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お正月だから餅を食べる [お命!いただきます]

お正月です。
まだ。たぶん。

おしょうがツー!
和尚がふたりじゃありません。
半世紀前の林家三平(初代)の
ギャグをいってみても
すき間風が寒いだけですが。

「年賀だけでしのぶ
「ちいママのいる場末

風天の句。

年賀とは年賀状のことでしょうか。
たまにしのんであげるのが
人生というものでしょうか。

毎日顔を合わせていたら
最後には
角を突き合わせることになりかねません。
思いやりの欠けている私には。



毎年必ず買う訳ではないのですが
今年は餅が 1kg あります。
2、3 日は生きて行けます。

焼いた餅に
花かつおと数の子をトッピング。
醤油少々。
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正月ですからね。
といっても幼少期から今まで
「正月の数の子」の記憶は全然ないですが。
いつもは見向きもしないのですが
年末に味つけ数の子を買っていたのです。
清水の舞台から飛び降りる気になって
300 円ばかり。

青豆の納豆が到来しています。
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青ネギとマヨネーズといっしょに。
これにも醤油少々。

「練り粕」を買ってきました。
粕漬けや粕汁がすぐ作れます。
板粕より熟成しています。
このままでもなんだかおいしそうです。
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練り粕と生みそをつけて食べます。

韓国海苔のふりかけをもらいました。
キンパ(韓国巻き寿司)の海苔のように
油と塩の味がします。
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トッピングするだけでおいしい。
胡麻と甘味料も入っています。

白菜のキムチも。
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無難な味です。

私の得意(?)な味。
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梅肉(梅干をたたいたもの)を塗れば
なんでもおいしい。

冷蔵庫に残っていたチーズ。
焼き餅に 3 種類のせて
電子レンジで少しだけ加熱。
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醤油を落として!しあわせ。

バルサミコ酢とオリーブ油。
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意外にイケます。
好きな味です。
少々塩か醤油かをふってもいいかな。
やっぱり!私はおフランス人ですか。
おフランス人ならバルサミコ酢ではなく
ワインビネガーですかね。

土佐から到来の
葉にんにくのたれ(みそ味)に
マヨネーズを混ぜたものではどうでしょう。
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おいしい!

小島瑠璃子になってみますか。
焼いた餅に
永谷園の
「松茸の味 お吸いもの」をふりかけて
お湯をさせば「お雑煮」のできあがり。
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おいしい。
長年!
この吸いものを食べてなかったのですが
昔はもっと
「松茸」の匂いが強かったような。
もっとも加齢で
鈍感になっているのかも知れませんが。

おなじ永谷園の
「味わい茶漬け」「野沢菜」でしてみます。
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こちらのほうがよりおいしい!私には。

わが家のお雑煮の記憶がないものには
これで十分。
こざかしい(?)調理をする
必要がありませんね。
もっとも!この料理に
愛があるのかどうかと問われれば
自信がありませんが。
いや!立派にあります。
あるはずです。



(風天は渥美清の俳号です)
(敬称略)
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大阪の夏祭 ハモの皮 [お命!いただきます]

「団七も三婦も今宵は鱧の皮

八十八の句。

団七という男が
三人の婦人を手玉に取っている!?
上方落語の
三枚起請(さんまいきしょう)の
男女入れ替えた噺(はなし)?!

三昧起請は
悪い女と間抜けな男たちの噺ですが。

遊女が!年季奉公が明けたら
あなたのお嫁さんになりますと約束する書類!
すなわち起請文(きしょうもん)を
3 人の男と交わしていました。

そんな句ではありませんね。

「だんしちも さぶもこよいは はものかわ
と読みましょう。

三婦は「さぶ」という男の名。

人形浄瑠璃の
夏祭浪花鑑(なつまつり なにわかがみ)の中の
団七九郎兵衛と
釣船三婦(つりふねさぶ)の物語。

大坂(大阪)歌舞伎の夏の演目かも。

私には人形浄瑠璃や
歌舞伎の鑑賞眼はありませんが。
不調法で面白くもなんともありません。

だいたいストーリィが理解できません。

夏祭浪花鑑は侠客かなにか知りませんが
「きった!」「はった!」ばかり。
普通の世界のはなしではありませんね。



閑話休題。

その任侠の世界に生きる団七と三婦も
夏まつりの夜は
「鱧(はも)の皮」を食べているという
想像でしょうか。

「鱧」は関西の夏の味覚。
京都の祇園祭や大阪の天神祭のご馳走。

鱧は丈夫な魚で
海に遠い京都市内まで
炎天下を運んでも死ななかったそうな。

その鱧をていねいに食べます。
肝や浮き袋の内臓も湯引きして食べます。

アラでだしをとります。

皮も食べます。
鱧のすり身を作るときに皮をはずします。
その皮をあぶって刻んで売っています。

鱧の上身の料理は高価で食べられなくても
せめて!皮なら庶民でも手が届きます。

いや!値段にかかわらず
その皮がおいしく!なつかしいものらしい。

上司小剣の「鱧の皮」は
そんなはなしでしたね。(拙ブログ 2006/06/16



では!鱧の皮を買いに行きます。

ない!?

