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雨森山 台場クヌギ 一反木綿 [野道!山道!恋はけもの道!]

春浅い里を歩きます。
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枯野(かれの)があります。
今季は
枯野見(かれのみ)に出かけたやら。
身心が軟弱になって!寂しかぎり。

 まだ枯れず 日かげりても行く 枯野道

のせでん・日生中央駅から出て
猪名川町から
川西市に抜けたいと思います。

雨森山の頂上に向かいます。

「台場クヌギ」の林がつづきます。
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この地区の名産の「菊炭」は
まだ生産されているのですね。

クヌギを約 10 年ごとに伐採します。
その後の萌芽枝がのびて 10 年もしたら
また炭に焼けるほどの太さに成長します。

それをくり返せば
根元が異様に太くなるのでしょう。
それをこの里では
「台場クヌギ」と呼んでいます。
この面妖な形に
地方にはいろいろ愛称がありますが。

台場クヌギの高さがいろいろ。
低いのは古い株!
1m を越えるものは近代のもの!
と思ってしまいましたが。

最近は鹿が増えて!
萌芽を食べてしまうので
伐る位置を鹿の口より
高くしなければならないのでしょうか。
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でも!鹿は背伸びしても
食べたいものは食べますけどね。

オオカミを放てば
鹿の数を調整してくれるのでは?!

私の勝手な思いつき!
信じたり!共感しないでくださいね。
不謹慎といわれますよ。



雨森山の山頂 383.7m です。
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見晴らしはあります。
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金剛山やら和泉葛城山やらが遠望。
といいますが!どれがどれやら。

花の少ない季節。
馬酔木(あしび)だけは咲いていますか。
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妖怪!一反木綿(いったんもめん)!?
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たくさんありますが。
たぶん!植栽した樹木の苗を
鹿の食害から保護するためでしょう。

少々大きくなった木には
金網を巻いているのかも。
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ひとが真っ逆さま(と思えるくらい)に
落ちて(!)行きます。
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ひとの能力はすごい!

なにを今さら!
今!私はフツーの感覚ではないのかも。

山中にトイレ(?)を持ち込んで
なにか!活動しているひとたちもいます。
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湖まで降りてきました。
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水に沿って歩けば!あれは!?
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たぶん!知明(ちみょう)さくら橋。

知明湖はY字形に水を貯めています。
その西の上部に出たようです。

1 ~ 2 時間に 1 本の路線バスが
ちょうど!やってきました。

軟弱な精神の持ち主は
飛び乗ってしまいました。



バスの終点の
のせでん・山下駅前の
和菓子の「いな川本舗 上政」で
まんじゅう「からみの刻(とき)」を
買って帰ります。
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ひとつ 220 円(税込み)です。

このあたりは広大な多田銀銅鉱山。
今はまったく面影はないですが
たいそう栄えた時代があるようです。

「からみ」とは
精錬した後に残る鉱滓(こうさい)のこと。

鉱山は消えたものの
「からみ」は今も
石垣なんかに転用されていて
知るひとぞ知る存在です。
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