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大根の肉ジャガ風 [半煮え!生煮え!]

冬枯れの路傍の無人販売所等でも
野菜は不足していて高価ですね。

霜でシャリシャリしていた大根と高菜。
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これ全部で 250 円。
先客がちぎって捨てて行っていた
大根の葉ももらい受けます。

大和地方を歩いていると
素麺にもよく出会います。

ここは素麺の元祖!いや本家!?
そんな下世話な表現では失礼かな。
発祥の地かどうかは知りませんが
日本の製造の嚆矢(こうし)かも。

それで
「ふし」がフツーに売られています。
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私は「ばち」といってしまいますが。
最初にそう刷り込まれたから。
各地の乾燥麺の産地で
いろいろな呼称があるようです。
乾燥させるときの端っこの曲り部分を
切り落としたものですね。

安価です!まっすぐな素麺より。



食べます。

ベーコンを炒め
下茹でした高菜を切って
ごま油を加えて炒め合わせます。

場末の居酒屋のおじさんが
「高菜にはごま油がよく合う」といって
フライパンを振っていたから。

あ?それは!高菜漬け?!
漬けものを炒めているときでしたかも。

だし醤油と日本酒と味の素で調味します。

味の素に縁のない人生でしたが
到来ものがあるので
うれしくなって使っています。はは。

素麺の「ふし」を茹でて
火を止める前にレーズンを放り込みます。
水ですすいで
高菜のフライパンに入れました。

ヨーグルトを少し混ぜて
酸味を加えてみました。
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大根の皮をむいて乱切り。

人参!タマネギといっしょに
オリーブ油で炒めます。

肉も加えましょう。
肉といっても
おでん用のボイルした牛すじ肉ですが。
「すじ肉」にもいろいろありますが
その中でも一番安価な部位です。

水を加えて
和風だしと日本酒を入れてコトコト煮ます。

さらに砂糖と醤油を加えます。

茹でた大根の葉と
しらたき(糸こんにゃく)を足してみます。

「肉大根」肉ジャガ風!
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大根の皮と葉っぱは
塩でもんでから
甘酢に浸けます。
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これにも味の素を振りました。あは。



さらに残っている大根の葉は
寒風にさらして干葉を作りますか。

高菜は案外たくさんありましたね。
あとは
どうして食べたらおいしいのでしょう。
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雪の六甲山でころんだ [野道!山道!恋はけもの道!]

「3、4 日店を休むから」
「泥棒がこないように見張っといて」

場末の
くたびれた(という人が 7 人ほどいる)
居酒屋のおじさん。

「そんな泥棒!シロートですね。
「なにも盗るものがないところに、、、。
「また入院?
「先月も入院していたのでは?!

「今月は初めてや」

「先月も来月もないでしょ。
「また!タマを切られるの?

「人聞きの悪いことを!」
「キ??マの横から」
「カテーテルを入れるだけや」

「病院に行くのが趣味なのかぁ?

「そ!行くたびに新しい病名が増える」

自慢している場合ですかね。

「あんたは口と顔が悪いだけで」
「他に悪いところがなくていいなぁ」

「ほっといてよ。
「雪の六甲山でころんで手首をついて
「骨折して痛いのよ!今。

「手首!振ってごらん」

(右の手首を回す)

「痛い?」

「痛いけど絶叫するほどでは。

「それくらいの痛さなら折れてへん!」
「十指にあまるビョーキ持ちの」
「オレが保証する」
「安心しろ」

そんな保証で
なんの安心もできませんけどね。
根性のないおじさんと違い
私は痛みに強いんですよ!きっと。



雪の中では大丈夫だったのですが
管理事務所横のエントランスの
雪のないコンクリートの床が凍っていて
すべって思い切りころんだのです。

そんなところに水をまくなよ。
まいた訳ではないのかも知れませんが。

パソコンのマウスを握ると痛い!
昨日は感覚がマヒしていたのか
しびれた感じだったのですが
今日は痛い。

ワープロ時代から
マウスがないと文章を作れない
困った体です。

右手の薬指と
左手の人差し指だけで
キーボードをたたいています。はは。

画像の加工もやりづらい。

そんな訳で昨日の付録で
今日は間に合わせ!お茶をにごします。
ま!いつも間に合わせですけどね!

