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書店でランチ ジャカランダ散るころ [昼定食]

大阪メトロの谷町線の天王寺駅から
四天王寺に向けて歩いていると
ん!?
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こんな店舗!今まで気づきませんでしたが。
「スタンダードブックストア」
これが屋号?!
書店らしくありませんが。

屋号はどうつけようが勝手ですが。
芭蕉がなくなった花屋仁右衛門の屋敷は
花を売っていたようでもないし
どこかに「たばこや」という旅館が
あったような記憶がありますし。

カフェでしょうか。
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好事家の集まりそうな造作ですね。

日替わり定食をいただきます。
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この日は焼き豚。
税込み 880 円。
どうも上品過ぎて
私とは趣味が合わないような。

2 階が書店とギャラリーになっていました。

真っ先に面白そうな
料理本を集めた棚が目に入りましたが
私の趣味に合わない料理人の本が
優遇されたように展示されていたので
おいとまいたします。すみません。



谷町筋の向こう側に
堀越神社の丸太(!)の鳥居が見えます。
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境内の木の下にアジサイが咲いていました。
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おおいかぶさってくる無数の
アジサイばかリ見ていると
こんな小さな花園に安らぎます。

手水(ちょうず)の出水の筒が長い。
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新型コロナウイルス禍で
柄杓(ひしゃく)を使用しないで
清められるようにしているようです。
これは「かえる石」のそばの手水。



一心寺の三千仏堂の壁に
ノウゼンカズラの咲く季節。
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花数が少ないような。
これから咲くのかも知れませんが。

一心寺の塀から外にあふれ出ている
ジャカランダの花。
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花数が少ない。

境内側に回ります。
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花期が過ぎているのでしょうね。
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開山堂の前に
「大正八九年流行感冒病死者群霊」の碑。
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1918 年から 1920 年にかけて
感染爆発した「スペイン風邪」が
日本でも猛威をふるったのですね。

「スペイン風邪」といっても
スペインが発祥地でもないようです。
「風邪」というより
インフルエンザウイルスの仕業でしょうけど。

世界中!大変な惨禍。
日本は比較的
小さくすんだともいわれていますが
それでも 39 万人が犠牲。
人口の 0.7 %もが亡くなったらしい。
今の日本の人口規模で計算すれば
85 ~ 90 万人くらい!?

新型コロナウイルスに感染した人は
今日現在!人口の 0.6 %くらいでしょうか。
その感染者数の 0.18 %が死亡。
スペイン風邪に比べたらすごく小さい。

比べることが不謹慎かも知れませんが。
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淀川の河原パッチ [小市民ぼうちぎり]

淀川河畔で休憩です。
休憩ばかりの人生です。
もしかして!休憩が本職かも知れません。

右岸の河川敷の広い芝生。
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バーベキュー用の広場かも知れませんが
たぶん!新型コロナウイルス禍で
人影がありません。

水際は芦の天下ですが。
背丈はさほどないけど
竹の林(!)もあるのですね。
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芦の葉で
柔肌(?)をこすりながら進みます。
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水際に出ました。
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下流に阪急電車が通っています。
十三(じゅうそう)大橋あたりですね。

あちらまで水際を歩いてくだりましょう。
が!それは無謀なこととすぐ気づきました。

芦の中の道とおぼしきすき間をたどれば
すぐ!行き止まり。
道をかえてもすぐ!川にあたるだけ。

引き返して!大道を行くことに。
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そう!こんな飛鳥時代の官道みたいな
正しい(?)道でなくては。

が!これもやがて紛れるさだめでした。
十三は遠い。

まっすぐ立った芦の回廊もあります。
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美しい。
迷いながら感動したり。



ぎゃっ!全裸死体!?

