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バサラ祭りのかっぽれ [南都有情]

ストリートダンス「バサラ祭り」が
今年(2015/08/29・30)も
若ものたちの奈良の夏の掉尾(とうび)を飾ります。

1999 年から始まった祭り。
今年のポスターの惹句(キャッチ!)は
「原点 開花」だそうな。
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初日です。
午後 3 時!
JR奈良駅に着きました。
昨年は午前中にきましたから(拙ブログ 2014/09/01
もう!だいぶ進んでいるはず。

わ!大雨!

早朝から大阪を出て
ぼちぼち東へ進んできたけど
雨にはあたらなかったのに。

JR奈良駅前のステージは大変!
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あ!「かっぽれ」!?
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「櫻川流江戸かっぽれ」です。
雨中に熱演です!
年には不足ない熟女たちが。(失礼!)

東京からきたのですか?と問えば
関西在住の人ばかりとのこと。



それで唐突に思い出したのですが。

二代目 櫻川ぴん助著/かっぽれに惚れた/の
表紙をめくると
口絵に歌川(安藤)広重の
「日本橋一丁目」の絵(部分)があり
その真ん中に「住吉踊り」が描かれています。
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江戸の街に
どうして大坂(大阪)の住吉踊り!?

それがどうして「かっぽれ」の本の挿画になるの?!

怠けものは
それだけで探究もせず終わって久しいのですが。

はなしが澪(みお)を外れますが
ケチといわれている(その通りですが!)私が
唯一!衝動買いしてしまうのが書籍。

本のタイトルにすぐ惚れて(?)しまうのです。
しかし!読書には熱心ではありません。
数ページめくったら
上のまぶたと下のまぶたが仲良くなります。
よく効く「睡眠薬」です。

それで生まれてこの方
まともに読んだ本はまずありません。
本を買うのが好きなだけかも。はは。
いつも無知が恥ずかしく
そのコンプレックスのなせるいたずらですかね。

読まないので意識から消えて
また同じ本を購入しています。

ときどき!ま!年に 1 度くらい片づけていたら
つぎつぎ!同じ本が出てきたりします。
3 冊もある本があります。

そんな訳で!その本も読んではいなかったのです。



住吉大社(大阪市住吉区)に西から入ると
正面に反橋(そりばし 太鼓橋)が見えます。
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その前の両側に絵馬殿がありますが
向かって左の絵馬殿の正面に!
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平成 11 年(1999)の「櫻川ぴん助」一門の絵馬。

昭和 61 年(1986)
平成 5 年(1993)の絵馬もあります。

境内の外の末社「浅澤社」の天井に!
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大きなちょうちんに「櫻川ぴん助」の字が!

いつも不思議に思っていたのですが。



瀬戸内晴美(寂聴)著/かの子繚乱/煉獄/に
かの子の夫の一平が
かの子の愛人問題でアタマにきて家出して
「かっぽれ」の弟子になりに行くくだりがあります。

この本もきれいに読んだ記憶はないのですが
今!広げてみると
「かっぽれ」の説明がありました。

俗曲のひとつ。
当時の芸人仲間では「トバ」と呼ばれていた。
それは天保(1830 ~ 1844)に流行した
鳥羽節のはやしことば
「わたしゃお前にかっ惚れた」から出た名称。

住吉踊りから出た非人芸。
願人坊主(乞食僧?)が江戸に広め
吉原中心のヒラキ芸となった。

かいつまんでいえば!こんなところ。

住吉踊りが原点でしたか。



付け焼き刃ながら
あわてて!かっぽれに惚れた/を読むと
毎年「里帰り奉納」を行っているとか。

住吉大社の一番大きな祭りが
大阪の夏祭りの最後を飾りますが
その期間中の 7 月 31 日に
住吉大社の石舞台で
「江戸芸かっぽれ」を披露するのだそうな。

その年に名取になった人の
初舞台になるといいます。



ああ!しかし!奈良の雨。

気が小さいので
折りたたみの大・小のふたつ傘やら
レインカバーやらいつも持参しているのに
今日にかぎって!なにも携帯していません。

雨の中で撮っていたら
コンパクトカメラが!
あああ!
フリーズしてしまいました。

私の命の!いや命より大事なカメラが!

拗(す)ねて帰ります。

大阪の天王寺駅に着いて!びっくり。
雨!全然ありません。

夜は平城宮跡で
平城京天平祭(2015/08/28 ~ 30)の
大極殿の燈火会等「光」の催しがたくさんあるはず。

予備のカメラがどうにか動きます。

引き返しましょうか!
どうしましょう。



(敬称略)
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