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秀次 漱石 信長の冬 かぼちゃ供養なし [平安京有情]

三条大橋を渡ります。
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豊臣秀吉時代の擬宝珠(ぎぼし)があります。

瑞泉寺に寄ります。
400 年前のこの境内は三条河原だったのかも。
豊臣秀次のこども 4 人と
側室や侍女の女性 34 人が処刑されて
造られた塚があったところ。

塚の上には
高野山で切腹した秀次の首を入れた
石びつが置かれていたそうな。

その石びつが残存しています。
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どうして秀次一族が葬られたのか
諸説ありますが
人間は権力を握ったときから
脳がどんどん腐敗して行くのですね。

それは今でもおなじこと。
顔や態度に如実に出てきます。
内外の政治家に共通する
傲慢(ごうまん)な態度を見よ。
政治家や政治屋が
腐った肉まん顔や!崩れたミイラ顔に
どんどんなって行きます。

権力者は
わずかな人の耳に心地いい進言しか
聞かないようになるのでしょう。

秀吉の身心も腐って行き
だれかの入れ知恵で
秀次を殺めたと私は思います。

瑞泉寺には菊の紋をつぶされた瓦がたくさん。
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明治になってだれかが
忖度(そんたく)したらしい。

いやはや。



三条大橋の上流の御池大橋のそばに
夏目漱石の句碑があります。
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「春の川を
「隔てて男(おとこ)女(おみな)かな

とっさに「鴨の川を」かと思ったのですが
それじゃ季語がないですね。

淫靡(いんび)です。
句の男は夏目漱石!
女はお茶屋の女将の磯田多佳。

関係はぬるぬるどろどろ。
男のほうが未練たらたら。
と!思うのは私だけかも。
他言は無用に存じます。
いってもいいですけど
人格を疑われても知りませんよ。



本能寺に入山します。
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「あせてなお 散らぬもみじの 本能寺

織田信長の墓の横の公孫樹(いちょう)は
葉を落として冬空に寒そう。
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本能寺の変の本能寺はここではないですが
本能寺の変の直後に
ここに移植されたといわれています。

朝の人通りの少ない寺町通り。
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南下すれば矢田寺があります。
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送り鐘を撞(つ)いて
カボチャをいただきましょうか。

が!深閑としています。
毎年 12 月 23 日は「かぼちゃ供養」のはず。
新型コロナウイルス禍で
昨年はなかったような。

今年もかぁ!?



ひとつ東側の新京極通りへ移ります。
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ゆるやかなくだり!
「京極たらたら坂」と知る人は、、、!
ま!あんまりいませんね。

まだ開店していない店舗ばかりの中
明かりがついている店にひきつけられます。
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あたしゃ!火に集まる夏の蛾(が)か!

だいたいこんな店はフランチャイズ店ばかり。
ここもそんな「ドトール」の
京都新京極三条店でした。

「ホットモーニング」なるものを食べます。
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パンにハムとチーズと
トマトがはさんでありました。
税込み 471 円。



さらに南に。

誓願寺の門前の「迷子の道しるべ」!
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左側に探しものを
右側に拾ったものを書いた紙を貼る伝言板。

わが姉・清少納言のにくまれ方
和泉式部の墓に参ります。
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蛸薬師(たこやくし)は
今日は失礼して通り過ぎます。
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錦天満宮の大願梅が
金柑か橘かの実と並んでいます。
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大願梅とは
願いごとを書いた紙をしのばせた玉です。

昼近くにもなると
錦市場がにぎやかになります。
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「京つけもの もり」で期間限定の漬けもの!
「柿かぶら」税込み 540 円を求めます。
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漬けもの好きには今夜が楽しみ。

湯気があがっています。
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「乙羽(おとは)」のむし寿司の季節。



(敬称略)
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