商店街の魚屋にありません。
そもそも商店街に
魚屋の数が減っていますが。

いつもの安売りスーパーに行きますか。
織田作之助のようにわずらわしく書くと
スーパー・サンディ!業務スーパー!
スーパー玉出にない!?

もう!安売りスーパーでなくてもいい!

スーパー・ナショナル!万代!サンエー!
北田辺味道館!イズミヤ!アオイ!
もっと回ったような。

もしかして鱧の皮があったのかも。
疲れてきて
探せなかっただけかも知れませんが。

今にも停まりそうなエンジン音の
くたびれた軽ワゴンを止めます。

「ガソリンで走ってるの?
「てんぷらの廃油を入れてんの!?

「うるせ~」

いつも渋い顔の居酒屋がいつになく
柔和な顔をして窓から顔を出します。

新型コロナウイルス禍で
いろいろな補助金や給付金があって
160 万円得た!?
なんだ!そりゃ?!

これから家賃補助の申請に行くとか。
いくらでも濡れ手に粟状態。

仕事している場合じゃないのですね。
もう!今年 1 年遊んで暮らせますか。

笑いが絶えないヤツに
鱧の皮なんかどうでもいいでしょうなぁ。

「ライフにあるやろ」と即返答。

スーパーのライフ!知っているんや!
安売り店にしか
仕入れに行かないと思っていたのに意外。
さすが!給付金の力!

私も灯台もと暗し!
家から近いのに
あまり行かないライフと阪急オアシスは
全然!念頭にありませんでしたね。はは。



鱧の皮!ありました。
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ゴーヤ(苦瓜)に
梅肉(梅干をたたいたもの)をまぶして
しばらくおいてから水洗い。
あらためて梅肉に味醂を少し落としたもので
ゴーヤと鱧の皮を和えましょう。
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この季節の大阪人は
鱧のすり身で作る
「あんぺい」を食べていたようですが。

想像すれば
はんぺんのようですが
とてもふわふわとしていて
やさしい食感。(拙ブログ 2010/07/30

あ!?
あんぺいが!

あんぺいではなく!白天がありました。
この白天もふわふわ感!いっぱい。

その白天を切って
鱧の皮と枝豆と塩昆布を混ぜました。
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団七や三婦が
どうしてヒーロー(?)になるんでしょう。
夏まつりの夜に
たまには考えてみるのもいいかも。

ビールを飲みながら
肴に鱧の皮をつつきながら。



(八十八は桂米朝の俳号です)
(敬称略)
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6月の鴨の脚 [お命!いただきます]

6 月になりました。

山椒の若い実の季節です。
早く買えば高価なのに実入りが悪い。
少し待てばプリプリの大実が出てきます。

雑務に追われて
欲にとらわれて
油断していると!
あっという間に店頭から消えます。
ほんの短いまぼろし。

山中を徘徊していても
見つけたらすぐ買わねば
その季節に 2 度と邂逅はなく
後悔の念にしばらくさいなまれます。

そんな大げさなものでもないですね。

大きな山椒の実がありました。
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こごみ(クサソテツ)も
いっしょに並んでいました。

こごみは 4 月のものでは!関西では。

日本には
緯度も高度もさまざまな場所があり
夏まで葉を出しつづける株もあるので
暑くなっても
収穫できないこともないでしょうけど。

私が栽培してみたささやかな経験では
5 月の連休を過ぎたら望み薄でしたが。



こごみの頭のところを湯通しして
醤油と昆布茶のだし汁をくぐらせてから
ちらしずしにのせてみます。
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スーパーの 159 円のすしが
高級品になりました。

高級品といい切るには語弊がありますが
貧家の食卓には十分楽しい。



こごみの軸の部分も柔らかい。

やっぱり茹でて!
人参と刺し身こんにゃくと竹輪は
薄く切って湯通しして
みんな水にさらしてから
水切り籠でよく水を落とします。

好物の小口切りの青ネギといっしょに
味噌マヨネーズでいただきます。
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ジョッキに氷を詰めて
ビール(新ジャンルですが)を注いで
飲みます。



なにを思ったのか
たぶん!オトコの入れ知恵でしょうけど
あるおね~さんが
「鴨の脚(かものあし)」だったか
「雁足(がんそく)」だったかを
欲しいというから
奈良の室生寺だったか
京都の鞍馬だったかに
こごみを採りに行ったことがありました。

