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四天王寺 どやどや 2020 [わが街・下駄ばきドドンパ]

大阪メトロの谷町九丁目駅で
おばさん!
(おばさんというよりおばあさん)
ふたり組に会いました。

「いくたまさん(生國魂神社)」
「なんにもやっていないよ」

なにかの行事を勘違いしてきたらしい。

「四天王寺に行ったら?!
「四天王寺は“とんど焼き”と
「“どやどや”の日ですよ。

ちなみに
正月の飾りもの等を焚きあげる行事は
たくさんの方言!呼び名がありますが
大阪では“とんど”
または“とんど焼き”といっています。

“どやどや”とは
修正会(しゅしょうえ)の
結願(けちがん)のときの裸祭り(?)のこと。

主に五穀豊穣の祈願でしょうけど
正月に行うから修正会。
その結願が 14 日。
曜日に関係なく毎年 14 日です。

このまま地下鉄に乗ってつぎの駅で降りれば
四天王寺はすぐですけどね。

「今日は帰ることにするわ」



おばさんたちに会って
今日(2020/01/14)
“どやどや”があることを思い出したので
四天王寺に寄ります。はは。

修正会結願法要は六時堂で催行されます。

六時堂の前が大きくて深い亀ノ池。
さらにその中心の池の上に
石舞台が架かっています。

“どやどや”が始まるのは
例年!午後 2 時 20 分ごろからですが
まだ 1 時にならないのに
池の周囲には見物人だらけ。

正面からすこしずれた北鐘堂の横に
シートを置いて場所取りしてから
エアコンのきいている休憩所で休みます。

例年になくあたたかい。
それでも!冬は冬。

休憩から帰ると
げ!
私の確保した席から 10m ほど離れたところに
ふたり組の後ろ姿があります。

行かないといったじゃないの!

つきあったら気が置けてしんどい。
見つからないように身を縮めて座ります。



高校生たちがなにやらころがしています。
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仲間たちが金属片でも踏まないように
回収しているのでしょうか。

「わっしょい!ワッショイ!
園児たちがやってきました。
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ふたつの幼稚園と
ふたつの保育園が参加しています。
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裸になっています。
裸は男の子だけ?!
それとも希望者だけなんでしょうか。

「ワッショイ!わっしょい!」
六時堂の階段をあがったり降りたり。
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結構きつそうですが。
頑張っていますね。



園児たちが去ったら
少年たちがやってきました。
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ふたつの高校の生徒たちです。

亀ノ池を
赤ふんどし組が西から
白ふんどし組が東から回ってきます。
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私のいるほうは赤ふんどし組ですね。
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少年のヒップが団体で通り過ぎます。
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アラフォー(around 40)のおね~さん方に
見せてあげたい。



石舞台を渡り
ともに六時堂に入ると
冷水の洗礼が待っています。
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六時堂の中で
なにか競争をしているようですが。
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魔よけの護符(牛王宝印)を
奪い合っているのかも。
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白いふんどしは農民!?
赤いふんどしが漁民?!
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どちらの村民が勝ったのやら。



「わっしょい!ワッショイ!」
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元きたとおりに帰って行きました。
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「お茶でもするかい」

わ!おばさんたちが後ろに立っていました。

知っていたのですね!
私が近くにいたことを。

「すみません!今日は帰ります。
「ふんどしを忘れていますので。

「なによ!そのいいわけは!?」

とっさにうまい日本語が出なかったのです。
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