私の ヒロポン事始め 懐中にはきかぬ [小市民ぼうちぎり]
「くすり！飲んだの？
は？！
「クスリ！きかないの！？
なんの薬？！
私が歯痛で
歯科医院も休診日で
ふて寝していると知った人たちが
おなじようなことをいってきます。
痛み止めの薬ですかぁ！？
それはまったく考えませんでした。
「指先から血が吹き出たときには？！
血を止める施術に！
ただただ痛かった記憶しかありません。
その後！痛み止めの薬を飲んだのかなぁ。
そんな気もしますが
耐えることがおとなのつとめだと思うのは
昔から変わりません。
でも！そんなことに
イバっているときじゃないですか。
薬を買って飲んでみますか。
また！こんなときにかぎって！
街角で「おばちゃん」とばったり。
伯母や叔母ではありません。
いわゆる大阪のおばちゃん！
あつかましくも！おしゃべりな
私の苦手な「おばちゃん」とばったり。
「ふぁがふにゃいの。
「なんやのん！？
「歯が痛いの。
「なんや！痛み止め！あげるわ。
なんでそんなもん！
持って歩いているんですか。
これ！生理痛のでは！？
「なんでもきくんや。
きくのかも知れませんが
還暦を過ぎたおばちゃんが！この薬？！
ちょっと笑えます。
「胃薬もいっしょに飲んどき。
いろいろ持参しているもんですなぁ。
おかげさまで！
うそのように痛みが消えました。
すごいですねぇ。
痛み止め。
スポーツでよく聞きますね。
痛み止めを注射して
土俵をつとめているとか
リングにあがっているとか。
これはもう！やめられませんね。
クスリを飲めば！たちまち夢のパラダイス。
ある老人が
「むすこは火星旅行に出かけている。
といっていましたが。
最初は
「アメリカに留学している。
といっていたような。
その後「ヨーロッパ一周」
つぎには「アフリカの奥地探検」
今は「火星」にまで行っていますか。
なにか違法なクスリに手を出したので
お代官さま（！）が
どこかに隔離（？）したようです。
まず！アメリカ短期留学くらいな期間。
帰って！まじめに働いていたようですが
いつの間にか！
また！旅立っていましたね。
クスリはすごく魅力的！？
やめました！と誓って帰宅したものの
また！ちょっとだけならいいかと
手を出すものらしい。
回を重ねると
どんどん旅行期間が長くなり
今は火星！そのうち
海王星まで行くのでしょうなぁ。
ん！？
こんなはなし！初めてではないですね。
大昔にもどこかのおぼっちゃまが
長期旅行をくり返していたような。
大昔から覚せい剤は
魔法の薬だったようです。
先の大戦ごろまでは日本帝国軍の
専用の特効薬だったのでしょうか。
過酷な兵役でも勤労でも
1 発打てばしゃき～ん！疲れ知らず。
特攻隊員に打てば
勇気りんりん！恐怖が吹っ飛びます。
戦後！軍や政府の統制が崩れ
ヒロポンが市中にあふれ
特に芸人！芸能人！小説家！
性風俗社会で愛用するもの多数。
ヒロポンを大量に打てることが
ステータスにもなっていたのですね。
大阪市西区の松島新地のそばの
八千代座を探したことがありました。
芸能界の「ヒロポン事始め」の場所。
ミス・ワカナ玉松一郎のコンビは
大変な人気もので
寝る時間もなく舞台から舞台へ強行軍。
ついに八千代座で
ワカナが倒れてしまったとか。
支配人が陸軍軍医に相談すると
軍医は注射 1 本で
たちまち！ミス・ワカナの生気を
よみがえらせたそうな。
その奇跡の薬がヒロポン！
芸人たちは知ったのです。
疲労も病気も眠気も不安も忘れ
いく日も頭脳はさえわたり
食べなくても空腹にならない。
私も早く知りたかったですねぇ。
しかし！そうはいうものの
休診日が明けて一番に
歯科医院に行きましたが。
なにもケアをしなかった人生では
口中がそうとうイカれていて
1 時間半も治療を受けて
5,200 円あまりも請求されました。
ああ！身も心も懐中も
なにもかも悲しい。
なにか気分晴らしに食べよう。
でも！麻酔で
口の中に感覚がもどりません。
近所のスーパーで
サバ（鯖）弁当を買って帰ります。
このスーパーは
この弁当を買うだけに利用しています。
あとの品は好みにあいません。
税抜き 398 円！？
値あげしていませんかぁ！
それにこぢんまり。
前はもっと量が多かったような。
わ！鶏肉店の店頭の客に
顔見知りのおじさんがいます。
人と交わることの苦手な私は
下を向いて通り過ぎたのに
見つかってしまいました。
しかたない！
鶏皮のたれ焼きを買ってしまいました。
1 串 70 円（税込み）です。
ほんのこの前まで 60 円だったのに。
アイスコーヒーを飲みます。
1L 紙パック税抜き 80 円。
これもこの前まで
70 円もしなかったのに。
なんだか！まだ麻酔の中にいるような。
