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般若寺はコスモスの季節 [南都有情]

般若寺(はんにゃじ)に向かいます。

東大寺の西の門
国宝の転害門(てがいもん)の横をすり抜けたら
右にとり
北へまっすぐ 1km も歩けば着きます。

秋は境内がコスモスの花で埋まります。
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あまり有名過ぎて参拝者が多いのと
それにいつでも行ける場所なので
もう思い出せないほど久しく訪ねていません。

あれ!記憶の中の花よりとても多く
広い境内でしたね。
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朝!人より早く来たはずなのに
もう!境内には
丸太ん棒のような大きなカメラをかつぎこんだ
老若男女がうごめいています。

どちらを向いても人が写り込むので
うっとうしいたらありゃしない。
他人も私にそう思っていることでしょうけど。

般若寺は古い。
629 年!高句麗から来た僧が創建したそうですよ。

仏像は白鳳時代のものも。
建造物は鎌倉時代のものが多いようです。

楼門も鎌倉時代のものですが国宝らしい。
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しかし!コスモスは最近のものでしょう。
原産地はメキシコあたりのアメリカ大陸のはず。
日本に来たのはいつか知りませんが
人の目にとまるようになったのは
明治の終わりくらいでは。
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しかし!日本的な花ですね。
日本の風景になじむ色形なのか
日本人の琴線にからむたおやかさなのか。
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コスモスに肥料は不要といわれています。
なまじ情をかけて肥料をまくと
茎が徒長して倒伏しやすくなるそうですよ。

日本の気候にも適応して
こぼれ種で翌年にも発芽し無肥料で育つのですね。

それに短日開花の代表のように習ったのに
今はどの季節でも
発芽から 60 日とか 90 日とかすると
決まって咲く種類も多いそうですが。
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そうそう!ここに最後に来たのは初夏!
恋人(と勝手に思っていた人)が
ヤマブキを観賞したいというのでついて来ていました。

並んでいる石仏を包んで
光背のようにたくさん咲いていましたが。

あ!ほんのちょっぴり
季節にそむいて咲いていました。
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今はだれも気づかない花。
愛しいじゃないか!

愛しいじゃないか。
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蛇足ながら。

「愛しいじゃないか」
「愛しいじゃないか」
このメロディというか単語が頭の中をぐるぐる。
この日寝るまでつきまとわれました。

なんだ?!これ。

あ!?
舟木一夫の映画を探していたとき。
劇中で本間千代子が歌っていた唄ですね。
愛しき雲よ。(拙ブログ 2010/06/23

「愛しいじゃないか」ではなく
「行こうじゃないか」でしたが。

   あの白い雲に のって
   誰も知らない 地の果てに
   行こうじゃないか 行こうじゃないか
   恋をするのも めんどくさくて
   ひとりでいたい 忘れられたい

なんとすごいフレーズでしょう。
恋をするのもメンドくさい!かぁ。ああ。

(敬称略)
タグ:舟木一夫
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