まだ!そんなに
市場に出ていない時代だったので。

「鴨の脚」「雁足」は
「こごみ」だと解釈して。

そのおね~さんが
ビールのオンザロックが好きでしたね。

もっとも!もうひとりいましたが
そんな飲み方の好きな女性は。

みんな!おばさんになっているでしょうね。
ちょっと怖い。
会いたくはありません。



あら!?
今思いついて(思いついたような気がして)
刺し身こんにゃくと竹輪を買いに走ったのですが
以前にも(拙ブログ 2016/05/09
おなじ料理と
おなじようなことを
このブログに書いていますね。

ほぼおなじとは。
気持ち悪い。

学習も進歩もない人生です。
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柿ジャムのたづくり [お命!いただきます]

もう旧聞に属するはなしですが
正月に餅を焼いて食べました!人並みに。

年中あるのに
最近!食べた記憶がありません。
正月がなかったらずっと忘れているところ。

正月だぁ~!餅を焼くぞ~!
ま!そんなにテンションを
あげるほどのことでもないですが。

大みそかに作っておいた
干し柿のジャムをのせて食べました。
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大みそかになっても
あい変らず!ないないづくし。
服もきものも友人も
夢も希望もありませんでした。

そんなもん!なくても
泣くこともないのですが
ただ!命とおカネがほしい!
大欲張りです。



大みそかに嘆息して見あげれば
干し柿があるじゃないですか!
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秋に渋柿を見つけるたびに持ち帰り
むいて干しておきました。
大小品種さまざま。
50 個はないかも知れませんが
相当な財産(?)です。はは。

その中からいくつか
種子を抜き!
きざんでブランデーに 1 日つけて
少し柔らかくしてから
電子レンジで加熱してみました。

ブランデー!多過ぎ。
ジャム状になりましたが。
ブランデーの味ばかり。

小鍋に移し
蜂蜜を加えて少し加熱して混ぜました。

塩を振ろうかと思ったとき
赤味噌があったので加え
冷えたとき多少固めたかったので
バターも練り込みました。

ま!味噌とバターはいらなかったですね。
よいこはマネしないように。

さらにいえば水で柔らかくしたほうが
クセがなさそう。



干しアミを空煎りして
私の柿ジャムと混ぜました。
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冷めたときのほうがおいしいような。
ブランデーの味が強いので。

ごまめ(干したイワシ)を空煎りして
柿ジャムと
収穫したピーナツ(拙ブログ 2019/12/27)を
茹でて加え
みりんで照りを出したら
私流の「たづくり」のできあがり。
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人にあげたり!売りものにするには
もう少し工夫が必要でしょう。

しかし!
缶チューハイはなん本か飲めましたよ。
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ヘチマ?! たわしを食べた [お命!いただきます]

「ヘチマ」が店頭にありました。
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もう季節が過ぎたのでは。
昨年 10 月の頭に
食べたとき(拙ブログ 2018/10/04)に
「もう今年最後の収穫」と
いっていたような。

ふと!思い出しました。

あのとき!私が食べたのを知って
「食べたかったなぁ」といっていた
アラフォー(around 40)のおね~さん。

「だれにもいわないで」といって
いっていましたが
そういわれるとよけいに
口がむずむずするんですよね。

ま!そんな前ふりをしながら
3、4 人ににぎやかにはなしていたので
ここでいっても
そう罪にはならんでしょう。

大昔のカレが
ヘチマのみそ汁が好きだったそうな。

カレは薩摩か琉球の出身だったのでは。



「ちょっと苦味が出ている」と
青果店のおじさんがいっていましたが。

「ヘチマのおね~さん」にあげようと
大阪に持ち帰ったのですが連絡取れず。

薄情な性格ですから
いつのまにか縁が切れた人!多数。

自分で食べます。

皮をむいてスライス。
生のまま!ポン酢をかけてみます。
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ああ!多少苦いですけど食べられます。

乱切りにしてゆでます。

得意の(?)梅肉(梅干をたたいたもの)和え。
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ネギといっしょにマヨネーズと醤油で。
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口の中に繊維が残ります。
「たわし」!?
たわしを食べているのでは?!

焼いてみますか。
フライパンでバター醤油焼き。
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ますます「たわし」です。

ハムとチーズではさんで電子レンジで加熱。
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私だから食べられるのですが
だれも食べないでしょうねぇ。

豚肉とよく炒めたらどうかな。

酒を振って!砂糖を混ぜて!
田舎風の味噌で調味。
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豚肉だけ選んで食べるはめに。はは。



おね~さんにあげないでよかったですね。
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