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面白い年賀状 疲れた年賀状! [蛇足ながら]

年賀状作成のボランティア(?)を断って
2、3 年になりましたか。

他人の年賀状は
より気をつかうんですよね!私でも。
年末の緊張がなくなって
小心ものは少しだけ安堵しています。

ところが急きょ舞い込んだ依頼。
3 件も!?

やめてください。

いわく

「プリンターとパソコンが壊れた
「作成するはずの息子がビョーキ
「夫がケガをした
「親を看護しなければならん

??!
なんかいい訳にならないいい訳ばかり。

寝ないで
1 枚ずつ!
心を込めて手書きしたらどうですか。
しかし 1 度「楽」を覚えたら
そんな気!サラサラわかないようですね。

年賀状の裏表を刷ってくれるところは
このごろ!どこにでもあります。
でも!気軽に
料金を気にしないで頼めるところ!
私しか思いつかないようです。

私は手間賃を請求しないと
踏んでいるんですねぇ。

ま!請求しませんけどね。
はがき代とインク代はいいますが。
インク代といっても
あて名 10 円
通信面 20 円までですけどね。

手間賃が寸志(?)でいいのなら
そのときの気分と
財布の状態で決められますからね。

あ!過去!寸志に
ウイスキーやら
ハムをくれた人がいますが
それがどんなに
高級・高価なものであっても
私は現金のほうがいいのですが。
いいのですよ!ホントに!



際(きわ)になっての依頼者は
水ショーバイの人ばかり。

「25 日には投函したい!」

元旦に届けておきたいのですね。
新春早々から稼ぎたいので
その案内も書いて出すのです。

それを
24、5 日に依頼してきてどうするの?!

それでも根はやさしく
誠実で
真面目な私は(ウソついてすみません)
1 件
7 ~ 10 種類の見本を作ってみます。

定番の
賀詞と添え書きにわんこのカットのもの。

行書体の墨痕あざやかだけのもの。

わんこはなく!縁起もののカットのもの。

TVの「和風総本家」の豆助の写真のもの。

年賀状のマナーから逸脱して面白いもの。

そうです!
だんだん飽きてきて
こんなデザインのものを作成してみたり。
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それにこんな
なにかボツになるものをはさんでおくと
選択するほうが楽(?)そうです。
あれよりはマシなものを選ぼうと思って。

他のはがきの引き立て役ですね。



それが!?
ふたつとも!
選ばれました。

おら!知~らないっと。

そんな訳で
これがふたつとも届く人がなん人かいますが
笑って!
お正月の営業に行ってあげてください。

結局!今年も 500 枚越えた年賀状印刷。
もう日が替わり
26 日になります。
まだ!プリンターが動いています。

こんなブログを書いているより
自分の年賀状を
作らねばならないのですがね。
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こつまなんきん んまわし [いも!たこ!なんきん!]

冬至の日(2017/12/22)の朝
生根(いくね)神社(大阪市西成区)の
境内がにぎやかでした。
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「こつま南瓜(なんきん)祭」ですね。
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ここは大昔の勝間村(こつまむら)
今は「なにわの伝統野菜」といわれる
「勝間南瓜(こつまなんきん)」のふるさと。
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祈願札の納めるところが
こつまなんきんの形。
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その向こうに見えるのが
「こつま南瓜塚」です。

蒸した「こつまなんきん」に
茹でた小豆をかけたものをいただいて
「無病息災」を願っています。



どうして
冬至の日にカボチャなのか。
各地で食べられているようですが。
もっともらしい理由をいう
すべったお笑い芸人のような
自称・有識者もいますが。

「南瓜」には
「ぼうぶら」と「とうなす」と
「西洋カボチャ」の系統が
あるとか!ないとか。

牧野富太郎はさらに細かく
分類したかったようですが
交雑していて
特に現代では
よく分からなくなっているようです。

その「とうなす」だから
「とうじ」じゃないんですか。
単純に「とう」つながりで。

科学的!医学的な理由は
後づけでしょう!きっと。

ちなみに関西でいう「なんきん」は
どの系統か知りませんが
今!一般に呼ばれている
「カボチャ」であることには間違いないような。

「土用の丑の日」の「丑」は「牛」
牛は黒い!
黒いものを食べよう!ということで
ウナギ(鰻)やらシジミ(蜆)やら
ゴマ(胡麻)やら黒いものを食べる習慣(?)と
おなじようなものですか。
でも少し違うようで
いずれにしろ
なんだかふざけていますね!ご先祖たちは。



