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精霊流し ナスの刺し身 [わが街・下駄ばきドドンパ]

いつもは夕刻の 5 時に閉門している
たなべ不動尊こと
法楽寺(大阪市東住吉区)が
7 時になってもにぎやかです。
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「お流し受け所」があります。

「お流し」?!
盆の供物などを川や海に流して
先祖の霊を送る行事がありましたね。

自分が主となってした祭事でもなく
親と別れてから経験したこともなく
わが家のしきたりの
詳細は思い出せない親不孝ものです。

今どきは流すところもないので
お寺に持ってきているのですね。

昔は川の下流で待っていれば
供物を拾えます。
その拾ったキュウリやナスを
福神漬け(?)にして
儲けていた(?)というはなし!
どこかで聞いたことがあるような。

冗談だったのでしょうか。
これもまた思い出せませんが。

盆のはなしではないですが
「川はスーパーマーケット」と
島田洋七著/
佐賀のがばいばあちゃんのレシピ/に
ありましたが。

形の悪いものやら
いたんだものが流れてきます。
十分食べられます。
「がばいばあちゃん」は
「タダの上に配達までしてくれる」と
拾って料理していたのですね。



境内には
善男善女(たぶん!)がいっぱい。
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「送り火」という提灯。
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1 灯「二十円」!?
案外安いんですね。

帰るときに見たら
「二十円」ではなく「二千円」でした。
「千」を「十」と見るなんて!
脳が暑さにやられています。
もともと!
阿呆なのかも知れませんがね。

大師堂から般若心経が聞こえます。
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祖母がいつもあげていましたが。
不肖の孫はお経にも
敬して遠ざかること幾星霜!
今!間違えずに
唱えられるかどうか自信がありません。

「盂蘭盆会精霊送り」
「お水向け所」とあります。
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経木を流しているのでしょうか。
現代の川ですね。

今日は「お接待所」もできています。
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境内で「なにわの伝統野菜」の
「鳥飼(とりかい)なす」が
売られていました。
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みっつで 1kg ばかり 500 円。
高いといえば高いけど
これも多生之縁(たしょうのえん)かな
買って帰りましょう。

柔らかいので!生のまま
醤油をつけてかじったらどうでしょう。
ナスビの刺し身です。

明治の終わりの
村井弦斎作/食道楽/にありましたね。

ん!?
食道楽の刺し身は塩ゆでしたものを
薄く切って酢みそで食べるとか。
いわせてもらえば!
これは刺し身じゃないんでは。

鳥飼なすのジャムやら
レトルトの煮浸しもありました。
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(敬称略)
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