SSブログ

葛城古道 彼岸花の咲き初めのころ [町道!街道!眠り未だ足らず]

高鴨(たかかも)神社。
blog51葛城古道.jpg

日本の「かも」のつく神社の元祖。
元祖というのも変ですね。
総本社といえばいいものかどうか。

大昔には鴨氏の王国があったのかも。
鴨氏の後は葛城王朝が栄えたのかも。

だから!このあたりには
古い神社や神さまが多いような。

それらにはたいてい!
「鴨」か「葛城」かの
どちらかが名前に入っています。

金剛山と大和葛城山の東側山麓です。
葛城古道がつづいています。
blog52葛城古道.jpg

ほとんど
奈良県御所市を通っているのかな。

いにしえの風に吹かれて
吟行としゃれこみませんか。
blog53葛城古道.jpg



道路の法面に咲いている花。
blog54葛城古道.jpg

だれが植えたのやら。

田んぼの斜面にも花が。
blog55葛城古道.jpg

歴史がありそうな酒蔵。
blog56葛城古道.jpg

レストラン?!
blog57葛城古道.jpg

旧・名柄郵便局が
レストランに変貌しています。

あ!寄りませんよ~!
混み合っているから!
というより
なんだか高そうなので!すみません。

旧・局舎の裏は公園(?)になっています。
blog58葛城古道.jpg

大きな切手のオブジェなんかがあります。

(たぶん)農協の婦人部が
山菜おこわを売っていました。
blog59葛城古道.jpg

200 円!?
安いので買いました。

250g ほども入っているので
半分こして虫養いとしましょう。



ちょっと高台に
「いちごんさん」と親しまれている
葛城一言主(ひとことぬし)神社があります。

その下に広がる田んぼには
右も左も!どの畔も赤く燃えだしています。
blog60葛城古道.jpg

季節は忘れませんね。
彼岸花が咲き初(そ)めています。

「蜘蛛(クモ)塚」とは?!
blog61葛城古道.jpg

「男性のシンボル!?」
blog62葛城古道.jpg

大胆な思いつきですね。
最近!オトコ日照りですかぁ。

亀石だそうですよ。

道端の無人販売で
青柚子(あおゆず 100 円)を
買ってあげましょう。
blog63葛城古道.jpg

オトコのこと!忘れて!急ぎますよ。

こんな道ばかりなら
坂も楽しいのですが。
blog64葛城古道.jpg

綏靖(すいぜい)天皇の宮があったそうな。
blog65葛城古道.jpg

2 代天皇!
神武帝の 3 子かな。
このあたりの歴史!
神話を語れば面白いかも。
いかようにも想像が可能?!
古事記にも
けっこう面白い記述がありますね。



この古道には
お地蔵さまがたくさんおわします。
blog66葛城古道.jpg

九品寺の前のお地蔵さまが
一番すてきな社をお持ちです。
blog67葛城古道.jpg

「番水の時計」です。
blog68葛城古道.jpg

配水の順番が定められています。

クワイ(慈姑)?!
blog69葛城古道.jpg

道の真ん中の大岩。
blog70葛城古道.jpg

六地蔵さまが彫られています。

雨が降りそうな雲行きです。
唐辛子が濡れますよ。
blog71葛城古道.jpg

柳田川の流れるほうに帰りましょう。
blog72葛城古道.jpg

白川(!)ですね。

風化した花崗岩の砂で白い
京都の白川の川底に似ているような。



結局!詩歌は生まれず
徒労感だけがこの身を責める
古道歩きでした。
コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

本薬師寺跡のホテイアオイ 味味のランチ [解語の枯れ尾花]