さらに「なんきん」の「ん」つながりで
冬至の日には
「ん」のつくものを
食べればいいのだとか。

どういいのか知りませんが。
「うどん」の玉を買っていた
おばちゃんがいましたが。

だれがいい出したのやら
真面目に考えたら
腹も立ちそうなはなしですけどね。

ま!笑ってすませて「ん」から
上方落語発祥の
「んまわし」を思い出したりしましょう。

頭のビスが少しゆるんでいるような
人ばかりの集まりで
「ん」をつく単語をいって
田楽を食べようという落語です。

「寄合酒(よりあいざけ)」の後半部分を
独立させた噺(はなし)でしょう。
別称「田楽食い」です。

「んまわし」の原形は
安楽庵策伝(1554 ~ 1642)の残した
醒睡笑にありますけどね。

落語のドガチャカどがちゃか!ではなく
「むつかしき三字
「はねたることをいひて食はん
というルール。
3 回はね(ん)がないと
食べられないのです。

雲林院(うんりんいん)とか
根元丹(こんげんたん)とか
煎茶瓶(せんさんびん)とか
なかなか難しい。

あれ!?
余談の余談ですが
「大鏡」の舞台の「雲林院」
「うりんいん」ばかりと思っていましたが
策伝の時代には
「うんりんいん」とも読んでいましたか。



あ!生根神社のカボチャ!
食べられませんでした。

年に不足はないのでババでもいいのに
ママと自称している
スナックのおばちゃんや
ダスターみたいな顔でも
マスターと呼ばれている
居酒屋のおじさんが
「すぐ!相談したい」と
つまらんことをいってきたので。

あたしゃ!あんたらの下僕!
便利屋じゃない!
カボチャ!食わせろ!

それでそのままぼ~っと過ごしていたら
今!カメラの画像を
パソコンに取り込んでいて
2、3 日前に
生根神社に寄っていたことを
思い出しました。はは。

間抜けな年の暮れでありんす。



(安楽庵策伝著/
    醒睡笑/鈴木棠三校注/参照)
(敬称略)
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クリスマスパーティのたこ焼き [西田辺探検記]

「まゆげとね まゆげの間に シワ寄って
「だまってたはず なのにばれてた

短歌でしょう!短歌です。
本上まなみの若いころの歌。

ギリシアあたりで
「あんまりなじめないなあ」と思いながら
食事をしています。

黙って食べていても
傍(はた)から見ると
心を読まれていますか。

今年最初で最後にしたい
クリスマスパーティ。
そんな歌を思い出しながら
会場を見渡します。

みんなそんな顔をしていないから
今夜の料理は大丈夫なのかな。



またまた!ボランティアです。
場末の居酒屋の狂乱(?)パーティです。

厨房内ではいろいろあります。
どうかなと思うこともあります。
目をつぶらざるを得ませんか。

先日!世界の厨房を巡ったパティシェが
インドの有名スイーツ店の
厨房の不衛生を語っていましたが。

人任せではなにがどうなっているのか
恐ろしいことでもあります。

大正・昭和の文壇史に散見される
菊富士ホテルには
とても「潔癖症」がいたそうですが。

ちなみに菊富士ホテルは
その時代にはとても高級な
下宿屋(?)のようです。

竹久夢二のたくさんの作品が
生まれた場所と記憶していますが
谷崎潤一郎や尾崎士郎や宇野千代や
上げたらきりがないほど
文士や学者や芸能人が投宿していたとか。

そこに後に
ショーペンハウエルの著書の
翻訳者として著名になる人がいて
手紙なんかは
火箸でつまんで受け取り
消毒してから開封したほどの
異常な(?)潔癖症だったそうですが。

潔癖症でも食べなければなりません。
茶碗をていねいにふいてから
自分でごはんをよそわなければ
気がすまなかったようです。

ま!どんどん不信感が増せば
外食なんてできませんけどね。
最後には自給自足!
自分で蒔いたタネから育てたものしか
食べるものはありませんけどね。

そんなつまらんことを考えていては
パーティでは面白くありませんね。
もちろん!考えている人はいません。
たぶん!いません。



大阪人のパーティですから
今回もたこ焼きを出しました。

「こら!こら!」
火器の前でちゃらちゃらするんじゃねぇ!
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小学 6 年の男の子が自分で女装(?)して
はしゃいでいます。
親の顔が見たい!
と思ったら
横でサンタクロースの格好でたこ焼きを
焼いていましたか。

