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暴君ロッパの玉子かけごはん [パパラッチ!ママえっち?]

戦前(もちろん!太平洋戦争前)戦中
榎本健一と並んで
喜劇役者のトップスターだった
古川緑波(ふるかわろっぱ)は
仲間内から
「天下の暴君」と呼ばれていたそうな。

男爵の 6 男らしい。
ま!
庶民からは
わがままを越えている
非人道的に見えることも
華族さまではフツーのことなんでしょうね。

かれの息子をして
「悲しくて涙も出ない」といわせた
帝国ホテルに書生を同行した有名なはなし!
尾ひれがついたデフォルメだと
思っていましたが。

かれの日記「ロッパの悲食記」に
ちゃんと書かれていました。
本当だったのですね。

   影武者をひとり連れて行き
   その分も食う。
   かれは目の前に並んだのを見るだけだ。

昭和 19 年 1 月 11 日
東京は物資がなくなり
帝国ホテルのグリルも予約制になり
しかもひとり 1 人前しか
受けつけなくなった非常時に
2 人前以上!食べたかったらしい。

すごいはなしですね。
天下の暴君の面目躍如たるものがあります。

私なんか由緒ある貧乏人ですけん
空腹の人が見ている前での食事なんか!
のどを通りませんぞな。

食べものの好き嫌いが激しいのに
ともかく!
大食らい!底なしに食いたいらしい!
味が分かっていたのでしょうか。

戦中はそれが貴重品でステータスだったのか
鶏卵を食べたことを
なん度も嬉々として書いています。

玉子かけごはんを馬食のごと
かきこんでいます。

白身と黄身をよく混ぜ
さらにごはんとよくよくよく混ぜて
食べていたようです。
ときどき挽き肉の炒めたものを
加えたりしていたとか。

私は
よく混ぜるのはイヤでありんす。

由緒ある貧乏人ですから。
あは!それは関係ないですけど。

よく混ぜるのがイヤな人
探せば結構いますがね。

私の玉子ごはんは
温めておいた丼に
先に常温の玉子を割り入れ
醤油を少し。
そこへ炊き立てのごはんを盛ります。
玉子は見えません。

今日は
牛挽き肉と奈良漬を炒めたものを
トッピングしました。

blog玉子かけないごはん.jpg

混ぜずに端から食べます。

混ぜてぐちゃぐちゃにして
均一にしたごはんには食欲が失せます。

(敬称略)
タグ:古川緑波
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