです。

観光地の奈良は早朝から徘徊する
いかにもよそもの風がいたのですが。
新型コロナウイルス禍！
観光ホテルに
宿泊客がいないのでしょうね。

あれ？！通路のタイルに落書きが！


人がいないと気づくものですね。

落書きではないですか。


たくさんある訳ではありません。


この日！見かけたのは 6 枚だけ。



「喫茶 南風」が営業していました。


十数年ぶりに入店しました。


「モーニングサービス」の中から
一番安価と思われるものを。


税込み 500 円。

奈良でも大阪の朝食と変わりません。



猿沢池から見る春の興福寺の五重塔。


五重塔のほうへあがって行けば
「伝説三作石子詰之旧跡」と書かれた柱のある
興福寺菩提院大御堂に出ました。

近松門左衛門作の浄瑠璃
「十三鐘」のモデルですね。

三作というこどもが
あやまって鹿を死なせてしまいました。

神鹿を殺せば死刑です。
穴に落とされ
上から石を投げ入れられたそうです。

ここにも長い間通り過ぎるだけでしたが
十数年ぶりに入山しましょうか。

門が閉まっていて！
ちょっと見には
拒まれているように見えるのですが
私のような信心深いものは
（ウソついてすみません）
大丈夫！許されます。

この塚の下に埋められたのでしょうか。


伝説化していますからね。
記憶していた景色と違いましたが。
なにもかも頼りない記憶ばかり。

お地蔵さまが対峙していました。


ネコヤナギが供えられていました。