（小島貞二著／こんな落語家がいた／）参照
（敬称略）
は？！
「クスリ！きかないの！？
なんの薬？！
私が歯痛で
歯科医院も休診日で
ふて寝していると知った人たちが
おなじようなことをいってきます。
痛み止めの薬ですかぁ！？
それはまったく考えませんでした。
「指先から血が吹き出たときには？！
血を止める施術に！
ただただ痛かった記憶しかありません。
その後！痛み止めの薬を飲んだのかなぁ。
そんな気もしますが
耐えることがおとなのつとめだと思うのは
昔から変わりません。
でも！そんなことに
イバっているときじゃないですか。
薬を買って飲んでみますか。
また！こんなときにかぎって！
街角で「おばちゃん」とばったり。
伯母や叔母ではありません。
いわゆる大阪のおばちゃん！
あつかましくも！おしゃべりな
私の苦手な「おばちゃん」とばったり。
「ふぁがふにゃいの。
「なんやのん！？
「歯が痛いの。
「なんや！痛み止め！あげるわ。
なんでそんなもん！
持って歩いているんですか。
これ！生理痛のでは！？
「なんでもきくんや。
きくのかも知れませんが
還暦を過ぎたおばちゃんが！この薬？！
ちょっと笑えます。
「胃薬もいっしょに飲んどき。
いろいろ持参しているもんですなぁ。
おかげさまで！
うそのように痛みが消えました。
すごいですねぇ。
痛み止め。
スポーツでよく聞きますね。
痛み止めを注射して
土俵をつとめているとか
リングにあがっているとか。
これはもう！やめられませんね。
クスリを飲めば！たちまち夢のパラダイス。
ある老人が
「むすこは火星旅行に出かけている。
といっていましたが。
最初は
「アメリカに留学している。
といっていたような。
その後「ヨーロッパ一周」
つぎには「アフリカの奥地探検」
今は「火星」にまで行っていますか。
なにか違法なクスリに手を出したので
お代官さま（！）が
どこかに隔離（？）したようです。
まず！アメリカ短期留学くらいな期間。
帰って！まじめに働いていたようですが
いつの間にか！
また！旅立っていましたね。
クスリはすごく魅力的！？
やめました！と誓って帰宅したものの
また！ちょっとだけならいいかと
手を出すものらしい。
回を重ねると
どんどん旅行期間が長くなり
今は火星！そのうち
海王星まで行くのでしょうなぁ。
ん！？
こんなはなし！初めてではないですね。
大昔にもどこかのおぼっちゃまが
長期旅行をくり返していたような。
大昔から覚せい剤は
魔法の薬だったようです。
先の大戦ごろまでは日本帝国軍の
専用の特効薬だったのでしょうか。
過酷な兵役でも勤労でも
1 発打てばしゃき～ん！疲れ知らず。
特攻隊員に打てば
勇気りんりん！恐怖が吹っ飛びます。
戦後！軍や政府の統制が崩れ
ヒロポンが市中にあふれ
特に芸人！芸能人！小説家！
性風俗社会で愛用するもの多数。
ヒロポンを大量に打てることが
ステータスにもなっていたのですね。
大阪市西区の松島新地のそばの
八千代座を探したことがありました。
芸能界の「ヒロポン事始め」の場所。
ミス・ワカナ玉松一郎のコンビは
大変な人気もので
寝る時間もなく舞台から舞台へ強行軍。
ついに八千代座で
ワカナが倒れてしまったとか。
支配人が陸軍軍医に相談すると
軍医は注射 1 本で
たちまち！ミス・ワカナの生気を
よみがえらせたそうな。
その奇跡の薬がヒロポン！
芸人たちは知ったのです。
疲労も病気も眠気も不安も忘れ
いく日も頭脳はさえわたり
食べなくても空腹にならない。
私も早く知りたかったですねぇ。
しかし！そうはいうものの
休診日が明けて一番に
歯科医院に行きましたが。
なにもケアをしなかった人生では
口中がそうとうイカれていて
1 時間半も治療を受けて
5,200 円あまりも請求されました。
ああ！身も心も懐中も
なにもかも悲しい。
なにか気分晴らしに食べよう。
でも！麻酔で
口の中に感覚がもどりません。
近所のスーパーで
サバ（鯖）弁当を買って帰ります。
このスーパーは
この弁当を買うだけに利用しています。
あとの品は好みにあいません。
税抜き 398 円！？
値あげしていませんかぁ！
それにこぢんまり。
前はもっと量が多かったような。
わ！鶏肉店の店頭の客に
顔見知りのおじさんがいます。
人と交わることの苦手な私は
下を向いて通り過ぎたのに
見つかってしまいました。
しかたない！
鶏皮のたれ焼きを買ってしまいました。
1 串 70 円（税込み）です。
ほんのこの前まで 60 円だったのに。
アイスコーヒーを飲みます。
1L 紙パック税抜き 80 円。
これもこの前まで
70 円もしなかったのに。
なんだか！まだ麻酔の中にいるような。
（小島貞二著／こんな落語家がいた／）参照
（敬称略）