今年も薄紫色の田んぼが見えます。
blog71本薬師寺.jpg

奈良県橿原市の
本薬師寺(もとやくしじ)跡の周囲です。

藤原京で天武・持統天皇が
ここに薬師寺を建立したとか。
その後!
平城京遷都で移築してしまったのですね。

それで「本(もと)」がついています。
現在!
本薬師寺跡と「跡」がつけられています。
それなら「本」はいらないのでは。

堂の礎石や塔の心礎が
たくさん残されています。
blog72本薬師寺.jpg

驚くほど。

移築のときには
まず!みんな持って行きますよね。
残されていても
1,300 年以上ものときの流れの中では
流用されて
持ち去られても不思議ではないのに。

年寄りたちが
礎石に座って弁当を食べています。
文化財保護法で指定されているのなら
規制が必要ではないのですか。



本薬師寺跡の周囲の薄紫色は
ホテイアオイの花です。
blog73本薬師寺.jpg

毎年 6 月ごろ
休耕田に植えつけられているようです。
blog74本薬師寺.jpg

花は 8 月の初めころから咲くようですが
9 月の中ごろを過ぎると
赤い彼岸花がコラボして
華やかさが増します。
blog75本薬師寺.jpg

このカメラでは
色の厳格な再現が難しいのですが
でも人によって表現も違いますね。
blog76本薬師寺.jpg

私は「薄紫」と見えるのですが
藍色だという人!青だという人!
すみれ色!空色!とさまざま。

葉柄の基部がふくらむので
布袋のおなかのように見えるから
ホテイアオイと命名されたのでしょう。

そのふくらんだ部分が浮袋となって
浮いて生育しているようです。
blog77本薬師寺.jpg

水深の浅い田んぼでは
根を土に降ろすので
成長がいいのか!花の数が多いような。
blog78本薬師寺.jpg

ただし!逆に
浮袋部分は大きくなりませんね。



ああ!
リンゴガイのピンクの卵塊があります。
blog79本薬師寺.jpg

なんとかなりませんかね。
いつまでも退治できないままですね。



連日!日中は歩きつづけて!
夜は睡眠不足ばかりで体がバテぎみ。

近鉄・畝傍御陵前駅あたりでランチにします。

にぎやかなところではないので
あんまり選択の余地はありません。

「中国菜館 味味(みんみん)」がありました。
blog80味味.jpg

「中国菜館」ですか。
「中華料理」じゃないんですね。

テーブルにあった氷水を
グラスに 3 杯も飲んだら
もうなにもいらない!という気分。

そうとう重篤なビョーキです。

ん!?
blog81味味ランチ.jpg

高くはないですね。
ランチは税込み 700 円!
台湾ラーメンがついて
ソフトドリンクがついて
ごはんのお代わりできるみたい。

ラーメンではなくスープなら 600 円!?

ビョーキですが食べます。
よく分からないので「本日の日替わり」を。
blog82味味ランチ.jpg

ザーサイと豚肉炒めでした。

まず!苦手(?)なラーメンを。
麺と具を食べたら(スープは残しています)
おなかがいっぱい。

でも!根性だぁ!
食べものを残すなんて悪い子は
祖母が草葉の陰から招きそう。

ザーサイ炒め!量が多いような。
鶏肉のから揚げの大きいこと。

ごはんもお惣菜もそれぞれ半分残してストップ。

サービスの甘い炭酸飲料を飲んだら
ますます食欲が萎えて行きます。

氷水を再度あおって
行きます!
行きました!
ラーメンのスープ以外は完食。

ごはんのお代わりなんて!夢のまた夢。

少しでいいから
どこか!道端でもいいから!休みたい。
ここで眠れば
永遠に目が覚めないような気もしますが。
コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

新世界市場セルフ祭 カツサンド [通天閣が見える]

昨日(2018/09/16)のこと。

「息子が怪しげな女に首っ引きになり」
「帰ってこなくなった」と
ぼやくおばさん!いや!おね~さんが
「お茶をしようよ!おごるから」
なんていいます。

だいぶ!ショックのご様子ですね。

どうでもいいけど
「首っ引き」じゃなく
「首ったけ」といったほうが
学があるように思われますよ。

いいじゃないですか!
息子といえども他人の人生!
どんな女とエッチしようが
放っておきなさい。

あばずれでも!不良でも!
淫乱でも!バツ 5 でも!
フーゾクで稼いでいても!
愛人商売でも!それから、、、!

「どうでもいいけど」
「あんたの辞書には」
「普通の女はいないのかい!」

どんなショーバイの女性でも
気立てのいいものはいい!
悪いものは悪い!
一生治りません。はは。



それは笑ってうっちゃっておいて
どこに行ったらいいのですか!?
おばさん!いや!
おね~さんのホームグラウンドは。

通天閣の下!?
想像だにしませんでしたね。
すごい!
なにがすごいか分かりませんが。はは。

近道しようとしたら
ありゃ!?
シャッター街(失礼!)の
新世界市場が狂乱(!)しています。
blog81セルフ祭.jpg

「己を祭れ。セルフ祭」(2018/09/15・16)
というのを開催中?!