神戸市立森林植物園の
冬の朝の光景だけのせます。



園内で一番大きな池
長谷池が凍っていました。
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水が少ない。
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山の上ですので
流入する河川も
細流さえなさそうですから
冬季には乾燥して干上がること必定かも。

コイ(鯉)なんかの魚は
氷漬けになったらいいのでしょうけど
浅くなった水にいたら
鳥の餌食になるようです。

ラクウショウ(落羽松)の
気根も寒そうです。
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耐寒性のある樹木だったのですね。

今日のカモシカの食事のメニュー。
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カモシカはヒサカキが嫌い?!
イヤイヤ食べているのかな。
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1 月前の正月には花屋の店頭に
咲いた鉢植えがありましたが
野のフクジュソウ(福寿草)のつぼみは
まだ!かすかな黄色。
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シャクナゲ(石楠花)の葉が
身をちぢめています。
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こうすれば
雪が積もりにくいのかも。
でも!花芽はトップにむき出しですが。

やはりむき出しのトチ(栃)の芽。
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さわるとベタベタ!
糖分が
芽を凍傷から守っているんでしょうか。

和菓子の餅を連想します。
餅に砂糖を混ぜると
冷凍しても
硬くならないのとおなじですかね。



手首の痛みがなくなるまで
しばらく冬眠していましょうかねぇ。

入院している人がうらやましい。
暖房完備!
3 食つきでしょうから。
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六甲山で七草粥 [草のゆかり]

「七種(ななくさ)や
「唱哥(しようが)ふくめる 口のうち

芭蕉の弟子の北枝の句。
(「哥」は「歌」でしょうね)

七草をたたいたり切ったりしているのです。
たぶん若い娘か新妻でしょう。

恥ずかしいのです。
小さな声で
「唐土の鳥が」とかなんとか
歌っているのです。
かわゆいのぉ!

大声で歌うのは
おばちゃんとなって久しい主婦か
恥を糧として生きるすれた女です!知らんけど。

七草を切るときに歌う歌は
各地で違っているようですが
たいていどこかに
「唐土の鳥」の文句が入っているような。

あ!
「春の七くさ」は
たぶん「春の七種」と書かないと
入学試験のときなんかには
点をもらえないのかも知れませんが
人生の落第生の私には読みにくいので
テキトーに書いています!すみません。



立春が過ぎたので!たぶん春がきたのです。

でもね!立春を新暦の日に認定したら
新暦の正月と旧暦の正月は
前後にはるか離れているのですがね。
どちらにもつきかねるのですが。

まぁ!考えますまい!疲れるから。

春は摘み草!七草粥?!
七草をたたいたり切ったりしました。
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みんなで大声を出して歌いましたね。
みなさん!あばずれ女か
くたびれたじいさんでしょうか。(失礼!)

六甲山山中の
神戸市立森林植物園に春がきたのです。
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イベントが増えてはなやいできますね。



「摘み草」は万葉集にも散見しますよね。
なごんちゃん(清少納言)も
「新春の粥」を書き残しています。

かなり昔から日本にある行事。
6 世紀の梁の荊楚歳時記に
影響されているのでしょうか。

それには
「正月七日を人日と為す
とあり
この日はすることが多く!
忙しいようです。

その中のひとつに
「七種の菜を以て
「羹(あつもの)を為(つく)る
と宗懍は書き残していますね。

揚子江沿岸から
華南あたりの風習だったのかも。
もっともその周辺は
日本よりかなり温暖でしょうか。

もうかの地を訪ねても
毛沢東がかき回して
中華人民共和国が席巻して
大金持ちになっている人はなって
礼を忘れかけている現代では
七草がなにか!なんの草だったのか
だれも知る由もないでしょうね。



日本の「七草」の菜は各地でさまざまです。

一般的には
せり!なずな!
おぎょう!はこべら!ほとけのざ!
すずな!すずしろ!これぞ七草
と短歌のように調子よく並べられていますが
そこまで単語は特定しているようでも
それが実際の植物のどれか
比定は時代により人により違いますね。

現代の標準語の NHK TV的解釈によれば
「せり」はセリ(芹)!
「なずな」はナズナ(撫菜)!
私たちが
実が三味線のバチに似ているので
ペンペングサと呼んでいたもの。

「おぎょう」はハハコグサ!
「はこべら」はハコベ!
「すずな」はカブラ(蕪)!
「すずしろ」はダイコン(大根)!