イギリスの麦畑のミステリーサークル状に
芦を倒した中に
裸の男性が寝ていました。

すっぽんぽんです。

「河原パッチ」です。

河原パッチとは花街のことばですが。

パッチはズボン下というのか!
股引(ももひき)といえばいいのか
男性用の長い下着。
おもに関西でよく使われていることばかも。

京都の花街の舞妓は 13 歳で水揚げです。
オトコはんに抱かれてオンナになって
芸妓になるのどす。

そのときに!まだこどもの舞妓は
どうしたらいいか分かりません。

置き屋のおかあさん(女将)から
「河原パッチ」と教えられます。
つまり!股を広げて動くな!です。
なにもしなくていいのです。
しないほうがいいのです。
パッチを洗って河原に干している状態のまま。

そうすると!おカネがあって
水揚げが 3 度のめしより好きな
じいさんが「うほほ」といって!
いわなくてもいいのですが!
オンナにしてくれていたようです。
知らんけど。

おカネも地位もなく
欲望だけある貧乏人はうらやましく
そんなじいさんを敬意(?)をこめて
「ひひじじい」と呼びます。知らんけど。

あ!昔!むかしのおはなしですよ。
現況はどうでしょうか。
伝統は守りたいものですが。
今の舞妓は
昔の芸妓の年令で就職(!)してきます。
そんなにウブとも思われませんが!知らんけど。

それに!カネは腐るほどあっても
「うほほ」じじいは
なにかと制約!縛られている昨今。

なんてことを考えましたが
このむくつけき(失礼!)男性の
全裸の河原パッチ!
なぜか!
こちらが赤面して小走りに過ぎました。

お愛想に「うほほ」と
いってみたらよかったのかも。

しかし!先日(拙ブログ 2021/06/04
水着の男性に出会ったばかリ。
もうイヤ!
ここは私のきてはいけないところかも。



穴がつづいている地面もあります。
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わが家の周囲のこんな穴は
クマゼミの出てきた穴なんですが。

芦の回廊から抜け出て
背丈のない草原を行きます。
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これも芦なんでしょうか。
草丈が極端に違う草原が
棲み分けているような。

どこをどう歩いたのか
結局!
元の新淀川大橋の下に帰ってしまいました。

芦原を大きく回ってきただけでした。

十三に行くのはあきらめて帰ります。

淀川取水場(阪神水道企業団)の垣根に
ノウゼンカズラが咲いています。
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ゴミだらけの中。
見る人もないまま。
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うらやの一日定食 大阪は勝つ [食い逃げ未遂]

ひと口に「なんば駅」といっても
いろんな鉄道路線がからみあって
地下通路と地下街が
アリの巣より秩序がなく延びていて
他国からきたものには
方角が分からなくなります。

いつも地上に出て
私的にランドマークと
決めているものを探します。はは。

この地上に出るエスカレータは
「お急ぎの人のため」
「左側をおあけください」と
アナウンスが流れています。
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最近は珍しい。

片側をあけることなく
また!歩くことなく
乗るようにいわれていますが。

半世紀ほど前の
阪急電鉄のアナウンスの
「片側をあけろ」が嚆矢(こうし)かな。

たちまち日本中に広まった習慣(?)も
最近は消滅して行きましたが。

ここは大阪メトロの四つ橋線あたり。
難波元町のラブホ街を確認して
私は方向を知ります。



ランチどき
私好みの中華料理店に行きますか。
好みは懐中に合うというくらいですが。

ん!?
こんな店舗!ありましたか。
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「うらや」!?
なんとイジけたような屋号。

「八百屋とごはん」
「身体に優しい定食が一日中食べれる食堂」
なんて!おいしそうなことを書いています。

脱線しますが
「食べれる」は
日本語として認められたのですか。
「食べられる」じゃないと
日本語学校では
長い間!叱正されていましたが。

大きなメニューがあります。
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「一日定食」「元気定食」「回復定食」等々。
名前にひきつけられて入店。
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店の奥の窓外に農園みたいな緑が見えます。
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なにか知りませんが。

みんなよく見えるのですが
とりあえず!最初に書かれている
「一日定食」をいただきます。
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この日のメインディッシュは
タイ(鯛)の和風あんかけでした。

それに体によさそうなおかずがたくさん。
税込み 1,100 円。

おいしかったのですが
財布は不健康になりますね。



道頓堀川の川沿いを歩いて東に帰ります。

御堂筋の道頓堀橋に着きました。
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俳句や短歌らしいものを
たくさん貼りつけているものがいます。
その中のひとつ。
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「大阪が 東京に勝つ コロナ感染
「人が倍にへの 四月十三日

ははは。字あまり。
でも!いいたいことは分かります。
4 月 13 日(2021/04/13)に
新型コロナウイルス感染者が
東京の感染者より
大阪のそれが倍以上出たというのですね。

勝った!勝ったぁ~!
大阪の土着の人は大喜びでしょう。
なんでもいい!勝ったらいい!