「能勢妙見山」ののぼりはなんですか。
blog82セルフ祭.jpg

よしず掛けの舞台を作っていたり。
blog83セルフ祭.jpg

もう 14 回目の開催だそうな。
blog84セルフ祭.jpg

「みんな~変化(へんげ)しよ!!」とかで
あっちもこっちも
妖怪(かどうか知りませんが)に化けた
普通の容姿じゃない人だらけ。

なにかのパフォーマンス!?
blog85セルフ祭.jpg

みんなみな!
ただただ!気持ちが悪い!(すみません)



新世界市場を北に抜けたところの
通天閣本通商店街の
「喫茶・いづみ」に呼び出されました。
blog87.jpg

いつも「レスカあります」と
貼ってあります。
blog86.jpg

「レモンスカッシュ」のことですね。
半世紀前の大阪の令嬢風(?)の人は
男性と喫茶店に行ったら
注文していたそうな。

私も一瞬昭和の令嬢然として
「レスカ」といいそうになりましたが
ご馳走になるのに
主より高価なものを注文する訳には
平成の常識人(私のことじゃ)はできかねて
「アイスミルク」なんて!ね。

「どうしたの?!」

息子さんが怪しげな乳を
しぼっているのかと思ったもので。

「思い出した!またハラが立つ」

すみません。

店のおばあさん(老店主?)が
シロップを持ってきてくれました。

コーヒーでもなんでも
普段は甘味を使わないのですが
シロップを入れてみると
おいしいじゃないですか!

シロップを全部入れて
牛乳が減ったら
水を加えて飲んでしまいました。

私は半世紀前の脂ぎったおやじかよ!



翌日の新世界市場。
blog88.jpg

元のシャッター街にもどっていました。

昨日!おね~さんが
「グリル梵の」
「ヘレカツサンドを食べなさい」と
いっていましたが
そこは知っています。

食べません。
1,800 円もするから。

「じゃ!新世界市場の北の入り口の」
「肉のさかもとの」
「ヘレカツサンドにしなさい!安いから」

といっていましたが
「肉のさかもと」の上ヘレカツサンドでも
1,600 円ですぞ。
blog89.jpg

でも「肉のさかもと」には
460 円(税込み)のカツサンドもあるのです。
blog90.jpg

目前でカツを揚げて作ってくれました。

カツサンドなんて自分で作ることもなく
コンビニか
スーパーのパン売り場で買うのも
10 年に 1 度もあるやら。

揚げたてを頬ばれば
世のわずらわしさをしばし忘れます。



大阪メトロで帰ります。

動物園前駅のトイレの非常ベルが
けたたましく鳴っています。

みんななにごともない顔で通り過ぎるので
私も聞かないふりをしていましたが。

トイレの中で
大変なことが起こっているのかも。
助けを求めているのかも。

「なかもず」行きが目前で出て行きました。
3 分後「天王寺」行きがきましたが
これには乗りません。
さらに 4 分後
「なかもず」行きがきたので
乗らなければなりませんが
まだ!非常ベルが鳴っています。

ああ!情けない気もします。
試されているような気もします。
コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

春鹿 酒蔵まつり 2018 [南都有情]

近鉄・大阪なんば駅に
日本の酒どころ!
灘五郷のラッピング車両が入ってきました。
blog51.jpg

阪神電車?!
相互乗り入れしているのですね。

奈良に行きます。

裏方を依頼されて働いて(?)いた
あるパーティがトラブって
昨夜遅く!
正確にいえば今日になってから帰宅。

夕刻から生ビールしか口にできず
酔眼朦朧(すいがんもうろう)のまま
それから
未明まで仕事(?)をしていたので
疲労感が強い。

大阪なんば駅にだれもいません。
あわててくることもなかったですか。

いや!違います。
はは。
近鉄奈良駅で賢姉・大兄が待っていました。

じゃ!行きますよ。
今日(2018/09/16)は
清酒の春鹿の酒蔵まつりです。
blog52春鹿.jpg

まだ 10 時を少し過ぎただけなのに
歩行者天国になった蔵の前の道に長蛇の列。
blog53春鹿.jpg

昨年(拙ブログ 2017/09/18)の
蔵まつりよりにぎやかでは。

昨年は台風が接近していましたからね。
今年は雨の心配もなさそうです。

試飲をすませたので
蔵の中のどこかに落ち着きたいのですが
なんですか!?
blog54春鹿.jpg

立ち飲みの場所に
行くだけのため(?)の行列。

立ち飲みの(座り飲みでもいいのですが)
場所を探す人と
グラス売りの酒を買う人と
酒の肴を求める人とに分かれます。

私はこのまつりだけの限定販売の
「酒蔵まつり二〇一八」の列に並びます。
blog56春鹿.jpg

30 分以上並んでいましたが。
その間にバーコードの
注文用紙にチェックを入れます。
blog55春鹿.jpg

なるほど!考えましたね。

私が一番遅く帰ってきたのですね。
みなさん!すでにできあがっているような。

「あの!肴は?