問題は「ほとけのざ」!
私の近隣の大阪市の店頭では
みな!葉に毛があって
硬くてごわごわした
サンガイグサともいわれる
おいしくないホトケノザが並びます。

出荷元の農協にいったことがあります。
間違いではないのかと。

「江戸時代の大学者の小野蘭山や
「貝原益軒がそういっている
「ゆめゆめ疑うことなかれ
とのご回答でしたが。

牧野富太郎はかれらが間違っている!
「ほとけのざ」は
コオニタビラコだと断定しています。

ま!こちらのほうがおいしい!
私の舌にも。



ここのスタッフはエラいですね!

コオニタビラコを段取りしています。
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大昔には冬枯れの田んぼに
フツーにあったような。
ところがないんですよね!最近。
ハイキングのときなんかに
気にしているんですが。
そもそも雑草豊かな田んぼも少ない。

きざみました。
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羽釜に入れます。
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ほとんど!お手伝いしていないので
しおらしく最後にもらってきました。
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すずな(蕪)と
すずしろ(大根)ばかりですが。はは。

辺見金三郎は
「すずな」はノビル(野蒜)!
「すずしろ」は
ヨメナ(嫁菜)という説ですね。

その考察はさておいて
その組み合わせもおいしいでしょうね。

熱い!
漬けものをのせていただくと
ちょうどよろしい。
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森林植物園はまだまだ冬です。
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(宗懍著/荊楚歳時記/守屋美都雄訳注/)
(牧野富太郎著/植物記/)
(辺見金三郎著/食べられる野草/)参照
(敬称略)
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梅旧院光明殿 鬼のすみか [不謹慎ですが、、、]

10 数匹の
にゃんこに囲まれてしまいました。
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口縄坂(くちなわざか)の下。

たぶん!のらちゃんでしょう。
この厳寒の折
生きているのですね!心が痛みます。

天王寺七坂のひとつ口縄坂を上ります。

縄に口がついたようなもの!
すなわち「蛇(へび)」ですね!口縄とは。
京(みやこ)に
昔からあったことばのようですが
廃(すた)れたのか!あまり聞かず
今では地方によく残っていたりします。
「くちなわ!」と呼んで
「田舎もの!」と思う人のほうが
無教養の山出しなんですよね。

上ったところに「墓地」の販売の看板。
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梅旧禅院?!

ああ!脱税と
暴力団の資金源でニュースになっていた
梅旧院はここでしたか。

このあたりは
日本一寺院が集結しているという谷町筋。
あまりお寺が多過ぎて気づかず
いつも通り過ぎていましたが。



以前から評判は悪かったですね。
近隣の寺院や僧侶のうわさでは。

もっとも!金儲けに成功した同業者には
なんやかやいいますよね。

「同業者じゃないですよ!」

ある住職が口を尖らせていいました。

「会社です!営利会社ですよ!あれは」

「ん?!宗教法人梅旧院といってますよ?

「たしかに梅旧院は古刹ですが」

会社の「永代供養」事業に名義を貸して
利ザヤだけを稼いでいるのだとか。

「貸した以上
「今回の事件にも責任があるのでは?

「知らぬ!存ぜぬ!で通しています」

たしか!CMでは
「梅旧院光明殿」といっていましたね。

梅旧院の前に
谷町筋には場違いなようなハデな建てもの。
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ここが怪しい会社のような!
光明殿株式会社とありますが。
たしかに株式会社!宗教法人じゃないですね。

でもね!猿の尻笑い!?
目くそ鼻くそを笑う類に見えますけどね!
修業のできていない私には。

あちこちで遭遇する墓地の販売。
古刹が墓地を売っているように見えても
働いているのは不動産屋だったり
石屋だったりしていますよね。



なんか腑(ふ)に落ちなくて
口縄坂の南の
やはり天王寺七坂のひとつ愛染坂の横の
大江神社の参道へ。

夕陽岡(ゆうひがおか)の碑の下に行けば
下方にドはでなビルが見えます。
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仰ぎ見れば「梅旧院分院」とあります。
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「5,000 基あるそうです」