大阪は東京にライバル意識や
けんかを売る人が多いのですね。

天童よしみが歌っていますね。
「負けたらあかんで東京に」(道頓堀人情)
なんてね。

しかしね。
なんでも「負けない」というときには
もう!力の差は歴然とついているのですよ。

古くは
60 年安保(旧俗称・日米安全保障条約)闘争とか
最近の日韓慰安婦問題とか
いずれにしろ負け犬のほうが吠えますね。

まぁ!勝つ!勝つ!と叫ぶしかないですか。

 五年連呼勝勝勝
 原子弾下喫全敗

5 年間!勝つ!勝つ!勝つ!と
みんなで連呼していたら
原子爆弾を食ってあじゃぱ~になったとか。
豹軒(鈴木虎雄)の七言絶句の一節。
あじゃぱ~の二の舞にならないようにね。



しかし!まぁ!めでたい。
新型コロナウイルスに感染して
亡くなった人はダントツに日本一。

自宅療養のままで死んだ人も多い。
ホントに医療崩壊していないのやら。
哀れさがつのる夏。



(敬称略)
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長居植物園 透百合の無人島 [解語の枯れ尾花]

新型コロナウイルス感染症の
緊急事態宣言中は
大阪市内の
ミュージアムも植物園も動物園も
みんな閉園していました。

行く予定はないのですが
あちらもこちらも自粛!自粛といわれれば
お勉強家の私なんか(ウソついていますが)
息が詰まりそうでした。

そんな自粛中の 2021 年 6 月 19 日
マサヒロの死亡の報が入りました。

天王寺動物園の「奇跡のニワトリ」です。
餌用のひよこの身分で
肉食獣に食われず
おとり餌になっても生き延びて
ついに 2017 年の酉年(とりどし)の元旦には
スターに出世していましたが。
拙ブログ 2017/01/03



その緊急事態宣言が解除されたようです。
天王寺動物園も開園できますかね。

近くの長居植物園は
今日(2021/06/21)から開園!?
お勉強家の私はかけつけますね!当然。

開いていないじゃないですか!
門扉の前でおばちゃんたちと
「お~い!」と呼んだら
警備の人がやってきて
「開園は 9 時半ですよ」!

ははは。
朝の早くから騒がないように。



その間に朝食を摂ります。
といっても!行くあてが数ある訳でもなく
知っている店舗になりますね。

長居商店街の「喫茶 りんでん」に。
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今日は一番高い(税込み 600 円)
「モーニングサービス」をいただきます。
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スクランブルエッグとベーコンと
野菜サラダとバナナ片とトースト。

ちゃんとしたおしぼりを出してくれました。
最近は少なくなって行きますね。



長居植物園の正門から入ります。
ここ!なん年か!意識はしないのですが
南門から入園し
反時計回りに歩いていましたが
今日は時計回りに散策します。

花手水(はなちょうず)が!
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柳谷観音が嚆矢(こうし)かも知れない
アジサイの花手水。
これ!ダリアも入ってませんか?!

大池のスイレンが咲いています。
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ガマの穂があがってきています。
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アジサイの谷は少し寂しい。
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「あじさいフェア」は
緊急事態宣言中でしたか。
だれも見ないうちに終了?!

今!花手水に
どんどん使える花の数ではないのかも。

小池のほとりで半夏生(はんげしょう)が
待っていてくれました。
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ニワウメの実の季節。
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生食できますよね。
でも!鳥も食べていませんね。

ダリアは咲き乱れています。
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ヘメロカリスの丘がはなやか。
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向こうに見える青紫色は
ジャカランダの喬木ですね。
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スモークツリーとコラボしています。
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大池の無人島(!)には
今が盛りのスカシユリ(透百合)の群落。
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見てもらえるときに
開園になってよかったですね。
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しかし!池の上には波状雲?!
なにかの前兆でしょうか。



