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石光寺 アメリカやらハイブリッドやら [解語の枯れ尾花]

二上山を借景にして石光寺があります。
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関西にやってきたころ
親しく指導していただいたひとが
このあたりの風景や歴史が
好きだったこともあり
私もよく徘徊したものです。

そのころ!
「しゃっこうじ」と呼んでいたような。
今!「せっこうじ」でしょうか。

ついでに思い起こせば
住所は北葛城郡当麻町でしたが。
いつの間にか葛城市となっています。

隔世の感を抱いて入山いたします。



たいていは寒ボタン(寒牡丹)を
鑑賞にきたものですが
寒ボタンも春ボタンも花の季節は過ぎて
今はシャクヤク(芍薬)の見ごろだとか。
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入り口で
みんな!アメリカシャクヤクだと
聞かされました。
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たぶん!
初めて聞くシャクヤクの種類ですが。
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どんな特色があるのやら。
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花が大きく!はなやかなのでしょうか。
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晩唐の皮日休の牡丹の詩の中に

佳名喚作百花王
(かめいよびてひゃっかのおうとなす)

とあるように
ボタンを「百花の王」と呼び
シャクヤクを「花の宰相」と称すと
巷間!いわれているようですが
王と宰相!
宰相のほうが格下でしょうか。

江戸時代の終わりの
増補俳諧歳時記栞草には
ボタンの異名がたくさん書かれています。

その最初に「木芍薬(きしゃくやく)」と
あるではないですか。

すると!シャクヤクのほうが
格上のようにも感じますが。

立てば芍薬!座れば牡丹!
歩く姿はダンプカー!

と都都逸にあるように
シャクヤクとボタン!
どちらが上とか下とかでもないのかも。

(都都逸の一部は勝手に創作です)



この花はハイブリッドシャクヤクと
教えてくれましたが。
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ボタンとシャクヤクの交配種ですか。
色から判断もできるそうですが
それなら!これもそうですか。
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これなんかは?!
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これは古来のシャクヤクにはない色では!?
なにがなんやら!

これは?!
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これはツバキ(椿)ですね。

あなたはだ~れ。
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灰色の軽い脳みそが
アジャパーになりました。

ん!?
シャクナゲ(石楠花)が
白とピンクに咲き分けている!?
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違いました。
別々の株でした。



寺を出て彷徨します。
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昔!こんな国道(165)はなかったような。
ひなびた里を
歩いていたような気がするのですが。

二上山の下に「道の駅」が見えます。
昨日できたような気でいますが
あそこで!なん度か食事をしていますね。

その道の駅「ふたかみパーク當麻」の
「當麻の家」に行きます。

「郷土食」と書いてあります。
中将姫ゆかりのものがあれば
いただきますか。

が!
定食は「ハンバーグ定食」と
「鯖の塩焼き定食」だけ。

「鯖」をいただきます。
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郷土食?!
このあたりに海があったのやら。
税込み 850 円。

五平餅(1 本 130 円)を買って帰ります。
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二上神社口駅に行けば
近鉄電車は 30 分に
1 本しかありませんでした。
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