住吉大社 初詣 2021

お正月もまだ 2 日。
まだ正午。
たいくつですね。

初詣でも行きますか。
“でも” つきの参拝では
バチがあたりますか。

体は不調！心は変調！財布は栄養失調！
風が哀調を帯びて通り過ぎます。

近くに行こ。
メンドくさいので。

住吉大社に行って
焼き冷ましの焼きそばでも探して
半額なら買ってランチにしましょうか。

いつもなら自転車で行くのですが
この気力のないままでは
寒風にこけそうです。

電車で行きます。
路面電車の阪堺電車に乗れば一直線。
しかし！阪堺電車の駅まで
10 分で歩けるやら。
なんだか！遠いと思ってしまうなまけ心。

大阪メトロで天下茶屋駅に行き
天下茶屋駅から南海電車に乗れば
正味乗車時間は合計 12 分！
急行があれば 10 分。
案外！近いじゃないですか。
でも！それには 2 回も乗り換えしなければ。
乗車時間より乗り換え時間が長そう。



そんなことまでしてきましたが。

この新型コロナウイルス禍の
正月も 2 日で！
意外に多い参詣客。


反（そり）橋（太鼓橋）を渡って行きます。


私は渡りません。


あの橋は神さま専用の橋だと思うからです。

「母はほんとうの母ではない」
“五つの私” に “母” がいったのです。
あの橋のトップで。

川端康成作の “反橋” の中のはなし。

“五つの私” は
驚いてころがり落ちそうですが
落ちていませんね。
でも！それから一生
心に深い影を抱いていたのでは。

たぶん！
“五つの私” は川端康成自身。

そんな逸話が似合いそうな橋。



境内は寂しくないですね。


やかましいのは口々に無節操に
マイクで叫んでいる多くの警備員の声。


いつもの正月の
なん分の一かの人出かも知れませんが。

しかし！焼き冷ましの焼きそばがない！？

焼きそばだけではありません。
境内の内外に露店が 1 軒もありません。
例年なら！馬に食わせるほど！いや
ゴジラに食わせるほどあったのに。

ふしぎな新年の景色です。



おなかがすきましたね。

南海・住吉大社駅の下で
粕汁を売っていました。


300 円。


山中を徘徊していたら
これだけの量のランチで
満足しているかも知れないのですが
正月のゆるんだ身心では
よけいにおなかがすいたじゃないですか。

粉浜（こはま）商店街をさまようものの
シャッターが降りている店舗ばかり。


コンビニに寄れば
バナナ（カステラ）がありました。


長い間！遭遇していませんでしたね。
おにぎりと
なぜか！ウイススキーも衝動買い。はは。

住吉大社にもどります。

「御田（おんだ）」のアイガモを見ながら
食べようかと思ったのですが。


冬景色のまま！なんにもいませんね。
風がやんで！陽射しがあたたかいうちに
“バナナ” を食べましょう。



（敬称略）