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龍田古道 夏目の渡しの吊り橋 亀瀬隧道 [町道!街道!眠り未だ足らず]

龍田古道を少しだけ歩きます。

奈良時代に
難波宮と平城京を結んでいた行幸路。
万葉集にもいくつか詠まれている街道。

近鉄・河内国分駅から
大和川の左岸をさかのぼります。
さかのぼる感覚はありません。
しばらく街道から川は見えないので。

突然!川に接近して!
吊り橋があります。

「15 人以上通行しない。
「揺らさない。
注意書きを一瞥して渡ります。
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おお!揺れるのなんの!

初めて渡る橋ではないのですが
こんな恐怖の記憶はないのですが。

先日(拙ブログ 2022/02/06)!
シンポジウムでもらったマップには
「夏目の渡し跡」とありましたが。

大昔には渡し舟があったところ。
どちらかの岸に茶屋があり
ナツメ(棗)があったので
夏目茶屋と称していたとか。
だから「夏目の渡し」とか
「夏目茶屋の渡し」とかいうようですが。

マップによっては
川端橋とか青谷吊り橋とか
いろいろ描かれていますね。

「青谷」とは右岸に
青谷遺跡があるからでしょうね。

やれやれ!渡り切って振り返ります。
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長さが 88m ばかり。
幅員(1m ほど)がないので!怖いのですね。



大和川に沿って歩きます。

春も終わり!大きなネギ坊主があります。
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横をJRの電車がとどろいて消えます。
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体調が悪くて足があがりません。
杖をついて可愛く歩く
小柄な刀自(とじ)に抜かれました。はは。
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JR河内堅上駅に着きましたが。
もう!帰って!寝ましょうか。

いや!交通費がもったいない!
もう少し歩きますぞ!
まだ!命が残っているはず。

JRだけ右岸から左岸に渡ります。
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この「第四大和川橋梁」は土木遺産
「関西本線三郷~河内堅上間橋梁群」との
銘鈑がありました。
特異な架橋だそうな。

上流から見ます。
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さらに上流の「第三大和川橋梁」で
右岸にもどるようです。

「第四大和川橋梁」と
「第三大和川橋梁」の間が
船運の難所区間「亀の瀬」です。
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亀石があるからそう呼ぶのでしょうか。
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ここは大規模な地すべり地帯です。

JR関西本線の前身の大阪鉄道は
明治 25 年(1892)
ここに隧道(トンネル)を造りました。

そのトンネルは昭和 6 年(1931)の
大きな地すべりで崩壊!
土煙の中に消えてしまったのですが
最近!
トンネルの 1 部が発見されています。
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レンガ積みのきれいな馬蹄形をしています。

ん!?
以前(拙ブログ 2016/09/14)に
侵入したときと違うような。

ああ!それはこちら!
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排水トンネルでした。



奈良に向かって峠を越えます。

なにかいい香りがします。
たぶん!ノイバラの花でしょうけど。
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峠八幡神社からくだりにかかります。
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ノイバラのような白い花が多い季節。
ウツギやらニセアカシアやら。
ユキノシタも。
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なんでもない花ですが
疲れた旅(?)の途中には
ちょっと安堵する風景。

急ぐ道程でもありません。
リュックの中で揺られて
おにぎり状態になった
炊き込みごはんをいただきましょうか。
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炭酸飲料は「亀の甲羅」!?
「カメノコーラ」?!
グリーン色しています。
ま!コーラ味といえばコーラ味ですね。

日本遺産・龍田古道・亀の瀬・推進協議会が
企画した商品だそうな。



あと 1km ばかりでJR三郷駅。
亀のように
はってでもたどり着けるでしょう。
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