自然史博物館の特別展
「大阪アンダーグラウンド」は
ちょうど!緊急事態宣言中に開催でしたか。
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1 週間!会期を延長していました。はは。

大阪の地下の科学です。
難しいことは理解できませんでしたが
大阪の地下水を使った製品の展示には
足が止まりました。
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ほぼ!酒ですね。はは。



南門の内側のイペ(コガネノウゼン)に
豆のようなサヤがたくさん。
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結実するのですね。

イペの前の流れに少女がひとり。
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裸のままで!寂しそう。

わが家で生まれたカワニナを少し
放してあげましょう。
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にぎやかになると!いいですね。
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源ケ橋夢幻 自由の女神像消滅か [わが街・大阪ブギウギ]

なんという趣のある商店街でしょう。
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夜の遊廓のような看板が並んでいます。
夜の遊廓を知りませんが。

正午近くですが。
シャッターが降りている店舗ばかり。
たまたまなのか
私が通るときにはいつもこんな闇(!)の中。
源ケ橋(げんがばし)商店会と書かれています。

「源ケ橋」の交差点。
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たこの足には少し足りないけど
多くの道が交差しています。
たぶん!昔は!その道は
川とかクリーク(水路)だったのでは。
埋め立てられて久しいけど。

ここに猫間川(ねこまがわ)筋が
通っています。
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ちゃんと川はあったのです。

「高麗(こうらい)」が「こま」に
さらに「猫間」になったようです。
どうしてそうなるの!?

悪党の渡し舟の船頭が
改心して僧侶になって
伽羅(きゃら)の木で架けたものが
源ケ橋の嚆矢(こうし)だそうな。

悪党の名が源兵衛
出家して有源と名乗ったから源ケ橋。
どこまでホントの地名伝説やら。

ここはJR寺田町駅の近く。
生野区という認識があるのですが
おおげさですが!数歩歩けば
天王寺区!阿倍野区!東住吉区!生野区に
すぐ越境してしまう
区が角つき合っている地区のようです。



交差点から生野商店街のアーケードが
ほぼ 1km つづいています。
5 つの商店街が連なっているのですがね。
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アーケードの外ですが
「源ケ橋温泉」があります。
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温泉といっても
草津温泉とか有馬温泉とかのような
観光地の天然温泉ではなく
大阪市の公衆浴場(銭湯)には
よく!そんな屋号が見受けられます。

源ケ橋の親柱があります。
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伽羅(きゃら)の木製ではないですがね。

この温泉(!)に自由の女神像が 2 体!
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すごいですね。

ん?!
にゃんこが休憩しています。
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この源ケ橋温泉!廃業しているのですか!

おら!知らにゃい。

国の登録有形文化財の
昭和初期の建造物とともに
「自由の女神像」が
消えるさだめにあるのですか。

昔!
ホンモノのニューヨークの自由の女神像を
消したマジシャンがいました。

台座からトーチの先まで
100m 近くありますけどね。
それを完全に消してしまい
また!出現させました。

タネは単純。
夜に観客を船に乗せ
船と女神像の前に
黒いカーテン(!)を
2 機のヘリコプターで吊り
目隠しをするというもの。
たぶん!そうだったと思いますが。

無茶苦茶大がかりの仕掛けと
費用のかかるマジックです。

そして!その演出に
腐心しなければいけませんがね。

いきなり!パッと
消えたように見せなければ
驚きがないですからね。



古い団子屋があります。
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「亀や」でみたらしだんごを買います。
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1 串税込み 50 円。
安いけど!小さい。はは。



あれ!?
ランチのボードがあります。
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団子屋さん!ランチをしているのですか!?

違いました。
ここの横の道を入ったところのレストラン
「うみどり食堂」のものでしたか。
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この店の看板にゃんこに招かれて(?)
入店したものの!
「ワインバル」とあります。
私のなじみのないところかも。

「ごはんもの」をもらいます。

前菜がきました。
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「真鯛のムニエル カポナータソース」
なるものがメインデッシュです。
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そうそう!これこれ
私のような
おフランス人にはなじみのソースだべ。

ウソついてすみません。
カポナータソースはイタリアンらしい。

税込み 800 円ざんす。
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