たしかそう
別の坊さんがいっていたような。

建てものの中に小ぶりな墓石や
着替えのロッカーのような
納骨の仏壇が並んでいるとか。

そのほとんどが売れているというウワサ。
すごいですね。

「もう運営は無理でしょう」
「あのたくさんのお骨!」
「どう処分するんでしょうなぁ」

ひとごとのようにいっていますが。
ひとごとですからね。
処分のときには
ほったらかしにしていた
行政の対応も見ものです。



雨後の筍のように近年増えている
ビル型の納骨や合祀の場所!
場末の居酒屋の酔っ払いたちには
評判がよかったですね。

墓地や遺骨を
普段は大切には思ってはいないのに
完全に捨て切れないのですね。

すると
簡便な墓地が魅力的なのでしょう。

そんな庶民の弱みにつけ込んで儲けて
ハデな生活をしていたヤクザやその情婦を
石子詰めの刑にできないものでしょうか。

現代は宗教に甘過ぎます。
「律」を授けるものがいないからかも。

救いを求めるものは単純で純粋でも
その上で宗教法人を運営するものが
欲望のまま
びらん!怠惰(たいだ)な生活に
おぼれても野放しです。

ご覧なされ!
いつでもどこでも容易に出会う
宗教家という輩の
きんきんきらの王さまのような
いでたちと傲慢さを。

今 1 度!織田信長は現れないものか。

とりあえず!すべての寺社を焼き討ちして
その後!ホンモノの宗教人や
ホントの信者に便宜を図ったらいいのでは。



後漢書の編者の
范曄(はんよう 398 ~ 445)は逸民伝に
戴良という名の人の生きざまを記しています。

「礼とは情が放恣(ほうし)に流れるのを
「防ぐためのもの

放恣に流れないのなら
礼なんかいらないというのですね。

形ではないのです。
心がしっかりしていれば
七面倒くさいことをしなくても
先祖の供養はできるのですよね!たぶん。

余談ながら范曄は
「無鬼論」を書くつもりだったそうな。

鬼とはあの世の人のことでしょうか。

「あの世も霊もありはしない」という主張。

読みたかったですね。

それを書く前に
世間に受け入れられぬ
毀誉褒貶(きよほうへん)ぶりで
その時代の人倫に合わず
死刑になってしまいました。

死の前に
妻にののしられても
生母に頬をたたかれても
平然としていたのに
ただ愛人とは大声で泣いて
別れを惜しんだそうな。

すてきなはなしじゃないですか。
そう思う私は
人倫にはずれて久しいのかも。



(富士正晴著/中国の隠者/)参照
(敬称略)
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西宮郷 宝娘 蔵開き 2018 [工場見学]

節分(2018/02/03)の朝の境内に
あまりにも整然と露店が並んでいます。
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えびす神社の総本社といわれる西宮神社。
特別な「節分」の行事があるのでしょうか。

ん?!
「節分」じゃなく
陶器市を開催しているようです。

なんですか?!
「撮影」やら「飲食」やら
禁止事項がいっぱい掲示されています。
500 円程度の器にも
値打ちを持たせているのですか。

敬して遠ざかり本殿に向かいます。

お!
「招福厄除祭」の
「福まいり」の膳
「清白御膳(しろごぜん)」があるのですね!
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先着 150 人に。

「特別祈祷」の人にだけですか。
祈祷料が 1 万円?!
ふ~ん。
純米大吟醸酒の 1 升でもついているのかな。

境内に松尾神社がありました。
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酒造りの神じゃないですか。
ここは灘五郷のひとつ西宮郷だからかも。

境内を出て南に
海のほうに向かえば
背の低い信号機に似たものやら
可愛い横断歩道がある公園。
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「西宮交通公園」?!
ま!たいして啓蒙もできそうにないことに
カネをかけていますね。



「宝娘(寶娘)」の大澤本家酒造には
佃煮にするほど人だらけ。
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蔵開きですね。
西宮郷では今年最初の
蔵開きじゃないでしょうか。

灘五郷には
マンモス酒造場ばかりが目立ちますが
可愛い(失礼!)蔵ですね。
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木造です。
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もともと江戸中期から
堺市の宿院で酒造りをしていたそうですが
先の戦争の空襲で焼け出され
西宮に移転したとか。

それが
阪神・淡路大震災時には
柱がずれたくらいの軽微な被害ですんだとか。

製品の種類は多くありません。
中でも加水のない原酒が安いような。

この冬!
私の寄る酒蔵の酒粕はどこも
昨年度より
値上がりしているような気がするのですが
ここは安いかも。
いい粕が 1kg 650 円。



酒粕を背負って
とぼとぼ帰ります。

各社の宮水の井戸を見ながら
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適当なランチ場所を探します。

「適当」というのは
私の懐中に見合うということだけ。
早いはなし!安価なもの。

そんな条件のいいところなんかに
簡単に遭遇する訳でもなく
阪神・西宮駅まで帰ってきました。

やっぱり!いつものように
「えびす大黒」で食べますか。
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なにも考えることもなく
日替わり定食をもらいます。
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今日は揚げものの盛り合わせですね。
税込み 580 円。
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