国産ビール 割烹でランチ 曽根崎心中

堂島のビル街の中に
「国産ビール発祥の地」の碑があります。


大阪市が設置した説明文によると
明治 5 年（1872）
「渋谷（しぶたに）ビール」が
製造・販売されたそうな。

ちょっと疑問を感じますが。

少量とか！実験的にとかで
ビールが醸造されたのはもっと前のはず。

商業生産なら
明治維新時に横浜にできた醸造所が
今のキリンビールになっていると
聞いたことがありますが。

「大阪」の
「国産ビール発祥の地」という意味かも。
「日本人が造った」「国産ビール」なのかな。

いずれにしてもケチがつきそうな碑。



「国産ビール発祥の地」の前にある
右に山本ビル！
左にミヤコビルと書かれている建てものに
多くの店舗がラグビーのスクラムのように
詰め込まれています。


2 階の「割烹 小森」でランチにします。

どこからあがったらいいのか
すぐには分からないような構造です。

昼の献立は 1 種類。


惣菜 8 品。
香のもの 1 品。
みそ汁に冷製スープ。
あさりごはん。

私好みです。
オードブル風に獣肉も魚肉も根菜もある
ちまちましたおかずがうれしい。

デザートつきで税込み 1,000 円。


ごはんのお代わり可。



ランチのみそ汁はシジミ汁でした。


ふと！思い出しました。
ここに東西に流れる
蜆川（しじみがわ）がありました。

南北に走る四ツ橋筋に
「桜橋」の碑があります。


ここがだいたい蜆川の半分あたり。
碑のある位置が
蜆川の南側！左岸だったのかな。

北にはネオンがひしめく通り。
こちらが右岸の堤だったはず。


「北新地」の看板がうるさい
東に歩きましょうか。

桜橋の碑があった左岸のほうを堂島新地。
右岸のほうは
曽根崎新地と呼ばれていたのかも。


蜆川の本名（？）は曽根崎川でしょうか。
近松門左衛門の「曾根崎心中」や
「心中天網島」の舞台です。

御堂筋に出ました。
蜆川はまだ先につづきますが。

川は完全に埋め立てられています。
川の上に！？
川のあったところにビル群があるのですね。

左岸のビルに
「蜆川跡」「しじみばし」の碑があります。


左岸を桜橋まで引き返します。


堂島薬師堂に参りますか。


今は奇抜な意匠のお堂ですが
聖徳太子のころからおわす
お薬師さまだとか。

大昔のこのあたりは
三角州か島だったのでしょう。
お堂のある島！堂島！
堂島の名のいわれともいわれています。