かの女が高校生のときから知っていますが
立派な(?)ギャルママになっていました。

もう!卒業させてください。
こんなクリスマスパーティは。
十分!亀の甲にコケが生えて
隔世の感があります。
もう!かの女たちの時代です。



ああ!今回はきれいに焼けましたね。
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ここはいつも会津屋方式(?)のたこ焼き。
粉を溶くだしに醤油を入れるので
焦げやすく!
シロートが焼くには難しいのですが。

昼間にスナックのおばちゃん!
いや!失礼!ママさんたちが
ボランティアで溶いていましたが
どうしても!醤油味にしたいのですね。

毎年 50 リッターだか
60 リッターだか大量に作っていますが
いつも最後になんリッターだか残るので
下水の口まで運んで捨てるときが
「たこ焼き」の私の出番です。



「たこ焼きは
「たこ焼き用の鉄板がないと作れない

と!池田満寿夫が書いていましたな。

もっともなはなし。

しかし!池田は
フライパンでたこ焼きを焼いてみたそうな。
ちゃんと!たこ焼きの味になるそうな。

試してみましょう。
残ったドゥ(dough)を
捨てる前にひとりで
「フライパンたこ焼き」を作るつもり。

作れませんでした。

今回は
あまりにも快調に焼きつづけられて
ドゥはまったく残っていませんでした。



「日当をくれ~!

調理には参加していませんが
なん日も前からの案内やら会場設営やら
拘束時間は相当なもの。

「お正月までに善処します」

たぶん 3 分もすればそんな約束!
ころりと忘れてしまう
便利な脳みそを持っている居酒屋です。

善処したためしがない!

アラフォー(around 40)の
フカ(のように飲む)おね~さん
2、3 人で両脇を固めて
そのあたりのウイスキーを
あおってやるからね!ホントにもう。



(本上まなみ著/ほんじょの虫干。/)
(羽根田武夫著/鬼の宿帳/)
(池田満寿夫著/男の手料理/)
なんか思い出しました
(敬称略)
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生ビール半額の三丁目 [食い逃げ未遂]

伝え聞くところによれば
わがご先祖さまなんか
大酒飲みが多かったようですが
家は貧しく!酒は高価で!
正月に祭に結婚式に葬式!
そんな日にしか口にできなかったらしい。

そんなチャンスには死ぬほど飲みます。
3 日 3 晩正体がなくなるほど。

現在は死ぬほど飲みません。
が!毎日!?

年金はそこそこ!あるようで
趣味はまったく!ないようで
向学心は皆無のようで
世間に甘やかされている老人の多数が
朝から暇で一杯ひっかけています。

そんな危険なじじいには気をつけて
避けるようにしています。

が!先日!ランチどきに
酔っ払ったおばあさんふたり組につかまって
難渋しました。
72 時間寝ないで飲んでいると
自慢気にいっていましたね。
男女同権(?)の時代。
ばばあでもクセの悪いのがなん人もいます。

なにせ!アルコール類は安い。
高いものは高いけど安いものが多い。
果汁も入っていない炭酸飲料や
もしかして水より安いかも。
そして24 時間!
貧乏人の鼻先にぶら下がっています。

だから!生酔いです。
死ぬほど飲まないけど
四六時中!中途半端な
生酔いの輩が徘徊しています。



飲食店も安売りです。
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酒屋で買うより安いかも知れません。
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180 円?!
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最初の 1 杯ですか。

いや!なん杯飲んでも
ホンモノの生ビール 180 円の店も。
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「鮮魚店も生ビール?!」
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「違いますよ。
「貼らせてもらっているんですよ。
「居酒屋さんの新戦略です。

壁紙を替えたり
刷毛目を描いてみたり
縁取りをきらきらに作ったり。
フォントを替えて!色を替えて、、、!
結果!単純なこれが一番目立つような。
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「よく知ってますね」

「実はこれ!私が書いたんです。
「A3 の紙を 59 枚ラミネートしたら
「マスターが貼って回りました。

「なんですか!その中途半端な枚数?!」

「聞いてくださるな!単純なミスです。



では!その
「ほろ酔い処 三丁目」(大阪市西成区)で
死ぬほど飲みます。

「どんなお酒でもいいの?!」

「半額(240 円)は生ビールだけですよ。
「あとはフツーの料金です。

「でも!大丈夫!おまかせあれ!
「なんでも好きなものを飲みましょう!
「最初に会費を私にください。

お!店頭にも貼っていますなぁ。
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「6 人です。
「18,000 円あります。
「これで死ぬほど飲ませてね。

「もう少し色をつけてよ」

「ぜいたくいうもんじゃありません。

「あんなぁ!これじゃ今晩!オレ」
「かぁちゃんにどづきまわされるわ」

「知らん!
「聞く耳は持たん!



