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金瓶梅の豚足(とんそく) [半煮え!生煮え!]

ゴミだめのように乱雑な書棚で
下敷きになっていた
「金瓶梅(きんぺいばい)」を探し出し
読み返したのですが。

いや!読み返すというより
過去にほとんど読んでいなかったでしょうから
初めて読むようなものですが。

「あなたは豚足にたいそう執着があるようですが」
「金瓶梅の豚足はお試しになりましたか」
というようなことを
期せずしてふたりの人にいわれたものですから
広げてみたのです。

ところが!どこに書いてあるの!?
分りません。
ホントに書いてあるの?!

速読ですからね。
あ!速読じゃないです。
私にはだらだら長いので
自分勝手に飛ばし読みしているだけですね。

檀一雄著/百味真髄には
「こと細かく書かれてある」と
小野忍・千田九一共訳から引用していました。

う~ん、、、同じ訳を私も読んでいるようですが、、、ね。
ま!簡便に孫引きさせてもらい要約すれば
調味料を加えて

「錫の蓋つき茶碗のようにピッタリふたをします」云々。

なんのこっちゃ?!抹茶に紅茶。

ひょっとして
袁枚(えんばい 1715 年生 1797 年没)の
随園食単/青木正児訳にある
猪蹄煮方四種の内のひとつに似ているものかも。

要約すれば
豚足を鉢におき
酒と醤油を入れます。
これを大きい鉢に入れふたをします。
この 2 重の鉢を
湯煎するというものらしい。

やってみますか。

やってみると!こりゃ大変!
煮えませんよ!なかなか思うように。
私ごときには道具立てと覚悟が欠落しているようです。

結局!なじみのある
檀一雄著/檀流クッキングのレシピで!はは。

醤油とニンニクと生姜とネギと五香粉をだしに入れて
茹でた豚の足をことこと。

煮詰まってきたら仕上げにごま油を少々。

blog豚足醤油煮.jpg

(敬称略)
タグ:檀一雄
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