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早かった!京都西山・大原野 [野道!山道!恋はけもの道!]

紅葉(もみじ)狩りに京都は西山へ。
平安京の前の都
長岡京のあったところらしい。

よく紅葉のニュースに取り上げられる
大原野(おおはらの)神社を目指します。

この里には
やたら長い参道を持った神社仏閣が多いのですが
大原野神社の参道も長いカエデのトンネルになっています。
まだまだ!その昔はそんなもんではなかったのか
1kmくらい離れた公道に昔の鳥居の跡がありました。あは。
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大原野神社の紅葉は
まだ恥らい始めたばかりでした。
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不思議な狛犬?がいました。
この前!京都御苑のそばの護王神社
猪(イノシシ)の狛犬?に遭遇しましたが
これは鹿(シカ)に違いありません。
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それもそのはずです。
創建が不純なんです。(ごめんなさい)
長岡京!つづいて平安京に遷都され
わが世の春を謳歌する藤原一族は
氏神の奈良の春日大社が遠くなり
参詣するのがメンドくさくなったのです。
遊ぶのに忙しいですからね。

「ええ~い!こっちに春日大社を作ってしまえ」
「カネならナンボでもあるわい」

それで建てた京都仕様の春日大社が
この大原野神社だそうですよ。

猿沢の池を模して「鯉沢の池」だってありますよ。
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大原野神社のすぐ横に
暗い石段があり古い門が見えます。
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勝持寺(しょうじじ)の仁王門です。
ここから寺までが長い。
つま先上がり薄暗い樹林を進みます。
明るくなったら勝持寺がありました。
みずからニックネームの「花の寺」の看板をかけていました。
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西行が出家した寺。
謡曲で有名な桜。
茅葺の建物を取り囲む400本の桜。
とかなんとかがあって
「花の寺」らしい。
桜の紅葉には食指が動かず遠慮して通過。

「なりひらもみじ」に期待して十輪寺(じゅうりんじ)へ。
十輪寺は
あの永遠の色男!
在原業平(ありはらのなりひら)の終焉の地なんです。

庭の「なりひらもみじ」は
やっぱり早過ぎましたね。
青いですね。
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業平の墓参をしました。
抱きしめられるほどの可愛い墓石でした。
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近くに塩竃(しおがま)の跡があります。
業平が塩を焼いたといいますが!果たして。
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この塩竃!尋ねるたびに形が変わっているんですが?!
気のせいでしょうか。

業平の墓所から見下ろす本堂は一見の価値があるかも。
神輿(みこし)の形をしています。
鳳輦形(ほうれんがた)という珍しいものでした。
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(2008/11/09記)
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