「まず!ナマ(ビール)でかんぱ~い!

「がお~!」
「飲むぞ~!」

造り(刺し身)にピクルスに焼き魚。
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「お!Yちゃん鍋か!
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「どういう意味ですか?!」

「ハゲ(かわはぎ)鍋。

「失敬な!」

トマトに牛すじ肉煮込み。
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「すみませんねぇ!催促したみたいで。

「催促したんやないの」

「H子ちゃんが
「もっとアテ(大阪弁=つまみ)を出せ!
「出さなきゃ 92cm のおっぱい出すぞ!
「と!いっています!

「いってませんよ~!」

「H子ちゃんにだけカキフライをあげる」
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「ああ!あっちのズルムケにも!

「だれがズルムケですかぁ!ホントにも~!」

「すんまへん!ちゃんをつけます!
「ズルムケちゃんにはスルメのてんぷら?!
「私だけ!な~んもないとは!?
「差別すんじゃありません!

「差別するよ!うるさいから」

「どうしてあんたは」
「そうセックスの原語ばかり叫ぶの!?」
「あんたが火をつけるから」
「このグループ!エロばなしばかりやん!」
「他のお客が帰ってしまったじゃないの!」

「黙ってみかんでも食べときな」
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「ママのおっぱいかと思った。



「もうとっくに!みんな帰ったよ」

「くるまで駅まで送って行くから」
「舟を漕いでないで!早く立って」

「今日は嫌いなお酒を 3 杯も飲んでしまって
「弱くて!へべれけで!すみません。

「な~にが?!」
「生ビールは 3 杯やけど」
「それから酎ハイ!」
「いくら飲んでると思ってるの?」

「1、2 杯かな。

「桁がひとつ違うやろ!」
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田辺大根の酢煮  [絵に描いたどじょう地獄]

心身!すき間風に震えながら
たいくつなので
枕にしていた本をめくっていたら
昭和 5 年(1930)発行の
林春隆著/野菜百珍/の
「大根の話」のところに
冬の食べ方のひとつが書いてありました。

「大根を鉋(かんな)で薄く切って
「醤油と酢を合わせたもので煮(た)き
「小魚の焼いて
「細かくしたものを加えて炒(い)りつけ
「暖かいうちに供する

分かったようで!よく分かりません。
今どきのレシピのように
分量も調理時間も著述がありません。




田辺大根(拙ブログ 2017/12/17)を食べます。

90 年前のレシピを参考に
ピーラーでスライス。

ツンとくるような強情なものが食べたくて
穀物酢に
あんまり塩辛いのもイヤですので
だし醤油を落として
沸かして煮ましょうか。

たまたまあったので
金時人参も加えます。

大根や人参を煮たら
グズグズと柔らかくなるものかと思ったら
酢煮は逆にしっかりとしてくるんですね。

つぎに「炒(い)りつけ」ですか。

う~ん?!

これは
煮詰めるということじゃないでしょうか。

小魚の用意がないので
かつおぶしを
空煎りして使おうと思ったのですが
思っただけでメンドくさいので
そのままバサッと放り込んでしまいました。

お好み焼き用の魚粉がいいかも。

魚粉を加えれば煮汁は吸い取られて
激減して「炒(い)りつけ」状態になりそう。
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念のため(?)
魚粉(?)のふりかけ(丸美屋のおかか)を
振って食べたらどうでしょう。

なかなか!美味ですなぁ。



大根と人参のスライスを見ていたら
油で炒めたらおいしそうに思えてきました。

日本酒と醤油と砂糖を振って
花がつおを加えてかき回して
茹であがったばかりのスパゲティと
混ぜました。
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到来もののウイスキーと食せば
孤閨も捨てたもんじゃないですなぁ。



スパゲティは
ほんのこの前まで 500g 入りのものが
50 円くらいで売られていましたね。

貧乏人には大変重宝していましたが
最近は
そんな値段では見られなくなりました。
89 ~ 99 円くらいかな。
以前の倍近い!?
それでも他の物価に比べたら安いかも。

身も心も嚢中も凍りつく厳冬に備えて
買いだめしておきますか。



(敬称略)
タグ:田辺大根
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