私の分!これだけ?
blog57.jpg
blog58.jpg

みんなもうなにか!
おいしいもの食べたでしょ!?

限定販売酒をがぶり。

ああ!昨夜の生ビールの飲み過ぎを
忘れていました。
ころがって眠りたくなりました。

みなさん!蔵見学!してきてください。



日が高い中!
ふらふらと帰ります。

「ならまち」(行政の町名ではありません)の
築 100 年の町家
「にぎわいの家」にぶつかりました。

あ?こちらの
アラフォー(around 40)のおね~さんは

「以前(拙ブログ 2017/10/05)に
「ここでお尻がつかえました。

「失礼ね!事実無根よ」

では!みなさん!試してみましょう。
入場料はいりません。

「お!天井!高いなぁ」
blog59にぎわいの家.jpg

ここは吹き抜け部分です。

1 階はうなぎの寝床みたいです。
blog60にぎわいの家.jpg

2 階部分は 2 室!意外に狭く
天井も高くありません。

その 2 階の 2 室の間の出入り口。
blog61にぎわいの家.jpg

今回は上手にくぐるじゃないですか!
この家にお嫁に行けますね!はは。

向こうの狭い部屋にはいっぱいに
蚊帳(かや)が吊られていました。
blog62にぎわいの家.jpg

その入り口に合わせて
蚊帳の出入り口が作られています。

この部屋で
新婚生活をスタートしていたのかなぁ。

「他に考えること!ないの!?」

「ありましぇん。



たくさんの「乳房石」にご案内しましょう。
blog63元興寺塔跡.jpg

「これ!建てものの礎石じゃないの!?」

「ま!そうともいいますが。

「フントにもう!いいかげんなことばかり」

元興寺の東塔跡じゃないでしょうか。
東塔は京都の東寺の五重塔くらい
50m を越えていたのでは。

花街を通り抜けて駅に向かいます。
blog64.jpg

おなかが空きましたね。

え!?
みなさん!おなかがいっぱい!?
やっぱり!
私がいないうちに
なにか食べていたに違いありません!
コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

冒険家のキクイモ炊き込みごはん [七面鳥六目半ごはん]

台風 21 号の襲撃(2018/09/04)にあい
わが家のキクイモがどこかへ行きました。

放任栽培ですから
よそよりは可愛いとは思いますが
それでも 2m 近くはあったのですが
根元から数十センチのところから
3 本ともちぎれて飛んで行きました。

そのうち残った幹から
新しく芽が出るでしょう。
丈夫な作物ですから。

講談社編/園芸大百科事典/には
北米原産で明治の初めに渡来
各地にところ選ばず野生化しているとか。

一度栽培すると根だやしは不可能!?

イヌリンを多量に含むとも。

ともかく!すごい植物ですね。



そんな古くて
日本中で繁殖しているというのに
わが家にある山野草の料理の本には
調理の記述はもとより
その項目さえありません。

わずか 10 冊ばかりで探しても無理かも。

昭和の初めの
林春隆著/野菜百珍/にもありません。

野菜百珍には
「菊牛蒡(きくごぼう)」とか「きんま」とか
どう考えてもレアな野菜でもあるのに。

あ!
昭和 51 年(1976)発行の
山田幸男他著/続 山菜入門/には
記載されていました。

それには
キクイモのみそ漬けのレシピがあります。



今から葉を出してでは
キクイモの収穫!
多くは望めないでしょうから
早掘りしてみましょうか。

2 本は根っこだけでしたが
1 本にはイモのあかちゃんがいくつか。
blog95キクイモ.jpg

あかちゃんという表現は変ですけど。

これ!食べられます?!
キクイモですから食べられますよね。

炊き込みごはんのもと(山菜五目)と
ごはんを炊きました。
blog96キクイモ.jpg

キクイモ!
あまりおいしくはありませんが。
イヌリンが摂れればいいですか。

ん!?
イヌリンて!なんです?!



先日!
道端で若い男女が声をかけてきました。

「飲んでください」

冷えた「缶」を道行く人に配っていました。
blog97.jpg

日本人は
試供品とか試食品とかティッシュとか
健康に影響されそうなものを
堂々と配って
平気でもらっていますね。

危険に思わないのでしょうか。

ま!
おフランス人といってはいますが
厚かましいところは私も日本人ですから
疑いもなくもらいましたが。



他の雑草といっしょに生えていたキクイモ
はたしてこれがホントにキクイモなのか
食べてもいいものか!
よく分からない炊き込みごはんと
道端でもらった炭酸飲料でディナーです。

けっこう無鉄砲な冒険家になった夜です。



(敬称略)
コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理