夏の妖怪ストリート 韓辛デリのビュッフェ

京都市の椿寺（地蔵院）の前の碑に
「義商天野屋利兵衛之墓 此寺にあり」と
きざまれています。


天野屋利兵衛は義商なんですかね。

仮名手本忠臣蔵の有名なセリフ
「天河屋義平は男でござる」の
天河屋義平（天川屋儀兵衛とも）は
赤穂浪士の討ち入りを支援した
物語上では義商です。

その人のモデルが
天野屋利兵衛だといいますが
実在の天野屋利兵衛と赤穂とは
なんの接点もないそうですがね。

創作と歴史を混同する悪いヘキの日本人。
枚挙にいとまがありません。

たとえば
忠臣蔵ではもともと大星由良助なのに
近年の戯曲では
実在の大石内蔵助の名で演じられても
感激するのですから！単純な脳です。

寺の前の道が一条通り。
そしてこのあたりが
「一条妖怪ストリート」です。

月遅れのお盆が近いのですが
ここの「百鬼夜行」は秋に出るようです。

妖怪ストリートを東に進めば紙屋川。

暑い中！
石垣のすき間に根を張った柑橘の木が
まだ実をさげています。


こんな景色が気になる性格です。

のどのつぶれたカラスの声のような
カエルの断末魔の叫びのような
恐ろしい音がします。


妖怪！？
大将軍八神社からのような。


大将軍に尋ねてもお答えはありません。


祝詞（のりと）なんでしょうか。
ばちあたりの私は
聞いてはいけないような気がして
早々にコインを全部！
26 円でしたが！
お賽銭にして！立ち去ります。



北の今出川通りに出て
市バスか京福電車かに乗りましょうか。

ん！？
なんと読むのでしょう。


ハングルは当然知りませんが
「韓辛デリ白梅町」の「韓辛」？！

「KAN × 2 DELI」とありますから
「カンカン」デリでしょうか。

ランチビュッフェですって！？
食べずに通り過ぎる訳にはいきません。

メイン料理をひとつ選べとのこと。


すごい種類がありますが。
（上掲の画像は一部です）

おなじ値段ではないのですね。
一番安価な列から
「きのこチーズスンドゥブ」を。

では！勝手にいただきます。

炊きこみごはんと里芋の汁を。


違いました。
玄米ごはんにウズラ卵でした。
落ち着きましょう。

チヂミはなんとなく分かるのですが。


キムチも知っているつもり。


トッポギ！チャプチェ！ナムル！
チョレギサラダ！ピビンバセット！
いろいろ書いてありますが
どれがどれやら。


だいたい全種類食べたような。

早食いですなぁ。
それから！
メイン料理のスンドゥブがきましたぞな。


熱い！
暑いとき熱いけど！おいしい。
白いごはんと
温泉たまごといっしょに食べますか。


菜っ葉好きですから
もう 1 度！全総菜を食べられますけどね。
ひと口ずつだけなら。

980 円（税抜き）のランチでした。