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陶王子2万年の旅 はるか [活動写真]

映画「陶王子 2 万年の旅」を観ました。
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陶磁器の 2 万年の進化!
歴史をたずねたドキュメンタリー。
カメラは日本から中国!メソポタミア!
ギリシャ!エジプト!ヨーロッパ!
宇宙と回りますが。

壮大な人類史なのですが
なにか!よく理解できませんでした。
無知なものは辛い。

陶磁器でできた「陶王子」が狂言回しですが
この人形!必要なんですかね。
おカネをかけて
なんセットも製作したらしいのですが。



阿呆にはまず
「陶磁器」ということばが分かりません。
歴史を問うのなら
陶器と磁器を分けておかねばならないのでは。

ん?!
では!土器とはなんじゃらほい!?

勉強嫌いで知識皆無のクセに
遺跡の発掘現場にしったかぶりで
のぞいたりすることがありますが。

「須恵器(すえき)が出てきました」とか
「土師器(はじき)ばかりですね」とか
説明を受けたりして!しっぽを巻いて退却。
その器のイメージが湧かないぞな。

そんなことはおかまいなしに
はなしは進んで行きますね。

「2 万年」というのは
オーストラリアで発掘されたもの?!
日本の最古のものは
青森県で見つかった
1 万 5 千年前の縄文土器だそうな。

昔の定義はともかく
縄文時代の土器だから縄文土器!?
縄文土器が出たから縄文時代?!
その辺さえ!私は知りませんですがな。

縄文土器は
世界で稀有な意匠(デザイン)らしい。
たしかにシロート目にも
すごいものを作っていますね。



ああ!
土の焼きものはすべて
「陶磁器」という代名詞を使えばいいのかな。
それに見た目が粘土でなくても!石でも
陶磁器の原料はすべて土と呼べばいいのかも。
すかすかの頭の中は大混乱。

では!
火に入れて焼きかためられていなかったら
土器ではないのかな。
やめましょう!下手の考え休むに似たり。

陶磁器の茶碗とかを
「瀬戸もの」とか
「唐津もの」とか呼んでいます。
地方によって
どちらかの呼称を使用している?!
私の祖母はどちらも使っていたような。
母の記憶はありません!はは。

あ!大昔に勤めていた会社の関係先に
陶(すえ)でしたか
陶田(すえだ)でしたか
そんな苗字の人がいましたね。

瀬戸ものじゃなく「陶(すえ)もの」と
呼ぶ地方があるのかも知れません。

ん!?
「陶(すえ)」とは須恵器の名残り?!

やっぱり須恵器の
勉強から入らねばなりませんかね。



上映後
柴田昌平監督とゲストの
トークショーがありました。
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自分の器を決めて大事に使う習慣は
日本独特のものだといっていました。
なるほど!

そういえば
一番最初の勤務先では
まず!マイ湯呑み茶碗を
買いに行かされましたね。
たくさん入るものがいいと思い
大きいものを買ってきたら
お局さまに「みんなに合わせろ!」
「扱いにくい!」と叱正されたような。

それから出張かなんかで
陶磁器の有名産地に行ったとき
500 円ほどの茶碗を
「5 千円で買ってきた」と吹聴し
入れ替えたら
「高価なものは家で使え!」とまた
叱られたことがありました。

そのつぎからの職場の茶碗の記憶は
まったくありませんが。

思えば日本には陶磁器産地が多いですね。

京焼のように
京都で焼いているから京焼ではなく
九谷焼とか備前焼とか
特徴がシロートでも
なんとなく分かるような産地が多いですね。

監督は
100 円ショップの茶碗を
評価していないようでしたが
すごいと思いますがね!
実用的には
あれだけクオリティの高いものが
あんなに安く!?

その供給方法も知りたくなりませんか。

100 円ショップの茶碗でも
愛着のあるマイカップになりますけどね。
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